ルーラルアート+ふるいちやすしの日記 -9ページ目

新作は昭和!!

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

昨日から新作の撮影に入りました。
今回の舞台は昭和の暑い夏。
それを真冬に撮る予定だったんですが
遅れに遅れて今。
でも暖かくなって
本当に良かった。

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主演は前作「彩~aja~」に引き続いて笠原千尋
バッリバリの平成生まれです

       が

なんなんだろ?
このフィット感(笑)

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今回はセリフがたくさんあります。
三日前に大量に追加してしまった部分も含め(すまん!)
たっぷりしゃべってもらってます
他にもモクレン2011のメンバーから
大城アコ牧野亜希子も出演してくれます。
牧野の撮影は来週です。

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今回のテーマは
珍しく社会問題に一石を投じるコメディ!

なんじゃそりゃ?

そしてこの作品はビデオSALONの6月号から始まる
僕の新しい連載での題材にもなります。
撮影テクニック等の解説が中心になりますが
どうか楽しみにしていて下さい。

満月

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

今回は訳あって
新月からずっと見てました。
途中嵐の夜もありましたが
今夜やっと月が満ちました。
運がいいのか悪いのか
主役はにわかに春の花に奪われましたが
その美しい姿を
ふっと見せて
その後
雲の奥に姿を隠していきました。

僕は放浪している訳ではありません。
いつも、
月の許にいます。
毎年、
桜の下にいます。

道なんか大した意味を持ちません
留まる事に何の安らぎを感じる事もなく
かといって
自由に解き放たれているようでもなく
また今夜も
またこの春も
存在だけはしているようです。

今年もモクレンが。

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

去年の今頃、
テレビでは同じコマーシャルが流れ続けていたっけ
僕らは小さなお芝居を作る事しかできなかった
このモクレンが真っ白な花を真上に向けて
咲いていて
そのチームにモクレン2011という名前を
その花からもらった。
今また蕾が膨らんでいます。
僕らもまた一つ
新しい作品を作りました.
例によってなぁんでもない台本なんですが
先日の稽古で初めて役者達が
それを演じてくれました。
繰り返しますが、何でもない言葉なんです。
だけど彼らが命を吹き込むと
ごめんなさい。どうしても涙がこぼれるんです。

高いところへ
私も行く
光を見る為に
ただ、それだけの為に。



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空を挟んで
遠い所に
僕が動けなくても
風が運んでくれる

春よ来い!

「ビデオSALON」4月号 + ソニー本社で上映会とFS100のセミナー開催

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

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「ビデオSALON」4月号の発売です。
今回は『彩~aja~』の制作レポートが掲載されていますので
ぜひぜひご覧下さい。
『彩~aja~』の為に作ったPICTURE PROFILEも公開してますし
アンジェニューレンズとソニーのレンズの比較等
盛りだくさんです。
そしてその為に新たに撮った映像もアップしましたよ



わざわざ主演の笠原千尋さんに
もう一度衣装を着てもらい、新しい絵まで描いてもらうという
我が儘っぷり(ごめんなさい。)
お詫びに彼女の告知を一つ。
彼女が出演している新作が
今日、劇場公開です。

"MOOSIC LAB 2012"MOOSIC PRODUCTS!参加作品
『お兄ちゃんに近づくな、ブスども!』(監督・脚本 内藤瑛亮)

少女キヨカ(江連エミリ)は、お兄ちゃん(梅澤嘉朗)に好きな女(笠原千尋)ができたことを知る。兄妹は顔に皮膚病を患っていたが、お兄ちゃんが好きになった女は美しい顔をしていた。キヨカはその女の顔を傷つけることを決意した……。既に一部で話題を集めている『先生を流産させる会』の公開が切望される内藤瑛亮が大阪のバンド“チッツ”の名曲『メタルディスコ』をテーマソングに据えた兄妹の愛憎劇。


