今年の大河ドラマ「真田丸」は中々面白いです。
真田幸村(本名・真田信繁)といえば、赤ぞろえのヨロイカブトに、部下の真田十勇士
そんなイメージしかありませんでした。
しかししかし、ドラマは真田家の当主で信繁の父・真田幸昌を中心に、「織田」「徳川」「北条」「上杉」といった超有力大名の勢力のちょうど真ん中に領地を持つ真田家が、知恵をしぼり、人の裏をかき、策謀を駆使してどう生き延びていくかという、まったく予想のつかない展開です。
さすがの三谷幸喜脚本です。
毎週毎週、楽しませていただいております。
真田幸村(本名・真田信繁)といえば、赤ぞろえのヨロイカブトに、部下の真田十勇士
そんなイメージしかありませんでした。
しかししかし、ドラマは真田家の当主で信繁の父・真田幸昌を中心に、「織田」「徳川」「北条」「上杉」といった超有力大名の勢力のちょうど真ん中に領地を持つ真田家が、知恵をしぼり、人の裏をかき、策謀を駆使してどう生き延びていくかという、まったく予想のつかない展開です。
さすがの三谷幸喜脚本です。
毎週毎週、楽しませていただいております。
さて、400年前の「大坂冬の陣」で真田信繁が築き、徳川軍相手に奮戦したという出城「真田丸」が、大阪市内の、私の家の近所にあるらしいということで、一度行ってみたいと思っていましたが、なかなか叶わずじまいでした。
大坂冬の陣で徳川軍相手にめざましい戦果を挙げ、のちに埋められてしまったという幻の城「真田丸」。
真田丸の場所はどこなのでしょう?
地図を見ると、「真田山公園」という場所があり、またインターネットで調べると、その近くの「三光神社」に「真田幸村公の像」やら「真田の抜け穴」というものもあるらしいです。
多くの方は、これこそが「真田丸」の跡地だと思っていらっしゃるのではないでしょうか。
ところが、今年1月、NHKの番組「歴史秘話ヒストリア」の中で、「真田丸の本当の場所」が、大学教授の地中調査の結果、判明したということでした。
ぜひそこに行ってみたく、土曜日に早く仕事が終わった帰りに、寄り道して行ってみました。
地下鉄「玉造」駅を下車し、南に100メートルほどのところにある「三光神社」
ちょうど「真田山公園」の北側にあります。
「真田幸村」公の像が立派に立ち、多くの観光客の方が記念写真を撮っています。なので世間一般、多くの方に、ここが真田丸跡地だと思われている場所ですが…
これだけ見るとここが真田丸の跡地っぽいが、「ホンマかな?」という気がしてきます。
大砲のレプリカも、東を向いていますしね。徳川家康は、南の天王寺方面から攻めてきたはずでは?
大砲のレプリカも、東を向いていますしね。徳川家康は、南の天王寺方面から攻めてきたはずでは?
次に、三光神社、宰相山を下り、南に数分歩くと、目の前に「真田山公園」があり、そこから西に向かってなだらかな上り坂が続いています。
どうやら、こうやって実際歩いて地形を見てみると、「真田山公園」も「山」ではありません。
どう見ても、「山のふもと」に位置する公園というだけのようです。
それがのちに三光神社も真田山公園の場所も、大まかにひっくるめて、このエリア全体が真田山という名前で呼ばれるようになっただけではないでしょうか。
では山っぽい地形はどこか。真田山公園から西へ、およそ200メートルほどの上り坂が続き、その頂上に来ると、この区画だけ不自然なほど急に真っ平らになります。
これが「ヒストリア」で言っていた「真田丸の本当の場所」にあたります。
まさに山の上。真田山といわれるとまさにその通りの地形です。
まさに山の上。真田山といわれるとまさにその通りの地形です。
ここにあるのは3つのお寺と、「私立明星中学校・高校」の敷地。
この区画をぐるっと回ると、かなりの高低差がある不思議な地形です。
城壁のような造りが、今も残っているわけです。
この高低差を石垣代わりに利用して、短期間で城を築いたのだそうです。
なんだ、ちゃんと明らかになってんじゃん!
お墓までありました。
ファンの方が六文銭をお備えしています。
神社のお向かい、明星中学校のグラウンド側には、最近出来たばかりという石碑もありました。
まさにこの一帯が真田丸ということで間違いないようです。
こっちは、天王寺区役所のお墨付き。
なるほど、三光神社や真田山公園は、この赤丸のちょうど右外側ですね。
もし三光神社が真田丸だったのなら、天王寺方面から攻めてくる徳川軍に攻撃を加えるには、東に外れすぎていませんか?素通りして大坂城に走り抜かれてしまいますよ。
もし三光神社が真田丸だったのなら、天王寺方面から攻めてくる徳川軍に攻撃を加えるには、東に外れすぎていませんか?素通りして大坂城に走り抜かれてしまいますよ。
400年前、この区画に城が。
歴史の浪漫ですな。
明星学園の生徒さんは鼻が高いでしょうね。
なかなか面白かったです。
ますます大阪の街が好きになりそうですね。
さあ、次はどこ行こう?
すっかり引退ライフを満喫中の今日この頃です。