齋藤明のブログ!

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ゼペットスタジオ株式会社 代表 商業施設開発、店舗開発、新規事業開発、地域活性化プロジェクト/facebook秋田県人会(フェイスブック秋田県人会)初代会長(創設者)/日本エコダーチャ協会 会長

数年前、コインランドリーの出店が空前のブームとなりました。その背景には、コンビニのオーナーが抱える過重な負担が問題視されたことが挙げられます。

ちょうどその頃、SNSでは「映える」写真や華やかな生活を投稿してフォロワーを増やすことがステータスとされ、若者から年配者まで多くの人がSNSに時間と労力を費やすようになりました。この流れの中で、SNSに投稿することで注目される仕事に対する憧れが広がり、逆に「SNS映えしない」仕事を避ける傾向が見られるようになりました。

さらに、大手コンビニや飲食チェーン店での勤務内容をSNSに投稿し、社会的な批判を受けるケースも増加。これにより、特にコンビニや飲食業界で働きたいと考える日本人が減少する現象が起こりました。その結果、人員不足に悩むコンビニオーナーが、働き手を必要としないコインランドリーへの業態転換を進める例が多く見られるようになりました。

また、飲食店の新規出店が決まっても、スタッフ不足のために開店できず、そのまま事業撤退を余儀なくされる店舗も少なくありません。一方で、共働き世帯の増加や休日にまとめて洗濯をする主婦の増加などの社会的背景もあり、コインランドリーの需要が急増し、新規出店のブームが生まれました。

興味深い点として、企業の就職面接では、コンビニでのアルバイト経験が複雑な業務スキルとして評価され、就職活動に有利とされることもあります。しかし、SNSの影響や社会の価値観の変化によって、「他人と比べて仕事を選ぶ」「きつい仕事は避けたい」という傾向が強まりました。

時代はAIへと進み、無人レジのコンビニやファミリーレストランの配膳ロボットなど、働き手不足を補う技術が普及しています。AIやロボットは今後、働き手のいない分野だけでなく、これまで「エリート職」とされた分野にも進出すると予測されます。一方で、人間にしかできない「心」と「クリエイティブ」を必要とする分野も重要性を増していくでしょう。

このように、「人件費の高騰」や「働き手不足」による変化を背景に、AIが担う分野と人間ならではの分野が極端に分かれる時代に私たちは直面している事実を踏まえていく時代なのかと考えさせられます。


「ベジタリアンとヴィーガンの違いについて」 ベジタリアンとヴィーガンは、どちらも肉を食べないという点では共通していますが、その背景には地球環境問題などの異なる思想があります。  ベジタリアンは、健康や体調面で肉を避けることが多いのに対して、ヴィーガンは動物や環境問題に配慮し、思想的に肉や動物由来の製品を摂らない選択をしています。 

 近年、アカデミー賞のパーティーでもヴィーガン食が採用されるなど、特にセレブの間でヴィーガンのライフスタイルが広がっています。その背景には、環境問題や動物福祉に対する意識の高まりがあります。例えば、劣悪な飼育環境や、知性ある動物を殺すことへの抵抗感、世界中で飢餓に苦しむ人々がいる中での過剰な消費に対する違和感などが挙げられます。

  特に、牛肉の輸出大国であるブラジルでは、牛の飼料となる大豆やトウモロコシ、小麦を栽培するために広大な森林が伐採されています。私がChatGPTに依頼して計算したところ、牛一頭を育てるために必要な飼料を栽培する畑の面積は、同じ面積で人が消費する穀物を育てる場合の約25倍にもなることが分かりました。つまり、もし肉を食べなければ、その食肉分で私たちが必要とする農地は現在の1/25で済むのです。飢餓で苦しむ人々を救える可能性があります。

  また、日本では減反政策がすすめられ、飼料米を栽培すると補助金がもらえる事から、一般の稲作の田んぼが大幅に減っています。そして、昨今の米不足問題などがマスコミで取りざたされています。  最近は大豆ミートや培養肉といった代替食品が注目されていますが、根本的に「食」と「地球環境」、そして飽食のこの時代の私たちの消費について再考する時期に来ているのではないでしょうか。

