5期学習・発達支援員養成講座7回目【見方と考え方】オンラインレポート紹介 | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

 

こんにちは。最近はこんな感じでオンライン女子化している
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

どアップ過ぎて、すみません。


今年2月末から、もっぱら自宅リビングが仕事場となっており
背景がスーツ姿に全く合っていない状態です(笑)
次回から仮想背景にしようと思っています。

 

さて、第5期学習・発達支援員養成講座7回目は
コロナウイルスで全国に緊急事態宣言が出たため、
急遽、Zoomでのリモート収録にしました。
その後Vimeoにアップロードし、パスワードをかけ、
2週間を期限とし受講生に視聴頂きました。

私はITのエキスパートではありませんから、

なかなかの作業工程であります(大汗)

 

そのレポートが届きましたのでご紹介します。

 

一校時の講師は広島大学の石附智奈美先生でした。

教室で活用できる感覚統合的視点についてお話いただきました。

 

ーーーーー

・感覚の不具合は自分では気づかないというところに深く納得しました。
自分の感覚が人と違うかもしれないなど思うわけもなく,
ましてや子どもの場合においては,不快さを感じているか,
それを言葉にできるかなどとても難しいことだと思います。
感覚統合の視点を学ぶということの大切さを理解しました。
子どものなぜ「しんどいのか」に寄り添いたいと思います。
学校でコグトレに取り組んでいます。
どの課題にどのコグトレが有用なのか,
しっかり学んでさらに取り組んでいけると思います。
とても勉強になりました。
また,先生の講座があれば参加したいと思います。
【教員】

 

・様々な生活の中で無意識のうちに感覚情報処理をして生活しているが、
人の感覚はそれぞれ違うことであり、
過敏な子、鈍感な子いろんな感覚を持っていることを頭において
関わっていくことが大切と思いました。
個々に応じた関わりの大切さを感じました。
感覚統合の発達過程を知り、
基礎となるところをしっかりと積み上げていかなくては
次の段階を積み上げることは難しいことを学びました。
小さいころから楽しみながらたくさんの体験、経験をしていくことで
感覚は学んでいくのではないかと思い、
身体をしっかりと使った遊びの大切さを改めて感じました。
「できない」ではなく「これならできそう」ということから取り組み、
自信をつけさせ、禁止ばかりでなく、
「ここならOK」「これならOK」と提示していくことも大切と思いました。
どうしてこんな行動をするのかを考えるとき、
感覚面からも考え見ていくことが
その子への適切な手立てとなるのではないかと思います。
「コグトレ」は子どもに関わる方にも情報提供し
取り入れていきたいと思いました。
わかりやすい言葉での講座で良かったです。
何度か先生の講座は受講していますが、復習として受講できました。
ありがとうございました。
聴覚のスライドの時、駅のアナウンスと先生の話がかぶってしまっていて
聞こえなかったので、何を話されていたのか分かれば助かります。
スライドも見やすく、快適に学ぶことができました。
様々なご配慮いつもありがとうございます。
【学習支援員・保育士・学童指導員】

 

・一人一人、感じ方は違うため、
自分自信が大丈夫だからといって、みんながそうとは限らない。
これくらい大丈夫という自分自身の感覚は捨てて、
何がいやなのか、どうして嫌なのか、どこに問題があるのか、
それをしっかり観察し気づき
手立てを立てていかないといけないと感じました。
そして、子ども自身、自分の苦手やなぜ嫌なのか
理解できていない場合が多いので、
それを自覚し、言語化、自分で手立てができるように支援していくことが
とても大切だと思います。
オンライン講座は、とても見やすくてよかったです。
ありがとうございます。
やはりワークを対面でしてみたいのと、
専門的で理解がなかなかむずかしいので、
また深く学びができる機会があることを楽しみにしています。
収録など大変だったと思います。
私たちのためにありがとうございます。
【保護者・元学習支援員】

 

・感覚統合という言葉をかなり以前から知っていましたが、
その重要性については知らないまま特別支援教育に携わっていました。
不適切な行動の背景には感覚調整の問題が潜んでいることが多々あるので、
ただ注意することはやめ、子どものしんどさに気付き、
子どもの状態に応じて日常的に固有感覚が入る活動を導入することが
必要であると感じました。
また、コトグレを取り入れ、聞く力、見る力、覚える力など、
認知機能を強化するトレーニングを取り入れたいと思いました。
とても分かりやすくて良かったと思います。
今回のオンライン講座は、時間帯によるのか、
午前9時までは、スムーズに視聴できました。
9時過ぎると、急に停止し始めました。
自分がオンライン講座をしなければならないと思うと、
今回のオンライン講座は、スタッフの方々や講師の方々の努力で
成り立っていることに感謝したいと思います。
途中の会話も楽しく聞かせていただきました。
楽しめる余裕も大切ですね。
【小学校教諭】

 

・感覚統合的視点をよく理解し支援することで
子どもを守ることができると感じました。
今後も感覚調整に配慮した支援ができるように学習していきたいと思います。
感覚情報は脳の栄養になることを知り、
本人の脳や心が求めていることを保障してあげられるような
対応をしていこうと思いました。
スモールステツプが原則ということや言語指示は一度に一つということを
これからの支援にいかしていきたいと思いました。
コロナウイルスでの外出自粛の中ですが、
オンライン講座で受講させて頂きありがとうございました。
【教育支援員】

 

・娘に当てはまるお話しがたくさん聞けました。
シングルフォーカスの部分と認知の問題と両方あるのだと思っていました。
今回、低登録という言葉は初めて聞きました。
なるほどなと思いました。
コグトレは前からとても興味があり、ぜひ取り入れてみたいです。
聞き取りやすくてわかりやすかったです。
コグトレの例文を読み上げる時の速度について質問です。
かなりのゆっくりで単語を切り離すような読み方をされていたのですが
普通の会話の速度よりはその方がいいということでしょうか。
【ふれあい推進員,保護者】

石附先生の回答:聞く力を伸ばそうとする課題ですので、

基本的に聞く力が弱いお子さんを対象にしています。
そのため、最初はゆっくり伝えるようにしています。

 

・大人が問題行動と位置づけ、
その問題行動を頭ごなしにやめさせるのではなく、
なぜその子がそのような行動をとるのか?
感覚統合を通して問題点をさぐり出し理解することで
特性をいかす支援につながるのではないか?と思いました。
支援する子どもについて、身体面での特性を理解し、
その子にあった支援そしてサポートを行うことで個人個人の特性を伸ばし、
社会に順応していける力を共にはぐくんでいきたいと思っております。
オンライン講座はとてもわかりやすかったです。
【介護職】

 

