アップが遅くなって申し訳ありません。
26日の深夜に、3,520gの女児が無事に誕生しました。
母子とも元気です。
パパとママに、最後の二人きりのデートの機会を与えてくれたのかな?
翌26日の未明に、いよいよ本格的に陣痛がスタート。
20時間もの格闘と決断の末に、新しい生命がこの世界に生まれ出でてくれました。
私は流行りの立会い出産ではなく、廊下の椅子に座ってひたすら我が子が出るのを待つクラシックスタイルを選択。
産まれたばかりの我が子を一目見て…正直、お腹の中でだいぶぎゅうぎゅう詰めで圧迫されたからか、最初、頭のてっぺんが見事なコーンヘッドで「え…大丈夫なのか?」と言葉を失い、軽くショックでした。
ちょっと、想像していたほどロマンチックではなかったです(笑)。
でも、毎日病院に通って様子を見るたびに、頭は少しずつ丸くなり、2日目に瞳を大きく開くようになり、日に日に顔の表情や手足を動かすバリエーションが豊かになってきました。
基本的にはよく寝る子です。たまにぐずるけど、今では、可愛くてたまりません。
産まれたては顔がむくんで分かりにくいですが、はっきりとした二重まぶたです。
名前は、「万里花」(まりか)にしました。
「片山佳奈」のように韻を踏んだ名前にしたいと思っていたので、これを思いつきました。
実をいうと元ネタは、1980年代に連載された競技ダンス漫画「PARTNER」の主人公、宝珠茉莉花です。
競技ダンスに魅入られた主人公の茉莉花は、メキメキと実力を上げ日本インターのアマチュアチャンピオン、英国留学、そしてブラックプールのプロ部門でチャンピオンを目指すという、当時としてはリアルにダンスの世界を描いた作品でした。
茉莉花はジャスミンの意味で、本名は「まつりか」と読みますが、通称「まりか」と呼ばれています。
その読み方だけ頂いて、別の漢字を当てさせて頂きました。
岩国の両親からも、大阪や全国の友人、お世話になった皆さまからも遠く離れて、私たちは新しい生活を始めます。
だけど。
この子は幾千万の花が咲き乱れる果樹園がふるさとになり、ここで元気にすくすくと育ちますように。
そして、万里の距離を超えて、たくさんの方に幸せの花を届けられますように。
この子がダンスをするのか、何をするのか、別に何だっていい。
だけど、この子の人生で選んだ道で、一生懸命頑張って何かしらの花を咲かせ、それで多くの方を幸せにし、また多くの方から愛される花になりますように。
名前を考えるというのは、一生ものなので本当に一苦労ですね。
その立場になって初めて、自分の親もそうだったのかと改めて感謝の気持ちが湧いてきます。
日本だけでも一億五千万人の方がいます。皆、一人ひとり、生まれるたびにそのご両親が一生懸命悩んで、我が子に名前を付けられたのです。
この社会はそんな愛であふれ、愛で成り立っている。世の中捨てたもんじゃない。
この一年は、めまぐるしく次から次へといろんな事が起こって、まさに人生の転機となりました。
そんな2016年も、あとわずか。
ダンスを通じて知り合った多くの皆さま、本当にありがとうございました。
年賀状等は、浜田園宛でお願いします。大阪の住所のままでも転送設定しています。通知が遅くてごめんなさい。
僕が投函するのも、そんなこんなで年賀状印刷など後回しでしたから、だいぶ遅くなります。申し訳ございません。気長にお待ちくださいませ。
年が明けたら、佳奈が退院します。
さあ。
三人で新しい人生を始めよう。