前回の続きです。
翌10月2日はよく晴れた日曜日でした。
夕方から、ビギンの水島先生に飲みに行きましょうと誘われたので、それまで昼間はぷらぷら出かけることにしました。
この日最終日だった「始皇帝と大兵馬俑展」を観に、中ノ島へ。
始皇帝という人は、30歳のときに小さな国の王だったのが、周りの国をどんどん征服し、40歳で中国全土を手中に収めたという、ちょっと考えたらとんでもない人物ですね。
その後50歳で没するまで、中国全土をあまねく治めるための法律を整備したり、万里の長城を築いたり、自らの墓となる始皇帝陵や、死後の世界へ連れていく軍隊である兵馬俑を作ったり。
織田信長も人生50年〜と唄いましたが、人間は人生を賭けてやる気になればなんでも出来るのだと教えられる気がします。
現代はどんどん科学技術が進歩し、古いものが新しいものに次々取って代わられます。しかし、果たして人間そのものは、2200年前から進化してるのでしょうか?
などと考えながら、帰りに中ノ島のダイビル本社1階にあるダルマイヤーで、昼間っからドイツビールとソーセージを。
ダイビル、実はいとこが勤めてます。羨ましい環境だなぁ。
10月だからオクトーバーフェストだよね。夜も飲むけど食前酒ってことでいいよね、と勝手な言い訳をしながら。
まあ、たぶん夕方までに酔いも覚めるから、水島君許してちょ。
かくして夕刻、向かった心斎橋。
ヴィトン前でめぐみ先生と合流し、水島先生は先に行ってるそう。
連れられた先のお店の階段を上がると…
パンパン、パーン!
突然鳴り響くクラッカー。
あっけに取られる僕ら二人。
なな、なんと、
そこには大勢のプロの先生方が。
ど、どういうこと?
実は水島先生、僕らとサシで飲むと思わせておいて、これまで長年同じフロアで戦ってきたたくさんの先生方に呼びかけ、皆でサプライズ送別会を企画してくださっていたのです。
選手会役員は本来ならば来年のスクリブナー杯の夜、追い出し会があり、また来年の秋の選手会パーティーで、選手会からの引退表彰があります。
たぶん僕らは、そのどちらも出ることができません。
なので、その代わりのものを企画してくださったのです。
本当にありがとうございます。
個別にプレゼントを用意してくれた先生も。
ほんとに恐縮です、いいんでしょうか。
ありがとうございます、どれも大事に使います。
スペシャルゲストとして、長渕剛さんが登場され…
皆で肩を組み
「乾杯」を合唱。
お開きになったあとはさらに二次会へ。
遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
本当に皆さんありがとうございます。
この日のこと、ダンスを通じて得た仲間のこと、そしてダンスに無我夢中になって送ってきたこれまでの日々のことを、生涯忘れることは無いでしょう。