・必要と感じたのはそれぞれの子供の感覚の閾値の違いを知っておくこと
感覚情報は脳の栄養
欲している感覚をいかに保障するか
Sensory needs を知る
不適切な行動の背後に潜む感覚調整の問題
閾値は人それぞれ幼少期から感覚調整に配慮できると
過剰の努力はストレスフルな状態の蓄積を免れること。
オンライン講座は、駅のノイズには驚きました。
視覚的ノイズも排除しなければなりませんね。
ワークができなかったのは残念です。
腕をさするワークの結論がわかりにくかったので、
再度おしえていただきたい。
ZOOMを使ってのリアルタイムの講義も臨場感あっていいかと思います。
自分ペースで進められる録画も魅力ですね。
【造形指導者】

 

 

・感覚統合,調整については、耳慣れない言葉であり、
自分の感覚が普通であり他の人もそうであるものと思ってしまっており、
感覚障害のある人の理解がいままでは、できていなかったと思います。
単なる、わがまま、クレームとしかとらえていなかったかもしれません。
先生の講義を聞いて、感覚には、人それぞれの閾値があり
本人は、苦痛を強く感じるものであると理解しました。
自分の感覚が、相手と同じではないということを
認識して対応していこうと思いました。
「感覚情報は、脳の栄養になる」
欲している感覚を保証することが大切であり、
無理にやめさせようとしない。
お互いがが許容できる活動を考える必要があると感じました。
具体的なエピソードも交えての講義で、理解しやすかったです。
【看護師】

 

・子どものしんどさに気付く視点が増える、
子どもの状態に応じた手立てのヒントが得られた事を多く学びました。
感覚統合の特性の子どもへの合理的配慮、
聴覚、前庭覚、固有覚、触覚、視覚等のバランスが重要であり、
感覚調整の問題で聴覚、視覚、覚えるなどの力が発揮できない場合
個別の支援が必要、
幼少期から感覚調整に配慮した関わりで、
ストレスフルな状況の蓄積を避けることが必要と感じました。
オンライン講座は、分かり易く理解出来ました。
【介護福祉士】

 

・コグトレを少しずつやっていこうと思いました。
過去にコグトレを息子にやらせたことがありましたが、
こつこつやらせるのが大変で続きませんでした。
何が何番?は私には難しいです。
文章が書いてある場合でも図にしないとわからないし、
音声だけだと聞いた端から忘れてしまいさっぱりわかりません。
動画での説明が分かりやすかったです。
(質問1)駅のアナウンスのとき、私は先生の解説が聞き取れなかったのですが、
他の人はあの騒がしい音声の中から先生の声だけを選んで
聞き取れたのでしょうか?

石附先生の回答:パソコンに貼り付けた音声がうまく止められなかったため、

あのような状況になりました。お聞き苦しくなって大変に申し訳ございません。

本来であれば、ホームアナウンスが聞きづらい、
ということを体験していただこうと思っておりました。

(質問2)周りの音が全て同じ音量で聞こえる聴覚過敏は、
機械のように正確に聞き取れるという意味では
「発達しすぎている」と言えますか?

石附先生の回答:ある意味では、能力が秀でているのかもしれません。
ただし、日常生活を送る上で、この能力を使い分けること(全体を聞いたり、
部分だけを聞くなど状況に応じて音の図値判別をする)ができないことによって、
生活に支障がでてくるのだと思います。

(質問3)発達過程の図で一番下の土台がそろわない理由はなんですか?
生まれつき脳の機能障害があるとそろわないのですか?
発達障害だから土台が凸凹しているのでしょうか?

石附先生の回答:発達障害のお子さん、特に自閉症スペクトラム障害のお子さんには

感覚調整障害を併せ持つことが多いことはお伝えしましたが、

発達障害だからといって、必ずしも感覚の凸凹があるわけではありません。
ただ、生まれつき、感覚に凸凹を持ったお子さんの場合、自分でその凸凹に気づけないため、
私たち支援者が行動の背景にある感覚調整の問題を想定しておく必要はあると思います。

(質問4)私の理解不足で「聴覚過敏」とWISC検査の「言語理解」
の関係性がよく分かりません。
どちらも耳に関係している言葉に思えてごちゃごちゃになります。
「聴覚過敏」の人は「絵で示すより言語で説明したほうが理解しやすい」など、
何か関係がありますか?または関係ないでしょうか?

石附先生の回答:聴覚、というのは、耳から入った音がどんな音か、

どんな大きさか、どこから聞こえるかなどを認識します。

聴覚過敏では、多くの人がようやく聞こえる音量でもうるさく感じたり、

特定の音に不快感を覚えることがあります。

言語理解は、高次の脳機能が必要であり、

入ってくる音の連続を言葉として認識し、

内容を一時的に記憶して理解しなければなりません。

聴覚過敏と言語理解は別々に考えた方がよいと思います。

また、コグトレのきく力とは、音の聞き取りから理解・記憶・表出など
総合的な力のことを言っているのだと思いますが、
これを鍛えると発達過程の土台の「聴覚」の発達を促すことになりますか?
石附先生の回答:コグトレのきく力の課題では、聴覚への注意力の向上や、

短期の聴覚記憶の向上を目指しています。
人は、触ったり、味わったり、聞いたり、見たりなど

種々の感覚から情報を得て日常生活を送っています。
もし、耳からの情報が自分にとって有用な情報として

入ってこなければ、聞く耳を持たなくなります。
発達過程の土台の「聴覚」の発達を促すかどうかは分かりませんが、

少なくとも、「聞く」ことへの注意が高まり、聴覚からも有用な情報が

得られるような助けにはなると思います。 

【会社員・保護者】

 

・感覚調整に問題がある子どもに対して、
例えば感覚過敏の子どもには正面から近づくとか、
それぞれに異なる具体的な支援が必要なので、
まず、その子の特徴を正確に把握することと、
その特徴に合った支援方法を知識として持っていることが大切だと思う。
体育館に入れない子供にも、幾つもの理由があることも勉強になった。
図も説明も、とても分かりやすかった。
感覚調整の問題については、感覚過敏くらいは知っていたが、
これほど様々なことが障害になっているとは勉強不足で恥ずかしい。
具体的な支援の方法や、コグトレについて学ぶことができて、
有意義な講座だった。
【市議会議員】

 

・まず「個々の閾値がちがうこと」から
「大丈夫」だと安易に言い聞かせるのではなく、
子どもの主張に耳をしっかりと傾け、
どうしたらその状況を回避できるのかを一緒に考えていく
必要があると思いました。
子どもが感覚統合を養う指導を受けています。
先生が紹介されていたコグトレが面白そうなので、
勉強してみたいと思いました。
講座のエンディングで先生が笑顔で手を振ってくれたのが嬉しかったです。
フレンドリーな先生のお人柄にほっこりしました。
【パート主婦、保護者】

