蜩の記 | 珈琲工房バンガード

珈琲工房バンガード

日々の暮らしや社会問題などで、気がついたことを、自由、気ままに綴りたいと思います。 ヨロシクお願いいたします。
皆さん、お友達をお誘い合わせのうえ、お越しくださいね。 楽しい気軽なサロン(喫茶店・カフェ)の様な憩いの場にしたく思ってます。
( ^∀^)

“ひぐらしのき”と読む。

最近は、映画観賞三昧…、、、とは言っても、三連休(非番)を利用し、TSUTAYAでDVD10本をレンタルして、巣籠もっているだけなのですが…、、、(* ^ー゜)ノ(笑)
さてさて、表題の“蜩の記”なる時代劇なんですが、、、今の政治家どもに是非観せたいものでありんした。

役所広司演じる、とある潘の家譜の作成を命ぜられた武士…、、戸田清衛門、、彼は、潘のお世継ぎ問題のゴタゴタの人身御供にされ、無実の殺人及び、不義密通の濡れ衣を着せられ、切腹を命ぜられた。 しかし、その刑は、家譜が完成する3年後に執行されるというもの…、、。
戸田は、その濡れ衣を潘存亡の危機を救うことであり、武士の本懐として、泣き言ひとつ垂れず、その刑を甘受する。
切腹までの約3年間、家譜の作成に没頭する傍ら、厳しい年貢の取り立てに苦しめられている農民の年貢軽減の為に奔走する。ときには体をはり家老に苦言を呈したり、張り付け獄門覚悟で家老を殴ったり…、、。
戸田が、潘の極秘事項が記された由書(ゆいしょ)を手に入れたときも、家老は戸田に「その由書を渡せば、切腹の沙汰は免ずる。」と言ったが、由書を手渡したならば、幼なじみの女性の命が危機に陥るため、戸田は家老の進言を蹴り、切腹を選択…、、。

切腹当日…、、戸田は微動だにせず、最愛の妻に感謝の言葉を遺し、微笑みを浮かべ刑場へ…。

佐高 信 さんの著書に『逆命利君』というものがありますが、、、この映画も共通するテーマがあるように思います。それは、利己を棄て、組織や多くの庶民のために、上司に苦言を呈したり、命を賭け、矜持を貫くことを美徳とする価値観。封建的だとの批難もあるとも思いますが、、、今の自民党の狂人アベになんも言わない、ヘタレ連中の醜態を見ると、戸田清衛門さんの爪の垢を煎じて呑みな! と言ってやりたくなりました。

戸田清衛門さんのような政治家の出現に期待したいものです。。。

この作品のほかにも…、、

“阪急電車”(中谷美紀)、“おとこの一生”(豊川悦司)、“紙の月”(宮沢りえ)などなど、なかなかおもしろい作品でしたよ。(笑)