スペインに行ってきて思ったこと、感じたこと<ガウディの建物、建造物> | カンボジアの元気による元気になるブログ

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元気です。

 

スペインで見たいと思っていたものの一つが、ガウディの建設物でした。サグラダ・ファミリアが世界的に有名ですが、バルセロナを中心にガウディが残した建築物が数多く残っています。

 

世界的に超有名なサグラダ・ファミリア

 

見た目からとても特徴的というか見方によっては奇怪な建物なのですが、ガウディは建物のデザインの多くを、自然をモチーフにしていたと言われています。

 

サグラダ・ファミリアの設計の際には、構造計算をするために、逆さ吊りの実験ということまでしています。これは、効率よく建物を支えるための建物の構造を考えるために、建物を逆さ吊りにした模型を造って構造を造ったそうなのです。

 

↑ガウディの逆さ吊りの実験

 

このあたりのことは、ネットで調べてもたくさん出てきます。

僕は行く前に下記の本を読みました。どちらもわかりやすくおもしろかったので、興味があったら読んでみてください。

 

『バルセロナのガウディ建築案内』

丹下 敏明著

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写真が多くて、どこ周りたい、見たいとか選べると思います。

 

 

『ガウディの伝言』

外尾 悦郎著

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サグラダ・ファミリアについて多く書いてあります。

 

 

余談ですが、僕がサグラダ・ファミリアというものを知ったのは、NesleのCMなのですが、その時に映っていたのが、この著者の外尾悦郎さんです。日本の職人がサグラダ・ファミリアの主任技士として活躍されているのですから、脱帽です。

 

 

 

で、またすこし話は脱線しますが、桜井章一さんの『負けない技術』という本の中で、彼は「私の師は自然なんです」と言っていたんです。自然は何千年何万年も淘汰を続けて残っているのだから、自然の調和や自然界の動きから学ぶことは多いのですよ、と言っています。

 

『負けない技術』

桜井 章一著

 

 

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そして、佐藤航陽さんの『未来に先回りする思考法』という本やブログの中でも、自然から学ぶということを言っています。

 

『未来に先回りする思考法』

佐藤 航陽著

 

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佐藤航陽さんのブログ(2017年1月4日)

『偶然でも必然でもない世界を生きるということ、動き続けることの大事さ』http://katsuaki.co/?p=932

 

 

ここ1~2年くらい自然から学ぶ、自然の流れに合わせていく、ということがこの自然に生きていく上で重要なんじゃないかなと考えていて、そういう自然を愛し、建設として形を残したガウディの建設物を体感してみたいと思ったのです。

 

というわけで、見てきました。ざざっと写真でご紹介します。

 

◆ グエル邸

ガウディを資金面で長年支援し続けたという実業家グエルの家です。グエルとガウディは資本家とパトロンという関係を超えて、芸術を理解し合える友人同士だったそうです。

グエル邸の玄関。

この放物線はガウディの建設の至る所にでてきます。

とても美しい曲線。真ん中の装飾も門も非常に高い技術で溶接されているそうです。

 

馬車の厩舎になっていた地下室。とても風通しが良い。

換気も計算されていたのだそう。排水も考えられている。

 

中央ホール。

とても高い天井。穴があいていて、下まで光が入る。とても立体的な設計。この中央ホールにあるガウディが設計した大理石のベンチがあって、めちゃくちゃ座りやすいベンチだった。

 

中三階(メザニン)から中央ホール。

中央ホールはそんなに広いスペースじゃないけど、立体的に作られていて、とても広く感じる。キリスト教の儀式をするとき、ここに聖歌隊が乗ったそう。

 

天井の装飾のひとつ。

これだけ見ても信じられないくらい手間がかかっている。

 

天井の煙突。

煙突を植物をモチーフにしてる。かわいい。

 

◆カサ・バトリョ

バトリョさんという繊維系の実業家の改築をガウディが請け負った。これがガウディの全てをつぎ込んだ傑作と言われている。

 