 

・環境のなかで、発達障害の子供の身体を適応させるための、
感覚情報処理過程の重要性、子供達のしんどさや大変さを体験することで
気付くための視点が増えるだろう。
感覚の不具合は誰しも気付かないので、個々の状態を把握、知る事で
(感覚統合障害:行為機能障害や感覚調整障害)
具体的支援ができるのではないかと感じた。
わかりやすく、楽しく拝聴出来た。
感覚情報は脳の栄養になることを学び、
リハビリテーションの奥深さを感じた。
様々な感覚でしんどい子供たちがいるので、
寄り添った支援を提供できるようにしたい。
【施設職員】

 

・それぞれの子供が感じているしんどさを理解していくこと。
子供の状態に応じた手立てのヒントを感覚統合の視点によって得ること。
それぞれの子供の行動は、何か原因がある。
感覚行動の知識を持ったうえで、幼少期からかかわりができると、
過剰な努力をしないでストレスの蓄積をしないで済む。
「聴く力」「見る力」「覚える力」を発揮できていない場合は、
個別に支援が必要、ということを感じました。
感覚統合という言葉はよく聞くが、
その入り口をわかりやすく説明していただき、
何を心がけて勉強いていかなければならないかがわかった。
発達障がいの子供の為だけというよりは、
すべての子供にとっても活用できる考え方だと思う。
この知識があるとないとでは、子供にとってのストレスもだが、
親にとってもより良い接し方が学べると思う。
パワポの画面は今回のほうが非常に見やすいです。
先生のお顔が同時に出るともっと臨場感があるかもです。
難しいと思いますが、、、、、、、
【保護者】

 

・何かの課題にじっくり取り組むためには、
情緒的な安定、自尊心、自信、自己抑制力等
様々な要素・力が必要であることがわかりました。
だからこそ、目先の課題だけをさせようとやっきになるのではなく、
うまくいかないと感じるときこそ少し力を抜いて、
親子のコミュニケーションを大切にしたり、
子どもが好きな感覚を取り入れたスキンシップや遊びをしようと思います。
感覚が人それぞれ違うということは、
好きな食べ物や色が人それぞれ違うように当たり前のことですが、
たまたま自分の感覚の閾値が一般的に求められること
(例えば、全校集会の時は全校生徒が体育館に集まって整列するなど)
にマッチしない人は
「何で自分だけ苦しいんだろう…」「これが出来ない自分はダメだ」と
自尊心が下がったり追い詰められてしまいがちだと思います。
頑張るということを教えるだけではなく、
「持っている感覚は人それぞれ違うこと」
「やり方を工夫することもできること」
「選択肢は色々あること」を教えることが大事だと思いました。
また、それらのことは、今困っている当事者だけではなく、
クラスなどの集団全体に伝えていくことで効果が生まれると思います。
「このやり方だったら自分でも出来る」と自信がつくことで、
自然と自ら頑張れる意欲が生まれるのではないかと思います。
オンライン講座は、ペースがちょうど良く、
聞き取りやすくて資料に集中することができました。
前回のオンライン研修では講義を直接撮影する方式、
今回はzoomでのやりとりを録画する方式と、
色々な形態の動画を見ることができ、
研修にも色々なやり方があるのだな、集まらなくても色々できるのだなと、
本当に勉強させていただいています。
学校の休校だけではなく、様々な団体が主催するイベントや研修等が
中止や延期を余儀なくされている中、
ICTの活用はこうした文化教育活動の停滞を防ぐ一助になるであろうと
思いますので、より一層、勉強したいという気持ちを強くしています。
従来の講義だと、お話されている先生の顔と、
前のスクリーンと、手元の資料との間を視線が行き来する感じで、
それが当たり前になるとそのことをあまり意識もしなくなるのですが、
画面にPowerPointだけが映ると、
PowerPointの資料の内容に集中しやすくなるなと気づきました。
もちろん先生の表情が見られることも嬉しいことではありますが。
わたしの息子は一点集中没頭タイプなので、
学校の授業のような大人数が一つの教室で一斉に受ける形式だと、
黒板を見ればいいのか、先生を見ればいいのか、
手元のノートを見ればいいのかわからなくて、
目線をスムーズに動かせなかったり、
ワークをするように言われたから手元のワークに集中していたのに
急にまた先生の説明が始まって、
周りはすぐに先生の方に視線を転換させたけど自分はすぐに転換出来ない、
というような難しさを感じている様子が見受けられていました
(そういうことが自然に当たり前にできる人からは
何が難しいのか気付きにくいかもしれないと思います)。
息子のようなタイプには特に資料を見ながら先生の声だけ聞くという形式は
集中しやすいのではないかと思いました。
ここからは研修から少し話が逸れます。
わたしはかつて名古屋の大学に通っており、
当時の友人たちは現在主に名古屋や東京に住んでいます。
就職のため地元の広島に帰って来てからも、
独身時代は新幹線で互いの家を行き来して一緒に遊んだり、
集まって旅行に行ったり飲み会を開いたりしていました。
ところが、結婚して子どもが生まれて、
互いにライフステージが変わっていくにつれ会える機会もほぼ無くなり、
それに伴い連絡を取ることもめっきり減っていました。
そんな中、最近大学時代の友人たちとの間で
「オンライン飲み会をやろう!」という話が持ち上がり、
十数人でオンライン飲み会を開催するために準備中です。
LINEやSkypeでテストをしてみたり、試行錯誤をする過程そのものが、
なんだか懐かしくて、楽しいです。
こんなことがなかったら、もしかしたらもうみんなで顔を見て

話をする機会なんてなかったかもしれない、
会えない時代だからこそ再会できたのかもしれないなと思います。
今はまだ出来なくなったことの方が目につきやすく
不便や不安を感じがちですが、こんな今だからこそ、

新たな可能性に目を向けたり、本当に必要なこととそうでもないことを整理したり、
当たり前だと思っていたことが実は貴重だということに気づいたりできる
チャンスなのかもしれません。
【行政事務】

 

・感覚調整の問題で力が発揮できなかった子どもには、個別の支援が必要。
感覚で不具合を起こしている場合は失敗体験を積み重ねていることがあり、
自己肯定感や自己有能感が育ちにくいことがある。
そのため、自己肯定感や自己有能感が持てるような支援と対応が必要と感じました。
感覚刺激の過反応・低登録・感覚探求・触覚過敏・鈍感などを
知ることができました。ありがとうございました。
散髪、耳掃除、爪切りなどで過反応をおこす場合は、
どのような対応をすればよいでしょうか?
オンライン講座は理解が難しかった箇所を再視聴できたのが良かったです。
【保護者】

