スターウォーズって見たことある? ブログネタ:スターウォーズって見たことある? 参加中

①見たことがあるかないか→全部見ています。
②最新作はみたい?→もう観ました。やばいですこれ傑作です。初めて見る方にもちゃんと意味が分かるように配慮して作られているし、旧作を見た方には「あ、これ○○のシーンのオマージュだ」と分かる、計算し尽くされた仕掛けが満載です。何より先の読めない展開、散りばめられた謎とカタルシスは、普通に、単発映画としてもかなりレベルの高い作品だと思います。また、旧作のメインキャストの再登場も嬉しいが、新主人公たちがとても魅力的なキャラクターとして描かれており、彼ら、彼女らの今後の成長をぜひ見守りたいです。



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今年の仕事が終わると、あと残るは年賀状印刷くらい。
でも色々ブログに書きたいことがたくさん。
「ブログネタ」という機能を使ってみる。参加すると何かあるのかな?



さてSW。
片山は子供のころからSW好きです。
小学校一年生のとき、「ジェダイの復讐」をスクリーンで見ました。色々、衝撃でした。
シリーズ3部作の最終話なので、ストーリーはさっぱりでしたし、ダース・ベイダーがマスクを取って素顔を見せるシーンは、(本来は感動の親子の再会なのに)「顔が怖い!」としか思わなかったのですが…
それでも、ルークとべイダーの斬り合いや宇宙戦闘機のドッグファイトなど、凄いシーンの連続でした!



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その後も何度もTVで放送されていましたので、小学生のうちにはストーリーは理解してました。

「銀河帝国の圧政に立ち向かう反乱同盟軍」

「主人公ルークが仲間とともにレイア姫を助けて帝国軍に立ち向かう」

という大スジの縦軸に加え、

「ルークはジェダイの騎士を目指す。ジェダイ騎士団はライトセーバー(剣)とフォース(不思議な超能力)を駆使して戦う銀河の守護者だが、今は帝国軍の手にかかり壊滅状態」

「かつてルークの父も偉大なジェダイだったが、帝国軍のダース・べイダーに殺された」

「しかし、真実はダース・ベイダーこそが父で、レイア姫は生き別れた妹だった」

「フォースは善の力と、自らの欲望のために使う悪の力があり、使い方を誤ると悪の道に転落する」

「レイア姫はルークの仲間・ならず者のハン・ソロと、口を開けば喧嘩ばかりしているが、本当は相思相愛」


全く知らないよりはたぶん、これくらいのことを知ってさえいれば、最新作「フォースの覚醒」がよく理解できると思います。



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舞台は「ジェダイの復讐」から30年後、帝国軍の残党が新しい軍隊を組織し、新たな脅威となっている時代。新しい主人公が運命に導かれるように旅立つことになる話です。
彼女の感覚ではかつての英雄ルークもハン・ソロも伝説の人。おとぎ話感覚ですが詳しくは知らない。



そのあたり、今回初めて見るという方の感覚に近いんじゃないかなと。そういう配慮がしてあって、「旧作を見たことがないから」と敬遠しなくても大丈夫なように作ってあると思います。
いや、それを除けても純粋に映画として凄いよ。観るべきだ。



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何より新主人公たちが、どれも皆魅力的!
最初は私も、女性と黒人青年が主人公のSWってどうなん?って思ったし、15年前の「エピソード1」の公開のとき、(当時は東京でサラリーマンをやってましたが)先先行上映会に行って、

上映前は会場大盛り上がり

本編が始まるとあまり盛り上がらないストーリー展開で会場沈黙…

というのを経験しましたので、まあ、過度な期待もどうかなというくらいの気分だったのですが、いい意味で非常に裏切られました。



驚きのストーリー展開の連続でありながら、でも、ちゃんとSWの続編として、すべてが破たんなく成立しています。
よくぞこんな作品を作れたものだ。



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新主人公のレイ嬢、可愛いすぎ。けなげで一生懸命。なんというか、自然に応援したくなる不思議な魅力がある。
脱走兵のフィン。帝国を裏切る元ストームトルーパー。純粋で、底抜けに良い奴。苦悩する姿も含めて、愛すべきキャラクター。
エースパイロット、ポー・ダメロン。写真だとおっさん顔?なので、動くとこんなにナイスガイだとは思わなかった。カッコいい。



そして新たな悪役カイロ・レン。少しずつ明らかになる正体に、旧作ファンは驚くでしょう。ある意味、この新三部作は、彼の成長物語でもあるのかもしれません。
私は次回作では、カイロ・レンは○○○○○○を付けた姿で再登場するのではないかと思います。