以前にパキスタン人で日本でインドカレー店を多店舗化する社長から聞いた話です。
 彼が経営するインドカレー店に招待され、料理が出されるまでの間に、そのパキスタン人の彼がモニターで流れているインド人らしき人物が歌っている音楽ビデオを指さして私に聞いてきました「今流れている動画で歌っている人知ってる?」かたことの日本語で言います。知らないと告げると、それは世界を知らなさすぎると言われました。そのモニターで歌って映っている男性はインドの俳優なんだとか、でも日本では知られていない彼は日本以外、特にユーラシア大陸では大スターとの事です。特にトルコから東南アジアにかけてインドを含む国々ではインドの映画、歌謡などのエンターテイメントが日常なんだとか~インドから発信された映画や音楽はその国々に配信されて、それは日本の人口の比でもないくらいの人々地域に配信されます。
そして、そのパキスタン人社長はさらに教えてくれます。「日本ではキムタクが有名でも日本人の知らない今モニターで歌っているインド人は計り知れないほどの人々が知っている有名人なんだよ。でもその人たちは逆にキムタクを知らないと思うけどね」と言います。
(※ここでは、日本を代表するスターとして木村拓哉さんを引き合いにさせていただいておりましたので、ご了承くださいませ!)
彼が言いたいことは、日本のGDPは世界でも上位、他の事に関しても日本は世界でも広く活躍している~でも、日本人はそれを過信しすぎている。それより、知らなければいけない事は日本以外にあって、その事を知ったうえで日本を見つめてほしいと言います。そうすると。もっと日本の良さと課題が見えてくるよ~と、提供されたタンドリーチキンを食べながら語っていただきました。
その時にいただいたタンドリーチキンがおいしすぎたので、それ以来インドカレー店に行くと必ずタンドリーチキンを注文しています!!

数年前、たまたま立ち寄ったバーであった漁師から聞いた話~それは技術進歩による地方の衰退の話でした。

 

  青森県のとある港町に出張で立ち寄り、夜は海鮮をいただきお酒をいただける二軒味のお店を探していました、飲屋街の裏路地にある一元さんお断りと言われそうな場末のバー〜本来なら地元のお客さんから常連客しか入れないイメージを醸し出している小さなお店でした。ですがあえてお店に入ってみると、男性のマスター1人と、カウンターの奥に男性客が1人・・・・。 

 

 私がお店に入りアウエイ感の重圧の中、水割りを飲みながら。そのカウンターの奥の男性に話しかけました。ニヒルなその男性は話しかけると快く私の問いかけに答えてくれました。

 

  そのニヒルな男性に興味を持った私は気づくと水割りを片手に色々と質問をしていました。  話を伺うと、その男性は年に2回、ここのスナックに立ち寄るとのことです。

 

ご自宅は静岡県のとある漁師町の漁師さんでした。半年かけて、日本の漁場をまわるので静岡の自宅に帰れるのは年に2回とのことでした。話をさらに聞いてみると、青森でとれたサバを冷凍して関東の漁港で水揚げをするとのことです。 

 

 東北で水揚げするより、関東までの燃料代を使ってでも関東で水揚げをした方がサバの単価も上がり利益が出るとのことでした。  数十年前は、冷凍技術がままならなかった頃は、青森の近海で撮れたサバが青森の漁港で水揚げされ港町も経済的に潤っていたと聞きます。今ではその港町は寂しく、昔の賑わいの想像がつく今では寂しさと虚しさが感じ取れる町並みと化しています。冷凍技術の進歩がピンポイントの話にはなりますが、技術の進歩には地方の経済や風情なども衰退させてしまうものなのかと、水割りを飲みながら考えさせられた場末のバーでした。

 

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 日本は工場レベルでの生産効率において世界トップクラスを誇ります。

 