石附先生の回答:触覚過敏のお子さんに多い反応かと思います。
まず、不安な状況は、より過敏さを助長しますので、

精神的に安定している状態を補償することが重要です。

その上で、何をするかを説明して、「10数えたらおしまい」など終わりがわかるようにして、
短時間でまずは終わることから始めて、徐々に時間を伸ばしていくとよいと思います。
我慢したら、そのあとにどんな嬉しいことが起きるかも合わせて

知らせてあげると動機づけは高まると思います。
最初から全部の爪を切ろう、髪を全部切ろうとすると失敗するかもしれません。
鏡で見えるようにしてあげるのも安心につながるかもしれません。
耳掃除は耳鼻科でお任せしてはどうでしょうか?
歯科、耳鼻科、美容院などお子さんの特徴をよく知ってくれる行きつけを見ることも、

今後の生活では役に立つと思います。
 

2校時は広島大学の湯澤正通先生で

ワーキングメモリと学習支援についてお話いただきました。

 

ーーーーー

・学習することの前提には実行機能の要素は大切で、
学習に参加できにくいのなら先ずは、学習に参加できる環境を整えていくように
考えていくことが大切と思いました。
なぜ不適切な行動をとってしまうのかを観察し、
学習に参加する状態にしてしいくように関わっていきたいと思います。
そこから学習に 困難さがあるのはなぜか、丁寧にアセスメントし、
その子の困難さの原因をわかり、適切な支援方法を考えていきたいと思います。
人それぞれ違うので、ひとりひとりに合った支援方法を考え見つけていき、
学習すること、学ぶことが楽しいと感じられるように関わっていきたいと思います。
たくさんの例えを入れてもらいながらの講座で、わかりやすかったです。
今の状況が収まり、実際に顔を見ながらみんなで話し合いが持てる機会があれば、
今日の学びはもっともっと頭に残っていくのではないかと思いました。
事例についていろいろな考えを知りたいです。
いつも受講のために学びやすい環境を考えていただきいつも感謝しています。
ありがとうございます。
【学習支援員・保育士・学童支援員】

 

・学習上の遅れや問題がワーキングメモリの弱さから来ているものなのか,
対人関係やその子の持つ特性からなのかをしっかりと見つめていきたいと思います。
湯澤先生のご著書も拝読してさらに勉強したいなと思います。
学習上の遅れや問題がワーキングメモリの弱さから来ているものなのか,
対人関係やその子の持つ特性からなのかをしっかりと見つめていきたいと思います。
湯澤先生のご著書も拝読してさらに勉強したいなと思います。
とてもわかりやすく、あっという間でした。ありがとうございます。
中谷先生との掛け合いも楽しく拝見させていただきました。
貴重な時間をありがとうございます。お世話になります。
【教員】

 

・アセスメントの大切さがよくわかりました。
学習支援の方略を考える前提として
つまづきの原因を分析するひとつの見方としてのワーキングメモリーの評価は、
事例もありとてもわかりやすかったです。
フクロウはさっそく試してみたいです。
子の特性をとらえる上で知識と分析する力の必要性がとてもよくわかりました。
まだまだ勉強が足りません。
パソコンに向かって話すのは大変と思います。
聞き取りやすかったです。
【ふれあい推進員,保護者】

 

・授業に参加できない児童がいた場合、
何に困難を感じて参加できないのかを明らかにしなければならないと考えました。
検査結果を見ても、その扱い方がよく分かっていなかったので、
もっと検査結果のアセスメントについて学ばなければならないと思いました。
生活や学習に困難を抱えている児童に対して、
ワーキングメモリのアセスメントを行い、困難の原因を明らかにし、
適切な支援を考えていきたいと思いました。
とても丁寧に説明してくださり、良かったと思います。
中谷さんお勧めの会社に契約していますが、
時間帯によって、動画が停止することがあるように思いました。
今回は、動画の容量が低く抑えられていたのでしょうか?
割とスムーズに視聴できたように思います。
【小学校教諭】
中谷の回答:ネット利用が殺到する時間帯はパソコンの速度が遅くなります。

動画が停止するというのはパソコンの機能による場合もあります。

私が動画の中でも何度かお話していたように動画の容量を抑えるために

今回は講師と私の顔を出さずにスクリーンだけを映しました。


・正しいアセスメンと適切な支援の工夫を考えるべき、
得意を生かして不得意を伸ばす工夫を考えることが必要と感じました。
オンライン講座は障害者に寄り添う方しいとても優しい声や語りでした。
資料5p右下 チェックポイント の下から4~3段
「ワーキングメモリの小さな子どもは共通の特徴を示す」の特徴を
教えていただきたいです。
私もオンライン講座をしますが、
生徒の作品や姿を見て一つ一つスポットライトで見ながら話します。
ずーっと共有画面のスライドを見ながら話すのは
なかなか孤独で大変だろうとお察しします。
【造形指導者】

湯澤先生の回答:ワーキングメモリの小さい子どもには,

以下のような共通した特徴が観察されています。
1) 指示を忘れる。​
2) 複雑な課題をしているときに,自分が何をしているのか分からなくなる。​
3) 記憶と操作が同時に必要となる課題に失敗する。​
4) 途中で課題を投げ出す。

 

・授業での学びの階層モデルについて教えて頂き、
最終的目標の活用に到達できるように、
参加をするために必要なこと、理解するために必要なこと、
習得するために必要なことを工夫し、丁寧に支援していこうと思いました。
子どもの困難な原因を明らかにし、特性を考え、支援を考えていこうと思いました。
図で分かりやすく教えていただいたので、
ワーキングメモリーについて理解していくことができました。
ありがとうございました。
良い講座を受講させて頂きありがとうございます。
【教育支援員】

 

・支援を行っていく上で、
特性からくる困難なのか、ワーキングメモリーの困難なのか
見極められる知識が必要だなと思いました。
口頭指示の他に、視覚支援や指示は一つずつなど、
ワーキングメモリーが弱い子に合わせた指示や説明を行っていくと、
学習の前提である、まず参加するということが
できるようになるのではないかと思います。
聞き取れていない、理解できていないのは、
聞いていないから、聞く気がないから、やる気がないからという教師も多々います。
そうじゃなくこんな支援をしたら、聞けるようになります!
といいきれる支援が行えるようになりたいです。
専門的でむずかしいなと思っても、具体例をいれて説明してくださって、
とてもわかりやすかったです。
自分の学んだことを、アウトプットして、定着させるということが
とても大切だということがわかりました。
ありがとうございます。
WISKのWMの項目とHucRowでの結果で分かることの違いが知りたいです。
WISKでのWMの数値が低い場合、
深くもっと探るために HucRow を実施と考えてもよろしいですか?
とても見やすかったです。不慣れな中、ありがとうございます。
【保護者・元学習支援員】
湯澤先生の回答:WISKのWM指標は,言語的短期記憶と言語性ワーキングメモリの合成スコアです。
HucRowは,言語的短期記憶と言語性ワーキングメモリを区別し,また,WISCにない視空間のテスト,

