デスノートとはあの有名な映画の、死神から貸与された邪悪なツールである。

気に食わない人の名前をそのノートに書き込めが、その人を殺すことができるのである。

裁判では調書が重んじられ、それゆえ調書の捏造など許されない。

一般人が調書の捏造をすれば、犯罪者として重い罪に問われる。

しかし裁判官が調書の捏造をしても、他の裁判官が隠蔽して終わり、これがこの裁判の極めて異常な、ひとつである。

それと対を成して行われたのが、裁判官が所有するノートに書き込んだことは、調書と同様の効果があるとする点である。

 

直前の記事では、神戸家庭裁判所姫路支部の裁判官によって、裁判官が所有するノートに書かれたメモが、証拠として扱われてしまったことにも言及した。

残念ながら神戸家庭裁判所姫路支部と大阪高等裁判所は、その異常な権限を認めた決定を下してしまった。

 

この裁判官による気ままなメモの証拠化が民事事件で行われるのであれば、おカネですむことである。

 

しかしこれが刑事事件で行われるなら、まさにデスノート化する。

 

先入観や態度などで気に入らないと裁判官が感じて、デスノートに嘘の犯罪事実を書き込めば、最悪は冤罪による死刑である。

そのようなことがまかり通るのであれば、もはや裁判所など必要ないばかりでなく、国家権力により多くの無実の善人がもっと殺されるようになり、やがては国家自体も転覆するであろう。