スウェーデンのコメディドラマである
2015年『幸せなひとりぽっち』(監督:ハンネス・ハイム)の
リメイク作品で、製作・主演を共にオスカー俳優である
トム・ハンクスが担当しました。
ちなみに、製作者にはハンクスの奥様リサ・ウィルソンも名を
連ねています。
本作のお話は、こんなシチュエーションで展開します。
曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロールし、さらには
ルールを守らない人間には説教三昧する、なんとも面倒で近寄りがたくて、
いつもご機嫌斜めの男は、挨拶をされても仏頂面、それどころか
野良猫にも八つ当たりするほどの町内一の嫌われ者。
ただ彼は、最愛の妻に先立たれ、仕事もなくして、自らの人生に
ピリオドを打とうとして自殺を企てている様子。
そんなところへ、男の向かいの家に越してきたのが、陽気で人懐っこく、
お節介たっぷりな奥さんの家族でした。
男は自殺に取り掛かるものの、いつもその奥さんの陽気ぶりに
邪魔される形になって、なかなか死ぬことができません。
自殺失敗の連続ということです。
それも一度だけならまだしも、二度三度と・・・
ところが、男のとってド迷惑なはずのそんな一家との関りが、
次第次第に男の人生を変えていくことに・・・
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「オットーという男」 2022年 監督:マーク・フォスター/
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トク・ハンクス/マリアナ・トレビーニョ/
出演は、自殺願望を持つ男・オットー役に、
1993『フィラデルフィア』(監督:ジョナサン・デミ/)
1994『フォレスト・ガンプ』(監督:ロバート・ゼメキス/)
で二度のアカデミー主演男優賞に輝くトム・ハンクス/。
向かいへ引っ越してきた陽気な家族のお節介奥さん役には、
マリアナ・トレビーニョ/
あまり知らなかった女優サンですが、こんな案内を見つけました。
~メキシコのモンテレー出身の舞台女優および映画女優~
また、ミュージカルでも同じ役を1、000回以上演じるなど、
かなり芸達者ぶりを発揮しているようです。
本作でも小気味のよいコミカルさを出しています。
また、若き日のオットー役を、トム・ハンクスの実の息子である
トルーマン・ハンクス/が演じています。
~映画業界の中でも俳優ではなく、撮影の仕事に携わっているが、
本作で俳優デビューとなった~と紹介されています。
監督には
2008年『007 慰めの報酬』(出演:ダニエル・クレイグ/ほか)
などのマーク・フォスター/が当たっています。
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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