(至仏山、高天ヶ原より尾瀬ヶ原を望む)
初めての10連休、山への期待は膨らむ。
けれど連休前半、四国へ孫と娘を連れて帰省した疲れが残り、
ウォッカも腰痛・膝痛が良くならないことから、
日帰りで行ける残雪の山を目指すことにした。
5月2日(木) 小雨/小雪/晴れ
鳩待峠(1591m)8:36→原見岩9:25/30→オヤマ沢田代10:00
→至仏山(2228m)10:40/45→高天ヶ原→山ノ鼻(1410m)12:07/27
→鳩待峠13:26
戸倉にある尾瀬第一駐車場に車を停め、
乗り合いタクシーで鳩待峠へ向かう。
登山口駐車場までマイカーで入れない山は何となく敬遠していたが、
連休で登山者が多いらしく、それ程待たずにタクシーは出発し、
意外と便利だった。
小雨が降り、風もあり、肌寒く感じる。
鳩待峠からすぐ雪山風景となり、早目にチェーンスパイクを装着した。
向かう方向は真っ白。
眼下には尾瀬ヶ原が見下ろせた。
前方にはスキー板を履いた若者グループがいる。
急登になると転倒する人が続出。
急登では私達の方が速いけれど、平坦なところで抜き返される。
でも慣れていないのか、また転倒者が出る。
その後彼らの姿は見なかった。無事滑り下りただろうか・・・。
小至仏山は冬季限定の巻き道を使い、パスする。
これから至仏山の登り、という時に、
風が一段と強くなり、大粒の雪煙で顔が痛い。
歩く足が怯む。
後ろから、ゆっくり着実に歩み続ける若いカップルが来た。
若い二人に続くように、私達も歩み始める。
そして至仏山山頂に到着!
記念に二人で写真を撮って貰ったけれど、
滑稽なおばさんスタイルの私が写っていて、苦笑い。
仕事先で見掛けた、
必要な物は何でも洗濯ばさみで身に着ける方を思い出してしまった。
山頂には、スキー板やスノボを担いだ方が大勢いた。
スノボグループは、ならまた湖方面を目指していたようだった。
山頂で、周回コースにするか、ピストンするか相談する。
ホワイトアウトの状態ではピストンを選ぶが、
山ノ鼻から登ってくる人、下りていく人が結構いる。
トレースが期待できそうなので、周回コースにする。
徐々に視界も晴れてきた。
小至仏山も姿を現し、歩いてきた道が見えた。
木道手前でチェーンスパイクを外す。
また風が強くなり、突風で木道から転げ落ちてしまった人もいた。
チェーンスパイクをまた装着し、急斜面を下りていく。
雪山に慣れた方達は物凄いスピードで走るように下りていく。
私にはとても無理。
尾瀬ヶ原に到着し、山ノ鼻を探す。
振り返ると、至仏山が見えていた。
山ノ鼻ビジターセンターの前で、ランチ休憩。
お花の季節に再訪したいな、と思いながら、
尾瀬ヶ原を後にする。
尾瀬ヶ原には、スニーカーを履いた親子や、観光客風な若者も来ていた。
真っ白な至仏山を眺めながら、鳩待峠へと登り返す。
鳩待峠に到着。
峠の売店で乗車券を買ってバス発着所へ向かうと、
ちょうどバスが待っていて、すぐ乗車でき、帰りもとてもラッキー。
尾瀬が少し近く感じられるようになり、嬉しい。