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時間がある方は旧作を見てからご覧になるのもいいかもしれません。今TVでは再放送祭りです。



たくさんあってどれから見たらいいのか分からない!という方には、そもそもこのシリーズが
「最初に作られた3部作(のちにエピソード4~6と呼ばれる)がヒットしたので、のちにエピソード1~3が作られた。1~3は若き日のダース・べイダーが悪の道に染まっていくまでを描いた過去編。」
というのを頭に置いて頂きたい。
なので一つだけ見るなら4でいい。1ではありません。エピソード1ファントム・メナスは、「ロード・オブ・ザ・リング」を初めて見ようというのにわざわざ「ホビット 思いがけない冒険」から見始めるようなもので、最初に見る必要がまったく無いわけです。



特に予習用としてお勧めしたいのは、
「エピソード4」(一番最初に作られた「スターウォーズ 新たなる希望」)と、
「エピソード5」(帝国の逆襲)です。
なぜなら、旧作のオマージュシーンが、これでもかと散りばめられているからです。特にこの二つの。



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オマージュの重要性というのは、私たちの社交ダンスの仕事にもよく似通った考え方です。
例えば生徒さんのデモ用の曲を選ぶときや、ダンスショーを新しく作るときに、「誰も聞いたことがない、壮大な名曲」を自分が持っているとします。



カッコいい曲だし、他の誰ともかぶらないから、さぞかし良いダンスショーができるだろう、と考えがちです。
でも、実際それで踊ってみると、思ったほど会場が盛り上がらないというケースもまた、多い気がします。



実は、一番盛り上がり、お客さんから自然に拍手が沸き起こるのは、「定番曲」なんです。



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ただし「何だ、またこれか」と思われるほどの定番すぎてもダメで、あ、これどこかで聞いたことあるな。でもなんだっけ?曲名が出てこないけどこれ、いい曲だよね。という感じだったり、もしくはこの曲よく知っているけど、ああ!こういう素敵なアレンジもあるんだ!というさじ加減。



それくらいの「知っている人は知っている」「分からない人も人生一度は絶対に聞いたことがある」くらいの何か「引っかかるもの」を持ちながら、それでありながら何か新しいアレンジといった異質なもの、新しい要素を「お塩を少々」くらい加わっているもののほうが、一番、多くの人から共感を得られるものを作りやすいのです。



そういう意味では例えば「日本の曲」というのもダンスでは人気を得やすいです。日本語はお客様とのあいだに親近感を生むし、日本のメロディと西洋のダンスが融合した面白さを生み出せます。
よく考えたらSWのジェダイの騎士も、「時代劇の侍」がモデルですからね。宇宙が舞台のSFなのに銃ではなく剣で戦うという異質なものを組み合わせることで、意外なカッコよさとオリジナリティを生み出しているわけです。



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今回のSWも私がなるほど~と思ったのは、そういう、パッと見はものすごく斬新なシーンの連続だけど、よく考えたら旧作のこれをコッソリなぞっているよねという部分がとても多くて、そのさじ加減が私の普段やっていることとよく似ていて、よくわかってるなこの人、と思えたわけです。



そもそものSW旧三部作からして、舞台がいくら宇宙のSFという特殊なものであっても、
「無力な青年が仲間とともに旅立ち、弱きを助け、巨悪に立ち向かい、成長し、出生の秘密を知り、挫折を乗り越える…」
みたいな、誰もが共感できる定番のストーリーの筋をバランス良くなぞっているから、全世界の支持を得たんでしょうし。



それを、魔法学校が舞台にしたらハリー・ポッターにもなるし、剣と魔法の世界をコンピューターで描けばドラゴンクエストにもなり得る。進撃の巨人やONE PIECEにも通じるでしょう。これらはパッと見、全然違う作品に見えるけど底に流れるものは共通しています。
だけどそれをどういった演出、オリジナリティを用いることで、作品をいかに唯一無二なものに見せられるかどうかが、作り手のセンスと力量だよなあと思うわけで。



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少なくとも、今回のStar Wars Ⅶ フォースの覚醒は、後から冷静に考えたら王道の筋をなぞり、オマージュもたくさんあれど、実際に見ている途中はそれを全く感じさせず、息つく暇もないほど、先の読めない展開の連続でした。
冬休みに時間のある方、ぜひ劇場に行ってみてください。ネタバレをできるだけ見ず、パンフレットも終わってから開くのが一番楽しめると思います。



以上、最近街にコラボ商品があふれていて財布のヒモが緩みっぱなしな、片山でした。
最後はムリヤリこじ付けましたが、あまりダンスと関係ない話ですみません。



皆様良い冬休みをお過ごしください。
May the force be with you!