すなわち,視空間的短期記憶と視空間性ワーキングメモリに関するテストを含んでいます。

 

・生活や学習上の困難を抱えている児童生徒に対してアセスメントを取り
困難の原因を明らかにし、支援の方向性を考える上で、
ワーキングメモリのアセスメントを活用する。
その上でワーキングメモリに問題を抱えていれば、
その領域に応じて読み書きや算数の遅れが予想される。
逆に、ワーキングメモリに問題がないにも関わらず、
読み書きや算数の学習に遅れがあるケースでは、
その児童生徒の特性を考慮した支援を考える必要がある。
分かり易く解説して下さいましたので理解出来ました。
直接お会いして講義を拝聴したです。
【介護福祉士】

 

 

・4名の児童の例があったが、同じ漢字の読み書きが困難であっても、
その原因が発達障害などの特徴によるものなのか、WMに問題があるのか、
それによって対応は全く違ってくる。
WMの中でも4つの側面の強弱によって違いがあるので、
まずは、児童にしっかり寄り添い観察し、原因を正しく理解する必要性を感じた。
図式は分かりやすく、説明もとても丁寧で理解しやすかった。
【市議会議員】

 

・学習障害に関して、脳の作業場(ワーキングメモリ)を

大きくするトレーニングさえすれば、
直面する困り感を少なくできるとずっと思っていました。
しかし、個々の特性を理解、環境を整えることにより、
状況が改善することが分かりました。
ワーキングメモリ更新のためには、まずは参加してもらうことが大前提なので、
バリアを除く工夫をしていくことが大事だと改めて思いました。
視覚化、スモールステップ化、焦点化を普段からしていますが、
相手の発達の程度、個人差を考えていろいろな工夫が必要だと感じました。
オンライン講座を行うモチベーションのコントロールが難しい中、
長時間講義していただき本当にありがとうございました。
ワーキングメモリの大小だけがそれぞれが抱える困り感の原因でないこと、
障害の特性を理解、環境を工夫すれば状況が改善することがわかったことは、
我が家にとって良い情報でした。
【パート主婦、保護者】

 

・ボトルネックの例えがわかりやすく、
ボトルからこぼれないように、じょうごの役割(支援)をしていこうと思う。
個々のアセスメントを実行機能、HUCROWモデルを活用してみる。
ワーキングメモリの理解ができ、健常者でも学習困難はあるので、
自身も支援者の一人としてアセスメント実施して、
課題分析を行ってみてニーズを探究できればと感じた。
楽しい時間だった。
二次障害を起こさせない環境整備が重要だと感じた。
老人介護にも役立つので現場でも実践したい
【施設職員】

 

・最初からワーキングメモリの支援をするのではなく、
抑制や気持ちの切り替えができるようになることから、支援する必要がある。
学習の土台は、参加することからはじまる。
個々に参加できやすい支援方法を検討していく必要がある
具体的なワーキングメモリの支援方法は、
改めて、文献などで調べてみたいと思いました。
口調がとても穏やかで、人柄が表れているような講座でした。
ありがとうございました。
オンライン講座は理解が難しかった箇所を、再視聴できたのが良かったです。
【保護者】

 

・息子が、幼稚園の先生から
「目からの理解は良いが耳からの理解が弱い」という指摘を受けたり、
療育センターでの評価で「短期記憶が弱い」と出たりということがありましたが、
この度の学習で、特に言語性WMにアンバランスさがあるのでは…という気がしました。
でも、個人差はあれど発達はしていくので、
成長を諦めることなく同時にその時その時の発達段階に合わせての支援
(視覚支援など)をしていこうと思いました。
WMには個人差があるので、「忘れている(思い出せない)」といったことなどに対し
「話を聞く気がない」「真面目にやっていない」などと決めつけるのではなく、
聞き直しても良いという雰囲気、
間違えても恥をかかないような雰囲気作りが必要と感じました。
聞き取りやすくペースもちょうど良かったです。
【行政事務】

 

・現在、子供と接する機会がない私にとっては、
子供の状態をイメージすることは難しく感じました。
ただ、学習を行うにあたって、前庭となる態度、気持ちを切り替え、
ほかの刺激に対して我慢する気持ちが備わっていないと
学習をすることができないと知り、
ただ、読み書きなど知能に関しての援助からではなく、
学習に対する姿勢から、かかわっていく必要があるのだと感じました。
理解しやすく、砕きながら丁寧に説明していただき良かったです。
【看護師】

 

・同じ年齢でもワーキングメモリの大きさに差があるため、
同じ授業を受けても理解度に差があることを常に意識していようと思いました。
ワーキングメモリプロフィールケースが4例紹介されていて分かりやすかったです。
言語的短期記憶と視空間的短期記憶がどのようなことをいうのか
HUCROWをやることで実体験でき理解が深まると思ったので
HUCROWを利用申請してみようと思います。
学校や医療関係者ではないですが学習・発達支援員養成講座の受講生ということで
利用許可が下りたらうれしいです。
脳は無限に情報が入るのに、なぜ入り口の大きさに個人差があるのですか?
また、個人差ができる原因は何ですか?
ワーキングメモリが小さいことのメリットは何ですか?
(例えば、一度に大量に脳に情報が入って負荷をかけないようにしているとか?)
ワーキングメモリが大きい人は学校の勉強がすらすらできるのですか?
【会社員・保護者】

湯澤先生の回答:大きくは,遺伝に左右されますが,環境要因の影響も更けます。
動物の生存にとって,敵を早く発見し,逃げすことが生存にとって重要です。

それに特化したワーキングメモリは小さくて十分です。
余計な情報が多く入ると,判断に時間がかかり,逃げるのが遅くなります。
記憶力が優れていれば,暗記科目での成績は高くなりますが,

必ずしも独創的であったり,社会で成功するとは限りません。
後者の方が今の学校では重視され,学力にとって重要です。

 

