ふと気がつくと猫背になっている、そんな方も多いのではないでしょうか。
その場は背筋をピンとして猫背にならないようにしても、気が緩むともとの姿勢に戻ってしまう。
ずっと緊張感を持って姿勢を直し続けることはなかなか難しいと思います。
自分でできる何かいい方法はあるでしょうか？
私的見解として猫背は本来の骨のつながりにすれば自然な状態なのです。
二本足歩行に変わってからそれに伴った文化の進歩や、生活様式の変化等から猫背が『醜い姿』と思われるように定着してきました。
現代に至っては、やはり猫背は２本足生活に沿って、健康的で、負荷の少ない姿勢として整えるべきことと思います。
猫背は背骨（頚椎～胸椎～腰椎）のつながりが理想の列をなしていないことによって『だるま落とし』のズレのように少しずつ歪むことによって落ちつきやすい姿勢のところで定着してしまった結果なのです。
『気がついて、一時的に戻した』としても背骨の周辺の筋肉群が戻れる状態でなければ力を抜いたり、気を抜いたりした時には楽な方へ、しやすい方へ戻されるものなのです。
自分でできる運動として、
しっかりした枕、クッション、バスタオルを巻いたものなどを床に置きその上に背骨を載せて、背中を反らせましょう。
その状態で
・ 膝の曲げ伸ばし（左右交互に）５回前後
・ 手のひらを円を描くように回す（左右交互にと、左右同時に）５回前後
・両手を天井に向けて思い切り伸ばす（5秒～５回）
そのあとで壁を背にして無理のない程度で、壁に手を当てるようにブリッチをしましょう。
これを毎日習慣づけて続けることで姿勢も改善していきます。