小谷元彦展 ハンス・コパー展 松井紫朗展 | ここで、そこで、いろんなところで

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日々の生活の中で想う、エッセイ未満のことたち

久しぶりの展覧会。


小谷元彦展へ静岡県美へ。

第一室は体験型の作品「インフェルノ」

豊田市美には「9THROOM」がある。

奈落に落ちていくような、天に登って行くような体感。


有機的で美しい作品たち。

「ファントムリブ」とは指などを亡くした後もそこに指があるかのような感覚のことらしい。

作品の中を漂っていると、皮膚におおわれているはずの自分が体外へ漏れ出していくような不思議な感覚になる。

作品に触れていないのに、触れているような感じ。

初出品の作品もあったけど、出展されていない作品もあったし、その場から受けるインパクトもあるので、森美でも観たかったな・・。

http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2011/02.php


初体験の静岡市美。

ハンス・コパー展。(6月26日まで)

左右対称の花器たち。

一度成形された器を繋ぎ合わせて一つの器にする独特な技法。

ルーシー・リーの器も展示されていた。

彼女はハンスの才能を開花させた人。

私の好みとしては繊細で女性らしいルーシーの器が大好き。

でも、花器としてはハンス・コパーの作品にひかれる。

ハンスの器は寡黙。

生けた植物が語るのを静かに待っている。

http://www.shizubi.jp/exhibition/future_110409.php



松井紫朗展を観に豊田市美へ。

本当はフェルメールを観にと言うところだろうけれど・・・。

あいトリの時、あの緑のバルーンの中に入れなかったので、今回はリベンジ。

展示してある作品を体験型と勘違いして遊んでしまい、注意されてしまった・・(苦笑)

JAXAとの共同プロジェクトもあって、これからのアートの可能性を感じさせるものも。

しかし・・。

フェルメール人気はすごかった。

あんなにたくさんの人がひしめいている豊田市美も久しぶり。

フェルメール、恐るべし。

http://www.museum.toyota.aichi.jp/home.php


体感できるアートは楽しい。