 しかし、この技術的な優位性を企業全体の生産性にまで拡大することができず、世界的に見ても企業レベルでの生産性は低い位置に留まっています。技術的な面では高い効率性を実現している一方で、企業の日常業務に目を向けると、生産性の低下を引き起こしている要因が見えてきます。

 

  特に、欧米では非効率的な業務や職を合理化することで生産性を高めていますが、日本企業では古い業務方法が未だに広く用いられています。例えば、海外では既に廃れたFAXの使用が日本では珍しくなく、経理や人事業務でもデジタル化(DX)が遅れがちです。

 

  これは、雇用を守るためや年配の従業員に配慮するなどの理由から、アナログ手段への依存が続いているためです。また、DXへの移行を求める動きに対しては、日本の企業の労働組合が反対することもあります。これは、欧米では時代の流れとして受け入れられ、改革が進むのと対照的です。

 

  時代の流れを見れば、かつて農業でのトラクターや田植え機の導入が冒涜と見なされた時代がありましたが、今ではそれが当たり前となっています。DXへの移行も、今後は同様に時代の必然となる可能性があります。国民一人ひとりが現在の流れを理解し、情報を集約する意識を持たなければ、国レベルでの生産性の格差は解消されず、それが国の利益に影響を与えてしまうことでしょう。  また、特に地方での事業継承で、赤字ギリギリなどの企業の財務状況を拝見すると、DXに移行する事で大幅な黒字化が見込める企業が多くあるのも事実です。

 

  日本が技術的な面だけでなく、企業文化や業務プロセスの面でも世界に先んじるためには、時代に適応し、改革を進める必要があります。DXの推進は、ただの流行ではなく、生産性向上のための重要なステップとして捉えるべきと実感しています。老若男女問わずDXなどに対する義務教育から社内教育などのリスキリングなどが、当たり前の時代となっていく事と実感しています。

 

生産管理と受注出荷の連携 ~営業活動と工場との関係~ │ 生産管理システムのエキスパートがホンネを語るブログサイト

誕生日ケーキ、いつ日本に 年齢法と冷蔵ケースが立役者 - 日本経済新聞

 

 何年か前の事でしたが、90代男性のケーキ職人と話す機会がありました。

彼が約75年前に職人を志した理由は、戦後の食糧難を背景に持つ貴重なものでした。

その時代、多くの日本人が飢えと戦いながら生きていました。

 

彼はケーキ店に就職し、後に自分の店を持つことになりますが、その動機は「甘いものを食べる幸せ」にありました。彼は誇らしげに話しました。「甘いものが食べられることがどれほど幸せか、わかるかい?」彼の言葉は、今の私たちが日常的に享受する「甘さ」そして「食」に対する思いでした。

 

田中角栄の言葉にもあるように、「食」は当時、生活の中心でした。時代が進み、高度経済成長期には「物」が重要になります。

 

松下電器(現パナソニック)の創業者、松下幸之助の「水道哲学」が示すように、物質への欲求が高まりました。

商品をいかに大量生産し国民に供給できるかが日本経済のテーマでした。

 

そして今、若い世代は「承認欲求」を追い求めています。彼らは、食料と物質が豊富な時代に育ち、バブル崩壊の影響を受けた大人たちの苦悩を目の当たりにしました。結果、彼らの価値観は「食」「物」「金」から「自己承認」にシフトしました。SNSでの「いいね」や「フォロワー」への執着が、この世代の特徴とされています。

戦後の食糧難から始まったこの物語は、日本の社会的、文化的変遷を映し出しています。この事から、時代の流れは「食」「物」などの物質的なテーマから「心」がテーマになっている事にきづかされます。


話は戻りますが、その90代のケーキ職人は今でも「甘いもの」携われて仕事ができている事に今現在も誇りをもたれていました。
そして、そんなお話をしていただいている時のその90代のベテランのケーキ職人の目の輝きが印象的だった事を今も思い出します。

 私のビジネスパートナーが、新潟県のある場所にとある国の金融関係者を案内した際の感想をお伝えします。

 