・ワーキングメモリーと難しい課題について、
とてもわかりやすく学ぶことが出来ました。
人の脳のクセや特性、それにともなって起る困難
そして学習障害について学ぶことにより、
とても画期的でその子の負担軽減にも繋がるのではないか?と感じております。
精神面だけでなく、脳科学的な側面も取り入れ、
苦手な所への支援、困難な部分をどうクリアし
可能性を広げる支援へつなげていきたいと思っております。
オンライン講座ということで とても進行しにくい中
講座を行ってくださりとても感謝しております。
脳科学という観点という側面での支援と考えると
とても画期的な支援であると思います。
これからもそういった支援が広がっていけたら良いと思いました。
【介護職】

 

3校時は児童精神科・精神科医のの松田文雄先生でした。

子どもを二次障害にしないための関わり方についてお話いただきました。

 

ーーーーー

・子どもの言動の意味を理解して対応し、
わずかな変化や成長を見ることができる目を養いたいと思いました。
どのような対応が良いかを考え、
出来ていることをしっかり褒めていきたいと思いました。
そして、言動の問題が改善できるように努めたいと思います。
子どもが感覚を楽しむような繰り返す運動をしている時も、
「落ち着きたいんだね」と温かく声をかけたいと思いました。
また、ルールを守れない時にもルールについてわかりやすく伝えることが
大切だとわかりました。
今回の研修では子どもに関わるための基本的、具体的な対応法を教えて頂き、
今後このことを意識して支援していきたいと思いました。
自尊心を支え、子どもたちが幸せに成長していけるように、
今日の講義で学習させて頂いたことを実践していけるように頑張ります。
ても分かりやすく、何度も教えて頂きたいと思いました。
子どもへの具体的な対応も教えて頂き、
すぐに支援に生かせることもありがたかったです。
子どもたちの言動の問題が改善でき、
幸せな成長へとつながる支援ができることを教えて頂き、感謝します。
ありがとうござました。
反社会性パーソナリティー障害はどんな障害なのか、
どのようにすれば治療につながっていけるのか、
教えていただきたいと思いました。
いつも本当にありがとうございます。
【教育支援員】

 

・発達障害を背景に二次障害を引き起こしている事例がたくさんあると思います。
発達障害の早期発見によって,適切な配慮で二次障害を起こさないことが
一番目指していく姿だと思います。
医学からのアプローチ,教育からのアプローチ,保護者への支援など,
子どもたちに関わる各機関の連携で子どもの「自分らしく幸せに生きる」を
かなえていきたいと強く思います。
自立と自律という言葉が今後の自分の仕事の指標となると感じました。
自尊心や自己肯定感を感じられるような指導を心掛けていきます。
担任を持つ一年だけではなく,この子どもの将来に少しでも関わることの責任を
しっかり肝に銘じて,携わっていこうと思います。
適切に頼ったり相談できるようになるということを今年の目標として
子どもたちと頑張っていきたいと思います。
いろいろな立場,目線での理解は,とても興味深く感じました。
勉強になりました。ありがとうございます。
【教員】

 

・社会的に不適応がなければ障害ではなく、
特性ということ、個々の特性を理解して関わっていくことの大切さを学び、
2次障害にならないように関わっていくことの大切さを感じました。
障害の特性、併存障害について学ぶことで、
個々の感じ方の違い、みんな色の違う多様性であり、
特性は個性であることを考え、自分基準ではなく、
相手を理解して関わっていくことの大切さを感じました。
最後の「子どもの将来にむけて」のスライドは、
これから子どもたちに関わっていく上で頭に入れておきたいと思いました。
その子を理解することの大切さを改めて感じました。
内容的に難しいところもありましたが、新しい知識として学ぶことができました。
【学習支援員、保育士、学童指導員】

 

・二次障害を引き起こしてしまうのは、自尊心や自己肯定感の低下であるということ。
本人もわからないまま、自分はダメなんだと心を痛めてしまった結果である
ということがとても悲しいと感じました。
出来ないことに焦点をあてるのではなく、
得意なことをみつけ自尊心を育まないといけない。
支援者は、適切な関わりを行うだけではなく、
子ども自信が苦手なことや特性を自分で理解し、カバーできる方法や助けを出せるよう
自己理解を深められるような関わりがとても大切だと感じた。
特性は、一人として同じ人はいないし、要因もたくさんあって
理解をしようと思うととても大変なことでもあると感じた。
知識をつけることももちろんだが、しっかり一人一人に興味を持ち、しっかり観察し、
本人の気持ちを聞きコミニケーションをとって行くことが一番の方法なんだと思う。
専門性が高くむずかしい言葉も多かったが、
オンラインなので、途中で止めて調べて、また再開ということができたので
自分のペースで進めることができてとても良かったです。
【保護者・元学習支援員】

 

・特性を障害にしないための対応が大切であり、対応に苦慮する行動が見られた時、
行動を見る、行動を観る、行動(に表されたメッセージ)を聴く、
行動の理由を訊く(問う)、行動の理由を考える、
行動の意味を理解する、行動の意味の背景を知る、
行動の意味を受容する、行動への対応を模索する、
対応の結果から改めて対応を考えるなど、
具体的に行動していきたいと思いました。
スライドが進んでないな、と思ったところで
中谷さんが適切に介入してくださり、よかったです。
ところどころ文字が重なったスライドがあり、
私は読めましたが、受講生の方の中には、読むことに困難を感じた方が
いらっしゃったのではないかと感じました。
医学的に難しい話で、内容が多く、少々疲れました。
しかし、先生は、医者として伝えたいことがたくさんおありなのだということが
よく分かりました。先生の思いをきちんと受け止め、
困り感を抱えた子ども達の支援が少しでも進められるよう努力したいと思いました。
【小学校教諭】

 

・二次障害は保護者にとっても教員にとってもとても憂慮すべき問題と思います。
今回、具体的なパーセンテージが示されて驚きもありましたがわかりやすかったです。
鬱のみならず摂食障害や依存症の問題にも関わるのは初めて知りました。
精神疾患や境界例との関係のことも興味深いです。
自尊心が意欲へとつながっていくという言葉が一番印象的で心に残りました。
人が人として在るためのとても大切なことだと私も思います。
ただ、いつも思うことですが、たとえば診断を受けて
それが学校教育にどう生かされているかということには疑問があります。
教員の中には自閉症を心を閉ざしているととらえる人も未だに多いです。
医学的な知識、福祉的な知識をふまえた特別支援の考え方が
学校教育の中にはまだまだ充分ではないと思っています。
検査や診断に基づく正確なアセスメントは、
一人ひとりを大切にする教育につながる手段の要だと思うのですが、
実際は保護者任せのことが多いと娘を通して、
また、学校で支援する立場からもそう感じています。
これは障害の有無だけの問題ではありませんが。
オンライン講座はわかりやすかったです。
できれば直接お会いして講義受けたかったです。
スタッフや先生方のご尽力には感謝と尊敬がありますが、
個人的には、学習は急がないので、終息してからの講座再開の方がありがたかったです。
休校で、しかも先の読めない不安定さの中で、子供と向き合いながら
自分自身の学習するモチベーションを保つのはさすがに難しかったです。
オンラインでやるか、第6期に繰り越しするかを選択できたら良かったかなと思いました。
ただ経験としてオンライン受講を体験してメリット・デメリットを体感できたのは
良い勉強になりました。
【ふれあい推進員,保護者】
中谷の回答:私共もコロナ終息を待ち、対面での養成講座再開を望んでいましたが
私達大人が子どもについて学ぶのに、のんびり構えている時間はないと判断しました。