完成当時「骨の家」と揶揄されたという評判通り、まさに骨。写真で見る以上に、細部を見ればみるほど骨。

この建物は非常に美しいグラシア通りに建っており、まるで周りの建物を挑発するかのようなファサード。ガウディの強さを感じる。

 

内部はほとんど流線型。海のなかみたい。ステンドグラスもきれい。

光が十分入ってくる様に窓は広い。ステンドグラスにあるように円形のデザインが多用されてる。

 

オーディオガイドはタブレット型の物をもらえて、昔の画像を合わせながら見れる。これは面白い。家具がある家の中をイメージできる。

 

中は上部が青が濃く、下が薄くなっている。窓の大きさも上は小さく、下が大きく、均一に光が入るようになっている。

 

屋根裏の廊下。美しい放物線。使用人が洗濯などをする部屋として使うために作られ、風通しが良い。

 

◆グエル公園

前述の実業家グエル氏が、バルセロナの丘陵地域を高級住宅街にしようと、公園の設計をガウディに依頼した公園。この事業はうまくいかなかったそう。グエル・ガウディ・バルセロナの医者の3軒が売れるにとどまったそうだ。

 

全体図

 

眺めがめちゃ良い。バルセロナと海が一望出来る。

 

正面から。

 

有名なトカゲ。

タイルを貼り付けて派手な色使い。この口から水が排水される設計になっていたそう

 

公園の広場を支える柱。広場は住民のイベント会場、このスペースは市場にする計画だったそう。

 

波打つベンチ

すごく座りやすい。後ろから排水するようになってる。

脇の通り道。

波の下に潜り込んだような気分になる。ここは元々岩山で、岩山を削り取った地形を活かしたデザインにしているそう。

 

◆サグラダ・ファミリア

ガウディが31歳のときに建設主任に指名され、建設が始まったという大聖堂。2026年の完成を目指し、今も建設中。

写真で見るよりもずっと大きかった。現在建っているファサードがたしか80m弱なので、ドーム球場の天井と同じくらいと言えば、天井の高さがイメージできるだろうか(わかりにくいですね笑)
完成する塔は130mをこえるというから驚き。言葉でも写真でも伝わらない荘厳さ、圧巻な建物でした。写真どうぞ

 

公園から。

 

こっちが入り口、誕生の塔。イエス・キリストの誕生した物語を彫刻にしているそう。右上のハープの彫刻は前述の外尾さんが造ったものなのだそう。

 

こちらが受難の塔。

ガウディが生きている時に完成した塔。キリストが十字架にかけられたシーンを彫刻にしているそう。骨や骸骨などがモチーフになっており怖い雰囲気が漂う。

 

中は大聖堂になっている。陽の光が差し込む。中の柱は木をイメージしているそう。森林の中にいるような気がする場所。

 

 

ステンドグラスに日が差して幻想的な雰囲気になっていた。

 

サグラダ・ファミリアは圧巻でした。。

明らかに人工的な建物なのに、森の中のパワースポットにいるような気になる場所でした。

 

最後に

◆カサ・ミラ

ここは見学料を払って中は入ってないんですが、1F にカフェがありまして、そこでビールを飲んできました。

 

 

カサ・ミラ外観

 

こんなとこにカフェがあるんです。贅沢ですね~~。

大ジョッキ5ユーロでした。

 

ここは、現在も4世帯が「住んでいる」邸宅なんだそうです。

世界遺産に住めるって、めちゃ贅沢。。。

アンコールワットにも住んでるひといましたけどね笑

 

※カサ・ビセンスは工事中で見れませんでした。

 

ということで、ガウディの建設のまとめでした。

 

 

見てきて感じたことというのは「すげえぇ」という感じです。

正直まだうまく言葉に出来ないです。ただ、ガウディが崇高な理想を持っていて、それを並々ならぬ情熱で形に残した芸術家であったということは、どの建設物を見ても感じることでした。

きっとこれから先に、今回見たものが自分のなかで醸成されていき、いつか何かの気づきになるような気がするので、その時にまた記事にしたいと思います。

 

 

 

それでは、また!

 

 

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