権現岳 △ | ウォッカ&チャウの山歩き

ウォッカ&チャウの山歩き

遥か連なる稜線の道をずっと一緒に歩いていたい!
ウォッカは肺癌サバイバー。闘病ブログへもお邪魔してます。

(権現岳目指して!)

 

今日はウォッカが夕方からの所用をお休みし、

たっぷり山歩きに浸れる貴重なチャンス!

やはり、権現岳を目指すことにする。

冬の権現岳へは、登り5時間半、下り4時間を覚悟して臨む。

長い一日となりそうだ。

 

 

3月2日(土) 快晴

天女山入口(1380m)6:35→天女山(1528m)6:55→天の河原7:10/15

→2000m地点8:15/23→前三ツ頭(2364m)9:30/36→三ツ頭(2580m)10:25/30

→権現岳(2715m)11:30/42→三ツ頭12:33/38→前三ツ頭12:55/13:15

→2000地点14:20/25→天の河原15:00→天女山15:10→天女山入口15:25

 

 

八ヶ岳高原ラインの天女山入口交差点にある駐車場に車を停める。

冬季ゲートが閉まっている為、交差点から歩き始める。

今年は雪が少ない、と言われていた権現岳にも、

2月末の降雪で、雪山気分が味わえそうになっている。

 

天女山から前三ツ頭、三ツ頭が覗いて見えた。

 

 

南アルプスの展望が素晴らしい、天の河原。

今日は富士山方面に靄が掛かっている。

 

草原のように広がる稜線を、三ツ頭目指して歩き続ける。

 

 

雪深くなった樹林帯で、チェーンスパイクを装着する。

キツイ急坂が続く。

前三ツ頭が見えた。

 

 

もうすぐ前三ツ頭。休憩を繰り返しながら登る。

前三ツ頭で前爪アイゼンに履き替える。

 

先行していた登山者が休んでいた。

権現岳にこれだけ雪が有ると思わなかった、とのことで、

壊れてしまったアイゼンのことを情けなさそうに話す。

それでも、行ける所まで行ってみるとのこと。

 

 

素敵な稜線漫歩~♪

編笠山~西岳の奥には、中央アルプス~北アルプスの眺め。

 

 

三ツ頭から姿を現す、八ヶ岳オールスターズ!

ギボシ、権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳。

最高のご褒美を貰った気分。

 

 

鞍部まで下りて、登り返す。

 

眺めの良い岩場には、アイゼンが壊れてしまった方が休んでいた。

良い場所ですね! 私も一休止してから、先へと進んだ。

 

 

核心部手前でザックをデポし、ピッケルを携えて登る。

雪の壁は、私には登れない(⇒登れても下りられない)と諦めかけたけど、

ウォッカに、大丈夫! と励まされ、登った。

 

権現岳に到着!

 

 

権現小屋が見える。

ギボシにはトレースが付いていた。

冬のギボシも憧れの稜線だけど、私には無理だろうな・・・。

 

 

硫黄岳も見えている。

空の雲が素敵な模様となっている。

 

 

名残惜しみつつ、下山開始する。

 

 

緊張する、下りの道。

ウォッカは難無く、核心部を下りる。

 

私も下りようと試みるが、ピッケル1本と前爪アイゼンでは、

三点確保が出来ないことに気付く。

ウォッカに檄を飛ばされながら、やっと下りる。

ピッケルの使い方の下手さ加減に、我ながら情けない感じ。

 

 

後はひたすら長い稜線歩き。

 

 

雪庇はあまり育っていない。

 

絶景を眺めながら下りていく。

奥秩父方面も金峰山がかなり白くなっている。

 

 

三ツ頭を通過する。

 

 

前三ツ頭でランチ休憩。

チェーンスパイクに履き替え、下山する。

まだまだ下りは長い。

 

下りてくると、雪はかなり溶けてしまっていた。

今日も一日楽しかった!