753『オットーという男』→笑えて泣ける | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

スウェーデンのコメディドラマである

2015年『幸せなひとりぽっち』(監督:ハンネス・ハイム)の

リメイク作品で、製作・主演を共にオスカー俳優である

トム・ハンクスが担当しました。

ちなみに、製作者にはハンクスの奥様リサ・ウィルソンも名を

連ねています。

 

本作のお話は、こんなシチュエーションで展開します。

 

曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロールし、さらには

ルールを守らない人間には説教三昧する、なんとも面倒で近寄りがたくて、

いつもご機嫌斜めの男は、挨拶をされても仏頂面、それどころか

野良猫にも八つ当たりするほどの町内一の嫌われ者。

ただ彼は、最愛の妻に先立たれ、仕事もなくして、自らの人生に

ピリオドを打とうとして自殺を企てている様子。

 

そんなところへ、男の向かいの家に越してきたのが、陽気で人懐っこく、

お節介たっぷりな奥さんの家族でした。

 

男は自殺に取り掛かるものの、いつもその奥さんの陽気ぶりに

邪魔される形になって、なかなか死ぬことができません。

自殺失敗の連続ということです。

それも一度だけならまだしも、二度三度と・・・


ところが、男のとってド迷惑なはずのそんな一家との関りが、

次第次第に男の人生を変えていくことに・・・

 

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「オットーという男」 2022年 監督:マーク・フォスター/  

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 トク・ハンクス/マリアナ・トレビーニョ/

 

出演は、自殺願望を持つ男・オットー役に、

1993『フィラデルフィア』(監督:ジョナサン・デミ/)

1994『フォレスト・ガンプ』(監督:ロバート・ゼメキス/)
で二度のアカデミー主演男優賞に輝くトム・ハンクス/。

 

向かいへ引っ越してきた陽気な家族のお節介奥さん役には、
マリアナ・トレビーニョ

 あまり知らなかった女優サンですが、こんな案内を見つけました。

~メキシコのモンテレー出身の舞台女優および映画女優~

また、ミュージカルでも同じ役を1、000回以上演じるなど、

かなり芸達者ぶりを発揮しているようです。

本作でも小気味のよいコミカルさを出しています。

 

また、若き日のオットー役を、トム・ハンクスの実の息子である

トルーマン・ハンクス/が演じています。

~映画業界の中でも俳優ではなく、撮影の仕事に携わっているが、

 本作で俳優デビューとなった~と紹介されています。

 

監督には

2008年『007 慰めの報酬』(出演:ダニエル・クレイグ/ほか)

などのマーク・フォスター/が当たっています。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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