真夏の夜の悪夢…デービス&ホランドが計6失点で逆転負け… | RoyalBlueに染まるとき

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信じられないことが起こってしまいました・・・

現地8/13のLAA戦で、世界最強ブルペンとも謳われる"HDH"のうち二人、Wade DavisとGreg Hollandが二人合わせてアウト3つしかとれず6失点を喫し、ロイヤルズは逆転負けしました。


詳細を見ていきましょう。


直前に2点を追加し、5-1で迎えた8回にDavisが登場。

先頭のCalhounにヒットを許すと、続くTroutにセンターオーバーの二塁打を打たれ失点。【KC 5-2 LAA】

1死3塁となった後、D.Murphyの二塁ゴロでさらに失点しました。【KC 5-3 LAA】

MLBで一番打たれていないDavisが失点(しかも2点も!)したことだけでもかなりの衝撃でしたが、これは悪夢の序章に過ぎませんでした。


5-3と2点のリードに変わった9回、チームはマウンドに守護神Hollandを送り込みます。

しかし、いつもように当たり前に選択したこの結果が最悪の事態を招いてしまうのです。

先頭のDeJesusにヒットを許すと、続くPerezに四球。

打席にはC.J. Cronを迎え、ここで暴投で2,3塁にしてしまいます。

そして1-2と追い込んだ4球目。
アウトローを狙った直球が高めに浮いてしまい、ライト線を破られ同点にされてしまいます。【KC 5-5 LAA】

すぐさまEiland投手コーチがマウンドに向うものの、Hollandの乱調は止まりません。

続くGiavotellaにヒットを打たれ1,3塁とされ、先ほどの打席でDavisからヒットを放っているCalhoun。

フルカウントから、アウトローを狙った直球が今度はど真ん中に入ってしまい、ライト線へ二塁打。
ついに勝ち越されてしまいました。【KC 5-7 LAA】

そして、先ほどタイムリーのTroutを打席に迎えます。

ここでまた暴投でランナーを進めてしまい、さらにTroutに四球を与えたところで投手交代。

なんとHollandは1死も取ることが出来ず4失点を喫してしまいました。
内容も被安打4に暴投2、四球2と散々な結果。
あのGreg Hollandとは思えないような投球でした。


最終回裏には2死からHosmerのソロ本塁打、MoralesヒットMoustakas四球と、1点差の1,2塁まで追い上げましたが、反撃はここまで。Riosがセンターフライに倒れ、負けてしまいました。

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この敗戦により、"7回終了時にリードしていれば負けなし"という記録が111試合で途切れてしまいました。
これは1914年の近代野球開始以降2番目に長い記録で、1番は1998~99年のNYYの115試合だそうです。

また、8回に4点以上のリードがありながら負けたのは2008年以来で、Davisが2失点以上したのは昨年4月以来実に114試合ぶりのことでした。


以下はHollandのコメントです。
「本当に良いと感じたんだ。ファストボールも、スライダーも良いと感じていたんだ。だけれど、毎回ミスをしてヒットを打たれてしまう。今夜もそんな試合の一つだ。
本当になんと言えばいいのかわからない。
何球が悪い球があって、今夜はそれにもっと気を使うべきだった。
この試合に負けてしまったのは私のせいだ。


いろいろ書きましたが、こうやって中継ぎ陣が打たれて負けようが、先発が炎上しようが、打線が全く打てなかろうが、同じ1つの負けです。

なので、あまり責任感やプレッシャーを感じすぎずに、明日以降仕切り直して戦って欲しいものです。


もちろん8回Davis、9回Hollandで!!