「気ままに走る不定期列車」であるがゆえ、始発の時刻も決まっていません。
(そりゃ、そうだろうなぁ~ ( ゜∋゜) )
今日は朝イチで撮り鉄を敢行しました。
今回のターゲットは小田急多摩線。線内で多摩センター・永山駅とともに、
優等列車停車駅となっている栗平駅で撮影しました。
まずは線内運用の主力級である2000系。
当初は5000系に代わる急行用車両として1.6m幅の幅広乗降扉を採用して
登場した2000系。しかし、幅広乗降扉ならではのトラブル(乗降時分の増大→遅延)を
頻発させてしまい、今では多摩線の線内折り返し運用と多摩線~小田原線を
直通する「区間準急」の運用がメインです。
ところで、「区間準急」って正直名前を改めてほしい種別ですよね。
新宿~梅ヶ丘間だけが準急運転で梅ヶ丘以西は各駅停車。つまり通過
するのは南新宿・参宮橋・代々木八幡・東北沢・世田谷代田の5駅のみ。
「区間準急」ではなく「普通」または「区間各停」で良いのでは・・・。
お次は、多摩線を今日の姿に仕立て上げたエース級の形式。
9000形に代わる、2代目地下鉄千代田線乗り入れ用車両である、1000形。
就役当初は複々線化工事の進捗度の影響などもあり、小田急線~千代田線
直通列車は朝夕中心の10往復程度となっていましたが、2002年の白紙改正で
それまで、新百合ヶ丘~唐木田間の折り返し列車がメインであった多摩線にも
都心直通急行が新設されることになり、「多摩急行」として多摩線のエース級
車両になりました。なお、1000形の千代田線乗り入れは2010年度末をもって
終了し、現在は後任の4000形にその任を譲っています。
「多摩急行」は地下鉄千代田線の車両も充当されます。
千代田線開業時からの主力車両である6000系。開業以来40年近く千代田線
の主として君臨してきましたが、後継の16000系との置き換えでその数は
少しずつ減ってきています。ただ、完全淘汰は有楽町線・副都心線の
7000系の方が先のようです。そして、現在の多摩急行の主力はというと…
1000形の後任として、3代目千代田線乗り入れ用車両となった4000形。
製造コストを抑えるために、小田急線とともに千代田線への直通運転を
行っているJR東日本・E233系をベースとしており、サイドビューや側面の
LED表示器はE233系そのもの。多摩急行のほか、10両固定編成の強みを
活かして小田急線内の急行や快速急行にも充当されています。
東京メトロ・16000系。
6000系の後継車両として製造されました。特徴は何と言ってもPMSM式
VVVFインバータを本格的に採用したことでしょう。
初めて乗る時は少々不気味な音がしますが、慣れてきちゃうとIGBT式よりも
電車らしい音を奏でることがわかってきます。
こうして、朝6時ごろから、約2時間半の“朝イチ撮り鉄”は無事に終わりました。