ピアノ・アンサンブルコンサート in 中野 | Harukaのブログ

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年末年始の日本帰国最後のコンサートは、1/10、なかのZERO 小ホールで行われた、東日本大震災復興支援『ピアノ・アンサンブルコンサート 音の世界でつながろう』でした


このコンサートは、東京子ども図書館の主催で毎年行われており、2年前にPf大島・ライアンユミコさんとVc山本直輝くんと3人で出演させて頂いたことがあります。
その時は東京子ども図書館での開催で、ショスタコーヴィチのPf三重奏曲をメインに演奏しましたが、今回は初めて外のホールでの開催となり、ユミコさんのリクエストで是非ショスタコーヴィチのPf五重奏曲を!とのお話を頂き、弦は大学学部時代に組んでいたQuelle Quartettの初期メンバーが揃いました


アメリカ在住のユミコさんが1/5に日本に帰国され、2度のリハーサルを経て本番へ。
リハーサルから、私たち全員の考えをきちんと出し合う方向にユミコさんが持っていってくださり、5人共が納得できるまで真っ直ぐ意見を出し合って創っていけ、とても良い時間を重ねることができました。

なかのZERO 小ホールは初めての会場でしたが、GPで徐々に慣れることができ、素直に届いているんだという安心を得て、本番を迎えました。


今回の日本滞在最後のお昼ご飯は、サワラの西京焼き弁当



本番前半はユミコさんのPfソロの演奏で、後半にメインとして、ショスタコーヴィチを演奏しました。
ユミコさんはショスタコーヴィチが大好きで、前回もショスタコーヴィチのPfトリオをメインに選曲なさいましたが、チャリティーコンサートという、より多くの方々に共感して頂き気持ちを一つにしていく場で、このような選曲をなさるユミコさんの勇気と熱意、現実を投げかける真っ直ぐな気持ちを、とても尊敬します。

本番は、一番時間が短く感じ、私たちが擦り合わせてきた色々な感情、情景、様子などがよりリアルになった、素晴らしい瞬間だったと思います。
それぞれが各々の音に集中し、瞑想しながらもお互いに寄り合っていく様は、貴重な感覚でした。

本当に楽しい時間を、ありがとうございました
アンコールにはQuartettで、打って変わって、ショスタコーヴィチのポルカで面白く、そして最後にはチャイコフスキーのアンダンテカンタービレでしっとりと幕を閉じました。

多くのお客さまにいらして頂き、多くの方々に支えて頂いて、一緒に東北に想いを向けられたことを、とても嬉しく思います。
ありがとうございました
素晴らしい機会に感謝します

ロビーでは、百人一首のCDも販売して頂いてました


奏後にユミコさんが仰ったのですが、実はユミコさんは2日前にお父さまを亡くされたそうで、そんな中、気丈に振る舞っていてくださり、大きな本番を乗り越えられて、本当に大変だったと思います。
お父さまも、ユミコさんが帰ってこられて安心なさったでしょう。
お父さまのご冥福をお祈り申し上げます。


終演後には、松岡享子先生のお宅で打ち上げ


素敵な手料理が並んでいました


私は飛行機の時間があったので、ほんの少しだけの参加となりましたが、温かな気持ちで日本を後にしました。


今日からまたハンガリー!
沢山の発見、発展を、楽しみたいと思います



ピアノ・アンサンブルコンサート
ショスタコーヴィチ:Pf五重奏曲
ショスタコーヴィチ:ポルカ
チャイコフスキー:アンダンテカンタービレ

Next Concert in Japan

クラリネット&弦楽器の夕べ
・2016年 2月23日(火)18:30開演
・横浜ベーリック・ホール(横浜)
・全席自由 前売2,500円、当日3,000円、学生1,500円
・Cl:吉田 誠
 Vn:依田 真宣
 Va:中村 洋乃理
 Vc:富岡 廉太郎
 Pf:須関 裕子
・ラヴェル:Vnソナタ
 オネゲル:VnとVcのためのソナチネ、他
・090-5443-8703(青木)