また、コロナは長期化することが懸念されており

終息には約2年かかるとも言われています。

その間、私共が全く活動を行わずNPOを休眠させた場合、

学校や家庭で虐待を受ける子どもの数は増加すると考えました。

大人は子どもを虐待しているとは思っていませんが

実際には無知による対応によって家庭でも学校でも虐待になっていることが多いのです。

今、発想を変えた新しいやり方が必要な時が来ています。

まさに、コロナによってインクルーシブな時代がやって来ているとも言えます。

今始まっている新しい生活のために、子ども達のために、発想の転換が必要です。

私達大人がインクルーシブな発想ができれば誰もが幸せでいられると

私共は考えているため、いつになるか分かりませんが

2年後頃に対面での養成講座を開催することができた場合は

学習・発達支援員養成講座を再受講されるとよいかもしれません。

但し、社会情勢や医学や科学の進歩に合わせて

期ごとに内容や講師を変えていることをご了承ください。

 

・子どもを二次障害にしないための関わりというテーマだったが、
最後の先生が言われた5つの項目を大切にしていきたいと思った。
①自立と自律のために自尊心を育てる。
②社会生活のスキルを身につける。
③自分と他人の特性を理解する。
④人を頼り、相談する。
⑤自分らしく幸せに生きる。
素晴らしく濃い内容で、時間があっという間に過ぎてしまった。
実際にお会いして講義を受けたかった。
【市議会議員】

 

・ASDには簡潔にはっきりと丁寧に分かり易く全てを

伝えることが大事だと分かり、そのようにしたいと思いました。
伝える側も伝えたい内容が明確になっていないと

分かりにくい伝え方になるので整理してから話すよう心掛けたいです。
オキシトシンが有効だと知ったので、
マッサージやタッチを意識的に増やそうと思いました。
学業不振から人生の脱落感を感じて生きることは悲しすぎると思いました。
全ての人が幸せを感じながら生きていけるようなサポートがしたいです。
自分の特性を理解し、自ら適切に人に頼ったり相談したりでき、
自尊心をもって生きていけるよう、適切な支援ができる人になりたいです。
長時間で資料が多く大変でしたが、動画を止めながら資料を読んだり、

分からない言葉を調べたりマイペースで進めていくことができ大変勉強になりました。
愛着形成の大切さを改めて知り、

支援方法ばかりに目がいっていた自分に気づき反省しました。
ASDの薬物投与は18才未満に限定されるのはなぜですか?
大人のASDに対して薬物投与はしないのですか?
ASDと母子関係の図で、“愛着形成時期の遅れ、質的問題”とありますが、
もともと愛着形成しにくいASDが愛着形成する時期はいつか来ますか?
また遅くて何歳くらいでしょうか?
支援や配慮が過保護になり本人の自立を妨げていないだろうかと迷うことがあります。
適切で十分なかかわりとはどのようなかかわりですか?
【会社員・保護者】

松田先生からの回答:薬物の効果と安全性が正式な手続きを経て確認されたのが、

(6歳~)18歳未満だから適応が限られています。
一方、薬物の適応外であっても、効果が期待できる場合、
本人や家族の同意の下に処方することがあります。いわゆる適応外処方です。
従って、おとなの場合でも有効性が期待される場合にはさまざまな薬物療法が施行されています。
漢方薬も適応外処方です。

ただし、二次障害のある場合には二次障害の診断名に適応がある薬物療法は可能です。

 

ASDの愛着形成(愛着行動が顕著になるのは)は

十代後半頃からと言われますが、かなり個人差があります。
幼児期や就学前から認められる場合や、

20歳、30歳過ぎてから愛着行動と思われる行動が認められることもあります。
個々の精神発達によって、「必要なお世話と余計なお世話」という観点をもって対応することが必要です。
すなわち、日常生活、対人関係、集団生活、社会性などに対して、
その都度、見守り・助言・具体的介入といったかかわりの判断が必要です。

 

 

・松田先生の医学的の側面から学んでみて、
精神疾患の原因は環境によるものと思っておりました。
ですが、元々もっていた脳の特性や素質によって

大きく作用しているのだと感じることができました。
発達障害について知れば知るほど、深くとりまく環境によって

その子の人生さえも変えてしまうかもしれないと思うと、
発達支援員という仕事は、とても重大な仕事だと感じました。
そんな支援員さんが、1人でも増えることをいのっています。
とても分かりやすく説明していただき、興味深い内容でした。
オンライン講座ということで さまざまなご苦労があるのだなあと感じております。
ですが、こうして支えてくださる方々のおかげで
私は自宅で仕事のあいまに勉強することができます。
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
【介護職】

中谷からお返事:こうやって私共の苦労や努力を分かってくださる方がいることを

とても嬉しく思います。あたたかいお言葉を頂くとこんな状況の中でも

何とか続けて頑張れそうです。本当にありがとうございます。

 

・「脳の多様性」これを受け入れられれば

社会の理解も進み当人や家族の意識も変わると思えた。
実に多くの情報をあたえていただきました。
復習が重要だと思います。
自分や家族のADHD傾向に思い当たる節があり、
また自閉のはっきりしている生徒に当てはまること、
ADHD ASD  LD かもと思う生徒の理解が少し進んだように思います。
様々な要因から来る不得手が学習や社会生活を送る上での不適合につながり、
二次障害につながることが大きくは理解できました。
軽度の場合は本人も家族も気がつかないであろうことも多く、
不必要に 自己評価が低くなることは、本人にとっても社会にとっても損失ですね。
またアデノイド・虐待・偏食 など障害との思いもよらない繋がりに驚き
身に覚えのあることでドキとしました。
教室内で今問題になっているのは受験生の「ゲーム障害」。
少なくとも2名ほどは学習に大きく支障も出ており進学に悪影響があります。
心療内科などの受診をすすめ、解決を促したいのですが
広島市内 だとどのような病院がお勧めでしょうか?
気がかりになる生徒はその特性と行動の原因を探り必要であれば
心療内科の受診やM-chatのような診断を進める勇気もいると思います。
「障害を疑われている」と捉えられた際の相手のネガティブな反応は
とても気になります。どのように勧めたら良いのか良い事例があれば教えて欲しいです。
画面共有は動作が不安定になりますね。
(自分の経験していますZOOMのアップデートを待ちたいです。
おそらくマウスの操作のんと思いますが鈍い低音が響いていいました。
クッションのあるマウスパッドで解決できるのではと思います。
【造形指導者】

