更新遅くなって申し訳ありませんm(_ _)m
働き始めてあっという間に2週間が過ぎました。
全国的に大雪とのことですが、皆様いかがお過ごしですか。
さぞかし皆様、北海道は大変だろうとお思いでしょうが、実はそうでもありません。
壮瞥は、せいぜい20センチ程度。
地域差がたいへん大きいです。
それでも気温は基本氷点下の中、毎日義父やほかの従業員の皆さんといっしょに、2メートルのはしごに登って、果樹の剪定を行なっています。
体幹とバランス感覚が必要な作業です。
この2週間で、さくらんぼ、プルーン、梨の木を剪定しました。
皆、一年の間に、好き放題に新しい枝を伸ばしています。
とにかく陽の当たる方へと、上へ上へ。
でもそんな垂直の枝には、良い果物はなりません。
しかし、かといって全部取ってしまうと、木の成長を妨げます。
内に秘めた向上心をうまくコントロールしながら、伸ばすべきところは伸ばし、悪いところは削り、将来伸びる余地を残しつつ、理想とするバランスの取れた美しい形に作り上げていく。
あれ?やっていることはダンス教師とまったく変わらないなあ。
基本が分かりかけてきた頃、一本の若木を「一人で考えて切ってみろ」と任せて頂きました。
これが、こうなりました。
まだまだ一本一本、切るべきか切らざるべきか、だいぶ長時間かかってしまいましたが。
慣れた人ほど、混沌とした状態を見て、スッと残す枝、切る枝を見分け、大きな視点で将来の流れを読めるのだそうです。大局観が必要です。
なんだか良いダンスがどこから見ても隙がなかったり、ホールドは骨や筋肉の部分だけでなく右上・右下・左上・左下のスペースを使ったり、ただ全力で進むのではなくLODへの大きな流れるエネルギーを利用したり…みたいなのと、似てる感じです。
ダンスと農業と考えたらまったく違いますが、「長期育成業」と考えたら同じですし。
教室も果樹園も、いかにお客様に幸せな気分になって頂くかというのも。
毎年教室の大掃除で、窓枠に上がって高いところをふいていたのも、毎日レッスンの合間に、教室の胡蝶蘭の鉢植えを少しずつ回して、いかにきれいなカーブを描くよう茎を伸ばさせ花を咲かせるか挑んでいたのも、何があとで役に立つかわからないものです。
子育てもきっとそうですね。
手探りですけど、マニュアルにはめれば良いというわけではない。お受験がブームですが、焦って答えを詰め込むのではなく、様々なものに知的好奇心を抱いて、自ら伸びていくようになってくれたらいい。
そのためにも、まず私たちがこの子をよく見て、伸び伸びと育てていければと思います。
今日も頑張ります。寒いけど良い天気です。もうすぐスクリブナー杯ですが、選手の皆様頑張ってください。
応援してまーす。