「ここって日本の特区みたいですね!東京よりも土地が高いんですか?」

と言われました。その場所は、自然に恵まれ、新幹線や高速道路が通り、一般道路や電気水道などのインフラも整備されているだけでなく、ガソリンスタンドやコンビニ、飲食店もロードサイドに点在しています。

 

 この地域は冬には雪が降るため、世界的に見ても非常に魅力的な場所として知られています。

東京のような大都市は世界中に存在するため、それほど珍しいものではありませんが、このような日本の地方都市は特区のような存在ではないかと思ってしまいます。新潟にはもちろん、温泉地やスキー場を含めたインフラ整備が進んだ地方都市が日本各地に存在し、雪のない地域でもそれぞれの歴史や観光要素が豊富にあります。

 

 このような地方都市は、海外から見るとさらに特別な魅力を感じてもらえるのです。しかも、日本各地には自然に加えて歴史も存在します。私の故郷である東北地方は戦国時代や幕末の歴史はあまり知られていませんが、平安時代まで遡ると熱い歴史があります。特に東北はPRが上手くいっていないかもしれませんが、私はそんな歴史や雪、温泉、スキー場、豊かな自然、文化に誇りを感じています。私たち国民は、このような日本の素晴らしさを認識し、世界にアピールしていくべきだと痛感しています。

 

 

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「ゼペット」とはピノキオ作ったゼペットじいさん~スタジオは、その工房の事です。

 

 弊社ゼペットスタジオ株式会社は木の人形に命を宿したゼペットじいさんの様に携わるプロジェクトのいとつひとつに命を宿していける工房でありたい~ 

 

そのプロジェクトたちが意思をもって独り立ちをしていってほしい~そんな思いを込めた会社・・・・

 

それが弊社 ゼペットスタジオ株式会社です!!

 

http://geppetto-studio.net

  近年の日本においては、パンデミックとウクライナ情勢による物価上昇が、40年ぶりのインフレーションの兆しをもたらしています。  

 

 これまでの間、価格の上昇や値上げに対して違和感を感じていた生産者や消費者たちも、それを当たり前のこととして受け入れる時期に来たのではないかと感じられます。

 

  そんな中、私はずっと思っていた事がありました。それは、低価格を売りにしている大手チェーン店は別として~味や店の雰囲気・スタッフの接客姿勢・こだわりを重視している飲食店が、それなりの価格で料理を提供しても良いということです。

 

  私はそうしたお店が自信を持って単価を上げるべきだと思っていました。現在の状況を考えると、尚更このご時世に、そうした店舗や企業が価格帯を見直し、従業員の収入向上に貢献することが、景気を後押しする要素の一つとなものと感じています。

 

 地方にはその地域の象徴となりえる商業施設があります。

現在の状況では、特に地方では駅前や商店街よりも、郊外にある商業施設が地元の人々の中心となっています。その理由は、駐車場がなくアクセスが悪い駅前や商店街よりも、郊外のショッピングセンターを中心に新しい住宅街が開発されているからです。たとえば、全国展開しているシアトル系のカフェチェーン店が郊外に出店すれば、若いファミリーはその周辺に住宅を購入する理由になります。このようなファミリーをターゲットに、他のショップや事業体もその地域に集まってきます。さらに、行政の出張所などの公共施設もそこに設置されることがあります。その結果、山岳地域など比較的距離の離れた地域の人々も移住しやすくなっています。最近では、この傾向が増えています。

 

 この現象は「コンパクトシティ」とも呼ばれており、人口の少ない地域では、採算の取れない郵便局を設置したり、アマゾンの配達で遠方の地域にわざわざ行ったり、老朽化した水道管の長距離補修を行ったりする必要がなくなり、経済的デメリットや非効率な生活が軽減されつつあります。このような動きは、人口減少している日本の各地で起こっていると考えられます。地域創生という言葉がよく使われますが、まずはこのコンパクトシティ化が時代の流れで地方から自然に生まれていることに注目する必要があります。