上映スケジュール
3月20日(火)19:30~
3月24日(土)19:30~
3月29日(木)19:30~
4月10日(火)21:00~
※全日程、3本立ての中で上映致します。
@新宿K's cinema ( http://www.ks-cinema.com 03-3352-2471)


24日には彼女も舞台挨拶に立つようですので
ぜひ観に行ってあげて下さい。


そしてもう一つお知らせ。

■FS100での色創りとライティングを映画『彩~aja~』から学ぶ
◇日時:2012年3月26日(月) 13:00~15:00
◇会場:ソニー株式会社 本社(JR品川駅港南口)
◇入場:無料(定員50名)
◇主催:ソニービジネスソリューション株式会社
 ※事前申込が必要です。申込締切3/23(金)

▼詳細・申込はこちらから
 http://www.sony.jp/professional/event/info/pb20120326.html


ちょっと偉そうなタイトルですが
僕がこの作品でやった事をご紹介して
皆さんに独自の世界を作る参考にして貰えたら嬉しいです。
当日は『彩~aja~』のショートバージョンの上映もあります。
申し込み締め切り寸前ですが
よろしくお願いします。




試写会ご来場のお礼と謝罪。

昨日のアップルストアーでの試写会には
たくさんの方々に来て頂き
本当に幸せでした。
お一人お一人にお礼を言う事はできませんでしたが
こころからありがとうございました。
「彩~aja~」という作品を
もっと多くの人に観て頂けるように
これからも努力していきますので
もしどこかで上映される事がありましたら
ぜひご覧いただきたいと思います。

映像作家として
その映像で伝わらなかった事を
後から言葉で解説するという事は
大変恥ずべき事だと言う事は
重々承知していますが
どうしても一つ解説をし、
謝罪しなくてはいけない事があります。
この作品の中で画家「蒼」の絵を提供してくれた
天野弓彦くんの絵について
上映後のトークの中で
司会者より
「心が枯れてしまった人の絵」「心のない絵」
との表現がありました。
これは天野君、及び関係者の方には
とても不愉快な言葉だったと思います。
また、司会者のミスというものではなく
一重にそういう印象を与えてしまった映像を作った
僕の未熟さから来る物で
本当に申し訳ありませんでした。
心から謝罪すると共に
恥ずかしながらその真意を説明させていただきます。

物語に出てくる売れっ子の画家「蒼」は
確かに心を枯らしてしまい
絵が描けなくなった人です。
優れたアーティストは心を極限まで研ぎ澄まし
危険なまでにとんがったところで
商業的成功を収め
それを量産しなければいけない状況に追い込まれると
時として燃え尽きてしまう事があります。
僕の描いた蒼もその瞬間を迎えていました。
そして最後の一本の線を描き始めた所で
ついに燃え尽き
途絶えてしまったのです。
その彼のアトリエに並べられた
すでに完成された絵は
言わば、もっとも研ぎ澄まされた
危険なまでにとんがった状態で描かれた絵なのです。

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

僕も天野君とは長い付き合いですが
この物語を作った時に
改めて彼の個展、そしてアトリエにお邪魔して
その主旨を説明し
彼の多彩な作品の中から
その状況にふさわしい
もっともとんがった絵を選ばせてもらい
その剣が峰の緊張感を表す為に
使わせていただきました。
彼の絵が与えてくれる
研ぎ澄まされたエッジがなくては
蒼の燃え尽きる姿は
表現できなかったと思います。
炎が消える直前の
最も美しい瞬間。
その絵の力に頼り過ぎて
僕の見せ方に甘さがあったのかもしれません。

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天野君、そして関係者の皆様
本当にごめんなさい。
ただ、今、またそのシーンを見返しているのですが
どうしても何も付け加えたくはない。
かつて成功を収めた同じ画家として
その危険性を感じ取った彩の厳しい表情。
素晴らしい表情をしてくれています。
そして天野君の絵の力。
それだけで伝えたいという僕の我が儘を
どうか許してほしいです。
これが僕の作品なんです。