松田先生の回答:広島県のホームページに児童思春期の精神科診療を

行っている医療機関のリストがあります。
昨年度、私が広島県地対協の児童思春期WG長として、
広島県内でアンケート調査を行い内容を更新しました、
対応可能な年齢も載っていますので、
直接「ゲーム障害に対応可能かどうか」問い合わせてみられたらと思います。
中国新聞の
「ちゅーピー子ども新聞」2020年4月19日(第251号)の一面に、
私がインタビューを受けた記事が載っていますので、参考にしていただければと思います。

 

・できるだけ早く個々の特性に気づいて理解し、
より良い生活習慣や環境を整え、二次的な問題を最小限にとどめるように支援する。
劣等感を持ちやすいので、自尊心を持ち、意欲をもって生きていけるように支援する。
適切に頼れる存在になれるように、普段から関わり方を大切にすることが
必要と感じました。
発達障害に伴う障害の関連性を知ることができ、有意義な時間でした。
今まで、併存する児童・思春期の障害について耳にすることがあったのですが、
成人期における併存する障害
「摂食障害・アルコール依存・境界性パーソナリティ障害・物質使用障害」
などについての関連性を考えたことがなかったので、勉強になりました。
オンライン講座は理解が難しかった箇所を、再視聴できたのが良かったです。
【保護者】

 

・子供の将来に向けて自立(自分の力で判断し生きていく)と
自律(自分の言動を自分で調整する事)のために、
自尊心を持ち意欲を持って生きていく為のルールを知り、
ルールを理解し、ルールを守るスキルを身につけさせ
スモール課題で自信に繋げる支援を続け、自己肯定感を高め、
寄り添い、共に特性を理解することが必要と感じました。
分かり易く説明して下さり何とか理解出来ました。
【介護福祉士】

 

・二次障害を防ぐために子どもの自己肯定感が必要なので、
求めるハードルを低くし、褒めて達成感を経験させ、
意欲を持って次の課題に臨ませる。
個別にしっかり観察し、アセスメントし、自立と自律のための環境を整備すること。
他人から受け入れにくい特性であれば、自尊心を傷つけないように、
人間関係・社会生活を営むためのスキルをその都度丁寧に説明する。
発達の特性からなかなか理解できない人間関係・社会ルールがあるとは思いますが、
いろいろな角度から何度も説明したいと思います。
保護者として二次障害を防ぎたいと常に思っているので、
聞き逃した箇所は戻って視聴し、オンライン講座ならではの使い方ができました。
この講座で得たことを念頭に置いて、日々対応したいと思います。
ありがとうございました。
【パート主婦、保護者】

 

・発達障害は、脳の機能障害であるときちんと認識し、
困った子、個性の強い子ととらえて終わるのではなく、行動、言葉、表情、態度から
本人の言わんとするメッセージを理解していきたいと思いました。
また、成長の過程において、その時期の特性を理解し早期発見し、
周囲の誤った対応で、自尊心を傷つけることの無いように
かかわっていく必要があると思いました。
良いところ、できるところを誉めてのばし、
将来に向けて社会生活を営むためのスキルを身につけるための手法を
私自身、身につけていきたいと思いました。
また、私自身の特性も知り苦手なことを克服できるよう努力していきたいと思いました。
特にトラブルなく視聴できました。
【看護師】

 

・個々の発達障害の特性を理解し、生活のリズムを整えて、
環境整備を行い、寄り添った支援を提供していきたい。
周囲との情報共有、協力してその子らしい生き方を見守っていく事が必要だと感じた。
医療的ケアから発達障害の表現が神経発達症群と知った。
楽しく拝聴できた。
二次障害を起こさせない為にも特性の理解をして、周囲とも協力しつつ
その子らしい生き方を見守り、寄り添った支援を心掛けたい。
【施設職員】

 

・それぞれの内容をしっかり整理し理解しておくこと。
きちんと専門の医療機関での「診断」を受け、
正しい判断のもとでそれを支援につなげていく、
低い自己評価からの二次障害をなくすような接し方、
間違った対応による悪循環をなくすことが必要と感じた。
医療機関での診断の大切さが良く分かった。
子供への理解と、自己評価を高めることが大切。
「子供の将来に向けて」が大切。
【保護者】

 

・ちょうど今朝のこと。
息子に、国語の教科書の音読みの宿題が休日にも出ていたので、
音読みをするよう促すと急に怒って泣き出してしまいました。
いつもはできていることを知っていたので、

私は、急に何だよ…という苛立ちから
「ちゃんとやらないといつまでも宿題終わらないよ」
と強い口調で言ってしまいましたが、
「前音読みをしたときは大きな声でできていたのに、
何で今日は涙が出ちゃったんだろう?」
と聞いてみると、息子から返ってきたのは
「いつもは学童の先生の前で読むから急に親の前で読むのが恥ずかしくなってしまった」
「この話は久しぶりに読むところだから恥ずかしくなってしまった」
と意外なものでした。
松田先生の話を聞いた今は、本人には本人なりの理由があって、
それをうまく表現したり折り合いをつけたりする前に
感情的な行動・表現が先走ってしまったのかな…と思い、
私もその時の対応を反省しました。
行動の理由を聞き、考え、行動の意味を理解し、受容し、対応を考える…
その繰り返しを心に留めておかなければと思います
(今日の出来事においては、気持ちを受容し、
「間違えても笑ったり怒ったりしない」という安心させるような声かけや、
恥ずかしいながらでもちょっとでも
やったらやった部分を評価するという対応が必要だったと思います)。
子どもの発達段階に合わせて、自分というものに対する理解を促したり、
課題や工夫について一緒に考えたり、
周囲の人を頼ったり協力を求める具体的な方法等を伝えたりしていきたいと思います。
オンライン講座は、ペースがちょうど良く聞き取りやすかったです。
【行政事務】


ーーーーー

次回の最終回(8回目)は6月14日にZoomでライブ講座を開きます。

5/18~5/22にかけて毎晩Zoom練習をしてきましたので、

受講生全員、スムーズに入室できると期待しています。

 

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