筆が乗るときに書いちゃう、えいやっ！と思って、連続投稿です。
１２月に入ると、雪が積もる中、ぶどうやさくらんぼの剪定が始まりました。
一年前より少しはコツを掴めたかなと思いつつも、やっぱり木ごとにケースバイケース、全部違うため、頭悩ませながらの毎日です。
気温は最高がマイナスの日もあり寒いですが、日の出が８時、日没が４時。
真っ暗になるとどの枝を切っていいものか、何も見えなくなるので、基本４時半には仕事終了。
１２月はパーティーシーズンで、午前様が当たり前だったダンサー生活とは、エラい違いです。
そのあとは子供と遊んだり、絵本を読んだり、お風呂に入れたり。
子育て環境としては、とても充実感があります。
さて、畑仕事と並行して、極秘プロジェクトが進行しておりました。
２２日のＹＭのクリスマスパーティー。
木下先生、尚美先生の引退セレモニーが行われますが、片山は（悩みましたが）欠席させていただくことにしました。
しかしその代わりに、尚美先生から、浜田園のジャムをお客様全員への引き菓子としてお渡ししたいと、ご注文を頂いたのです。
そのような形でパーティーに参加させて頂けるなんて、大変光栄ですが、プレッシャーもありました。
何せ、その数６００個です。普段の店頭在庫よりはるかに多いです。
材料は足りるか。時間は足りるか。
ラッピングはどうするか。どうやって運ぶか。
その日から工房のほうでは、材料のりんごを剥いて、煮込んで、フル回転が始まりました。
尚美先生のお友達でイラストレーターの方が、数日で素敵なイラストを描いてくださり、片山はそれをラベルサイズにして、印刷を担当。
果樹園の中で木下カップルが踊る、素敵な作品です。だけどもとは正方形の絵。どの部分をくり抜くかで印象が変わるので、何度も尚美先生と打ち合わせをしました。
それが終わったらいよいよ印刷。
大量の印刷って機械任せにしたら、だんだん紙がずれて来るんですよね。だから少量ずつ、手差しです。
完成したジャムの瓶にラベルを貼り、それを袋に入れて、リボンで蝶々結び。
すべて手作業です。佳奈も子供の世話をしながら、隙を見てたくさん結んでました。
（家に帰ったら毎日、子供の手の届かない食卓の上は、ジャムの山でした。）
そうして、パーティーの一週間前には６００個すべて完成し、無事大阪に発送することができました。
皆で喜びました。本当に感無量です。
尚美先生から、浜田園のショップカードをつけていいよとお許し頂けたので、それも印刷して添付させて頂きました。こっそり、個人的なメッセージ入りです。
表はジャムの材料となったりんご、シナノスイートの樹の写真です。小ぶりですが大変甘いりんごです。１０月下旬にひとつひとつ収穫したのを思い出します。
裏は地図と連絡先を。こうして見ると広い北海道の中で、意外と札幌千歳から近いの分かっていただけるかと思います。
来年９月にＪＢＤＦ全日本ダンス選手権が札幌真駒内で開催されますが、もう何グループかの方から試合翌日に行きます！とご連絡頂いております。
ちょうどりんごとぶどうの季節です。たくさんの方のお越しをお待ちしております。
パーティーの方も大変素晴らしいものだったようで、本当に良かったです。しかも私もこんな形で貢献できるなんて光栄の極みです。
木下先生から、ＤＶＤができたら送るよ〜と言われています。楽しみに待ちたいと思います。
ジャムはお砂糖を使わず、りんごをりんごジュースで煮込むという製法で作ったものです。ご開封後はお早めにお召し上がりくださいませ。
最後に。
２０年前、学連のジャッジと選手、守谷先生門下の兄弟弟子として初めて出会い、ＹＭスタッフとして１５年一緒に過ごし、「実の兄と姉」のような存在となった木下先生、尚美先生。
僕にとって１番の「あこがれ」でした。その姿にたくさんのことを学び、何度も飲みに連れてって下さり、幕張でセグエに興奮し、数えきれないアドバイスも頂き、初めて試合で一緒にファイナルで踊れたときは本当に嬉しかった。
結婚式のスピーチで、「きっとセグエ選手になる」と仰って頂いたのに、叶わず先に引退して申し訳ありません。引退パーティーで一番そばにいてお手伝いしなくてはならないのに、できなくて申し訳ありません。
でもお二人がいなかったら今の僕は無かった。
本当に、本当にありがとうございます。
これからもずっとご健康で、ずっとお幸せに過ごされますように。
Merry Xmas and may the next stage of your life also be happy & brilliant like a Xmas tree!
