『私は奇跡を見た』
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
政木和三
第三章 第七次元の実験
第一節 物質の転送
奇跡を体験するようになってから、私自身がテレビ等に、そういう事に関連して出演したこともあって、超能力者、つまり私が第七次元と名付けた現象を起こす人々と、めぐり会うことになった。
私も、それらの人々に関心を持ち、できるだけ条件をそろえてやり、また可能な科学的実証をやってみようと考えた。
そのようにして、これまで私が行なった実験の中から、興味深いものを、いくつか紹介してみよう。
まず、昭和四十九年十一月四日のことであった。
一真君というチビッコ超能力者と、北千里駅の上にある
『水車』
という食堂へ食事に行ったときである。
『おじいちゃん(一真君の背後霊と思われる)が物を飛ばせると言っている』
と一真君が言い出した。
『何を飛ばす?』
と私は聞いた。
“飛ばす”というのは、物質を一瞬のうちに移動させる、いわゆるテレポーテーションのことである。
『昨日作った戸車にしようか』
『その戸車はいまどこにある?』
『僕の部屋のベッドの上においてあるよ』
『じゃあ、それを飛ばそう。
どこへ飛ばそうかな。
駐車場にある自動車のシートの上にカメラが二台おいてあるから、その間へとばしてもらおう』
そこで、瞬間に一真君は目を閉じた。
『おじいちゃんが飛んだと言っている』
食事をすませて、階段をおり、約一五〇メートルほど離れた駐車場の所へ行き、窓から中を見た。
『ある』
と、私は叫んだ。
8ミリと35ミリカメラのまん中に、二連の戸車がちゃんと置いてある。
車にはキーは、完全にかかったままである。
駐車するとき、外部からカメラが見えるので、盗られないかと心配して再三のぞき込んで確かめたので、カメラ以外は何もなかったことはよく確かめてあった。
その二つのカメラの間に、昨日一真君が学校で、二つの戸車をビスとナットで連結して家へ持ち帰り、自分のベッドの上に置いてあったものが、約千メーターも離れたこの車の中へ、ドアーも開けずに入り込んだことになる。
左右のドアーを確かめたが、キーはロックされたままである。
一真君は、小おどりして、
『わっ飛んできた』
と、大はしゃぎだった。
ドアーをあけ、35ミリのカメラだけを取り出して、そのシート上の戸車の写真を撮った。
同日午後、二つ目の転送実験を行なった。
次の日の十一月五日は、大阪大学部の文化祭であった。
そこで私の高次元の世界の講演と、一真君の空中で文字を書く実験をする予定となっていた。
そこで、前夜祭というわけではないが、前日に文化祭の実行委員連が、高次元の実験の下見にやって来ていたのである。
まず第一に実験したことは、両端を封じたガラス管の中へ、マッチの軸を転送する、というものである。
ガラス管は直径三五ミリメートル、長さ約三〇センチメートルのものの両端を、ガラス自体を高温で溶かし、つぶして封じたものを使った。
そのガラス管を机の上に置き、ガラス管の上に、マッチの軸を一本置く。
一真君がその上に右手をかざした。
『はいれ……はいれ……』
と気合をかける。
文化祭の委員の一人は、かたわらで顔がガラス管に接するぐらい近づけて見ている。
ガラス管の中に湯気が立ち始めた。
沸騰しているように見える。
そのとき、その委員が、すっとんきょうな声を張りあげた。
『はいった!』
みると、ガラス管の内壁の上部にマッチ棒が附着しているではないか。
ガラス管をコツンとたたくと下に落ちた。
ガラス管の中は水蒸気がたちこめている。
その委員の人は、始めからの状況を口をとがらし、つばを飛ばしながら、一部始終を周囲の人に説明していた。
このガラス管は写真のように、先は細く長くなっており、後から気付いたのではあるが、先端に直径一ミリぐらいの小さな穴があった。
しかしその穴からは、マッチの軸は出入りできないことを確かめた。
もしその穴から入ったとしても、どのようにして管壁の上端に附着したのだろう。
常識ではとても考えられないことである。
次に行なった実験は、マッチを座ブトンに通過させようというものであった。
今日は念力の調子がよいので、実行委員の面前で、その実験をやってみようと、一真君はいう。
イス用の小さな座ブトンの上に、マッチ棒を二本X字形に置き、その上に右手をかざした。
『通れ』
と叫んだが、第一回目はだめだった。
また
『通れ』
と叫ぶ。
これを数回繰り返していた。
そして何回目かに
『通れ』
と叫んだとき、二本のマッチ棒は消え失せた。
座ブトンの上にはない。
座ブトンを、そおっと持ちあげると、その真下に、最初においたX字形のまま通り抜けた形で見い出された。
それから数回行なったが、いずれも、正確に最初に置いた形のまま通り抜けることが実証された。
その翌日十一月五日は、学生が六百人も集まった面前で、空中で代数式の答を出す実験に成功した。
次に直径一センチメートルぐらいのガラスパイプを鋭角、直角、鈍角に曲げて、マッチ棒を入れる実験を行なった。
マッチの軸が入ったのは、鈍角に曲げられたパイプだけであった。
直角と、鋭角に曲げられたパイプにはなぜ入らないのだろうか?
一真君自身が通らないだろうと最初から思って念ずるから通らないとも言える。
これは不思議なことをして、人をびっくりさせようと思う欲望のために、念力が弱められるとも考えられる。
しかし、一面、私の考えでは、時間の次元の異なる世界での現象と見れば、鈍角のパイプであれば時間をかければ、マッチ棒を入れることは容易であるが、直角に曲がったパイプでは、時間をかけても入らないために不成功となったとも言える。
スプーン曲げも、クリープ現象の一つと考えれば、手に持ったスプーンが、瞬間に曲るように見えるのは、私達の目だけであって、高次元の世界では、私達の一秒は、何万年にも相当するために、スプーンの一端を支持して数万年も放置すれば、クリープ現象によって、自然にスプーンは曲ってくるものである。
私は奇跡を見た
初版発行:昭和53(1978)年1月10日
10版発行:昭和59(1984)年3月15日
著者:政木和三
発行者:瓜谷侑広
印刷所:藤印刷 株式会社
発行所:株式会社 たま出版
〒162 東京都新宿区納戸町33
電話 03-269-4367
振替 東京3-94804
0014-0023-4354
1978©
ISBN 4-88481-023-6 C0014 ¥980E
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
『私は奇跡を見た』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
政木和三先生がご発明なされた初期の頃の
元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!
ご用命の際は
下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。
令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた
元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)
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神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較
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info@knestinc.jp
税込¥220,000,-
≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
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