2015年ロイヤルズ開幕ロースター考察①先発投手編 | RoyalBlueに染まるとき

RoyalBlueに染まるとき

Kansas City Royalsとその傘下チームのことを中心にMLB、MiLBについて書いていきます。

2015年ロイヤルズ開幕ロースター予想
これについての考察です。

今回は先発投手

私の予想はローテーション順に、

Yordano Ventura(開幕投手確定)
Jeremy Guthrie
Danny Duffy
Edinson Volquez
Jason Vargas

です
このメンバーはほぼ確定でしょう

その他候補は
Kris Medlen
Chris Young
Joe Blanton
Yohan Pino
Christian Binford
Kyle Zimmer
あたりでしょうか

昨年は James Shields がエースとしてローテを牽引しましたがオフにFAとなり、サンディエゴ・パドレスと4年$73M+オプションで契約しました。
その穴に補強したのが、Edinson Volquez  と Kris Medlen です。

まずは軽く選手紹介をしましょう

Yordano Ventura
100mph(約160km/h)のスピードボールを連発するロイヤルズの若き右腕
昨年はメジャー定着1年目ながらも一年間ローテーションを守り通し、14勝をあげました。
そして平均球速はMLB全先発投手の中で堂々の1位!!
ポストシーズンではエースShields がピリッとしない中好投を続け、チームを支えました。
そんな中迎える今季はメジャー定着2年目にして開幕投手という大役を任せられ、エースとして期待されています

Jeremy Guthrie
こちらはベテラン右腕
日系の血を引いており、昨年の日米野球でも来日。日本でもかなりアクティブに活動し、日本のファンと積極的に交流していた姿を覚えている方も多いかと思います。
15オフにFAとなるので、トレードの噂もちらほら…
後述する Medlen 復帰の目処が立った頃に放出されている可能性もあります。
35歳の彼ですが、ロイヤルズに来るまでは勝ち越したシーズンはわずか1度だけでした。しかしロイヤルズに来て、防御率こそ4.04→4.13なものの、2年続けて勝ち越して(15-12→13-11)おり、若い選手の多いロイヤルズの中でチームを引っ張る存在です。
また、かなり変わった選手としても有名です。これについてはまたいつかどこかで…

Danny Duffy
速球の平均球速は93mphを超える速球派左腕。速球と大きく縦に落ちるカーブ、チェンジアップを主体としたピッチングを見せます。
昨年はトミージョン手術から完全復帰し、開幕ローテ入りこそ逃したものの5月からローテ入りし、9勝12敗。
負け越したものの防御率は2.53と打線の援護に恵まれなかった面があります。
左打者に対しての被打率は140回以上投げた投手の中で1位と、左キラーっぷりも発揮しました。
また、かなりのフライボーラーです。
昨年のポストシーズンはリリーフを務め、ほぼ完璧な仕事をしてみせました。
私イチオシの選手の1人です

○Edinson Volquez
2年$20M+オプションで契約した先発右腕で、ロイヤルズ投手陣には珍しいグラウンドボーラー(ゴロ系投手)です。
昨年はピッツバーグ・パイレーツに所属し、32試合で192.2回 防御率3.04 13勝7敗 140奪三振という成績を残しました。
ロイヤルズではJames Shieldsの代役として期待されていますが、キャリア通算成績は防御率4.44 66勝59敗とかなりShieldsよりは劣ります。
昨年の成績も出来過ぎとの声もあり、昨年の成績をキープできるかどうかは難しいところでしょう
しかし、シーズンを通してローテーションを守る力は十二分にあるので、ローテの一角としてシーズンを通しての活躍が期待されます。

Jason Vargas
Ventura や Duffy とは対照的に、速球は90mph出てやっとという軟投派左腕。
昨年は3.71という自己ベストの防御率を残した。
毎年安定して10勝10敗前後、3点台後半~4点台を記録する投手で、計算出来るのが最大の強みです。

○Kris Medlen
$8.5M+オプションで契約した先発右腕です。昨年はアトランタ・ブレーブスに所属していましたが、トミージョン手術により全休。
今季も開幕から投げることは不可能で、スプリングトレーニングでも登板はおろかノースローで調整を行っています。
実戦復帰が早くても夏場以降ということで、60日DLで開幕を迎えることが決まっています。


スプリングトレーニングで最後まで勝ち残ったメンバーや、実績などを考えるとMedlen を除く先述した5人で確定ではないでしょうか


次回は中継ぎ投手陣の考察です。

では。