最近、益々、
「笑いましょう」ということを見聞きするようになりました。
先日も、一見すると、笑うこととは全く関係のないような、
スピリチュアル(魂的)な感性をアップするというトークの中で、
「いちばんいいのは、笑うことです」
というお話になって、
あらまあ~、と感激していました。
もちろん、自分がそういう気配のところを選んでいる
行っているということはあります。
でもね、一見、ちょっと深刻そうなムードなわけですよね。
魂、霊性、精神世界、目覚め、気づき、
涙や笑顔はあっても、「笑う!」は、
あまり出てこなさそうな。
でも、実は、笑うことは、
古今東西、精神修養には欠かせないものだったのです。
ただひたすらに笑う、という修行は、
特に、
東洋の精神進化のための学びの中にみつけることができます。
西洋では、
笑うことを禁じていた一部のキリスト教の影響で、
長らく、笑うことは否定されてきたという背景があります。
現代の日本では、戦後の西洋文化の影響が大きいですから、
元々は、笑うことが大好きで自然な行為だったのに、
長く、「笑いが失われた時代」だったと言えます。
笑うことは健康にいい、のではなく
笑わないことは健康によくない、のです。
「西洋の人間よ、自由になれ。東洋の人間よ、己を知れ」
という言葉があります。
これからは、統合されていく時代。
「笑う力」を取り戻していくのです。