ファームマネジメント | WillowZen オーストラリアファームステイ

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オーストラリアのファームで、オーガニックファーム認定とファームステイ完成を目指して進む家族のブログ。

皆さんこんばんは。WillowZenファームステイのくみですドキドキ


今日はファームマネージメントの話です。


実は、我が家のファームに新しくテナントさんが入ることになりました。ここで言うテナントさんとは、ファームの土地をリースして、牛を入れる農家の方です。



今までは隣家の方に土地を無料でお貸しする代わりに、我が家の牛肉用の牛も一緒に育ててもらうという方法を取っていたのですが、しっかりとした契約書もない友人同士の約束でしたので、いろんな場面で責任範囲がうやむやになり、問題がぽこぽこ勃発。



ま、我が家の言い分ですと



まず、文句が多い。

牧草の質をとやかく言う。その割に何も、牧草の質の改善をしようとはしない。仕事を手伝ってくれないと文句を言う。



フェンスの手入れをしっかりしてくれない。

馬用のフェンスは地面との間にかなり間が開いているのでそこから子牛が逃げる。地面との間にもう1本フェンスラインを追加するようにお願いしてつけてもらった。でもぶつぶつ文句を言われた。



フェンスがないと文句を言う。

ドライブウェイの横にフェンスがなかったので、一時的なフェンスを入れてしのいでいたが、結構牛が脱走するので「フェンス入れてよー」と言われた。通常はリースしている側がフェンスを入れるはずなのだが、私たちの場合しっかりとした契約もないし、どうせいずれフェンスを入れる予定にしていたので我が家でフェンスを入れた。



態度があやふや。

もう牛を売ろうかと思ってるんだけど、この約束破棄にしてもいい?というので、「そちらがそう思うならどうぞ」と回答してもずっと牛を飼い続けている。そして後にこの会話が3-4度ほど繰り返された。そして今も牛を飼い続けている。



自分が言ったことを覚えていない。

冬場に背丈の長い枯れ草がたくさんあったので、春の新草が伸びる前に一旦全部草刈をしたいと申し出ましたが、「牛が食べるからとって置いてくれ」と言われ、そのままにしていたら1ヵ月後「枯れ草を刈っておいてくれたら、ちょうど春草が生えてきて牛にいい草が食べさせられたのに。」と怒られた。



牧草マネージメントがいまいち 

背丈の長い草がたくさん生えている夏場、火事の危険性があるのだけど、牛に食べさせて短くキープするのは隣家のパディックばかりで我が家のパディックは草が伸び放題。牛の数が少ないので仕方がないとは思うけど、もうちょっと我が家周辺も草を短くしておいて欲しかった。



一番「これで終わりだな」と思ったのが、最初の約束で土地を無料で貸す代わりに我が家の牛を育てると言う条件に文句を言ってきたこと。

お隣さんに言わせると、「私たちが全部仕事をして、無料で肉が手に入るなんておかしい」と言うことなのですが・・・。



無料って訳でもないんだけど(`ε´)




農場をリースするのって普通は結構お金がかかるものなのです。そこを無料でお貸ししていたのですが、他の友人のファーマーに「これってどう思う?」と聞くと皆さん口を揃えて「無料で貸すなんてありえない!」って言うし、なのに上記のような文句・問題がいろいろでてくるのはおかしいと。





ここで喧嘩別れっていうケースが多いそうなのですが、今回はしっかり話し合いをしてお互いに納得して土地をお貸しすることを終了しました。お隣さんですからね。事は穏便に。



そもそも土地の貸し借りの始まりが、友人づきあいを大切にすることで始まったのに、牛が原因で意見が対立しちゃうんだったら、私たちの友人づきあいを大切にするために原因となる牛を抜いちゃおうと思ったのです。




その話し合いの後、直ぐにリースしたいと言う方が現れたのでお貸しすることに。(今回は契約書をしっかり準備しましたよ。)




こちらの方は牧草に鶏糞肥料を入れてくれたり、フェンスの修復をしてくれたり、我が家のファームに足りない施設を共同で設置することに同意してくれたりと、なかなか積極的なファーマーさんで助かります。





こちらの方、現在は2件のファームのお仕事をお手伝いしていらっしゃるそうで、いずれは自分の酪農ファームを買いたいんだそうですよ。今頑張って牛の数を増やそうとしているんだそうです。





と言うわけで、以上がWillowZenファームの1週間でした。




まーた1週間がんばるっペー。

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