丁度一週間前に演奏した場所と全く同じ会場で演奏するなどということはほとんど無いことで、会場の雰囲気も音の響きもまだ鮮明に覚えている状態での演奏会となり、幾分安心感がありました。
アグネスホテルのランチタイムコンサートは、今回で第124回目となるそうで、毎回サブタイトルが付いているようですが、今回は『名手たちの共演!』
プログラムをどうしようかと考えた時、卓史さんとの共通点にウィーンという場所がありました
卓史さんがウィーンに留学されていた時期に私もウィーンに留学し、ウィーンでお食事をご一緒させて頂いたり、コンサートホールで偶然お会いしたり、楽譜屋さんでお見かけしたりと、演奏会で共演させて頂く以外にもウィーンで学んだという共通の時があったので、思い切って一度やってみたいと思っていたオールクライスラープログラムを組んでみることにしました
シンコペーションとウィーン奇想曲は、実は私にとって初めてとなる作品たちで、初めてが卓史さんとの演奏で本当に楽しかったです
卓史さんとの演奏にはドライブ感があり、思い切りの良さや丁々発止があちこちで展開されて、気持ちがスカッとします
ありがとうございました
終演後、ホテルでお食事をし、美味しく幸せな時間を過ごしました。
少し離れた席に、コンサートを聴いてくださっていた方がお食事されてられたようで、お店の方が
「あちらのお客様が演奏会のお礼にと仰ってこちらを…」
と、プレゼントをお渡しくださいました
驚きと感謝でお礼を伝えたく、帰ろうとされるその方を慌てて追いかけました
ありがとうございました
ランチタイムコンサート
クライスラー:前奏曲とアレグロ
クライスラー:コレッリの主題による変奏曲
クライスラー:ロンディーノ
クライスラー:シンコペーション
クライスラー:ウィーン奇想曲
クライスラー:中国の太鼓
クライスラー:愛の喜び