ルーラルアート+ふるいちやすしの日記 -7ページ目

モナコ

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

Angenieux C-mount Zoom + Nikon 1
このレンズとの付き合いも
そこそこ長いのだが
このクリーミーなトーンが
どんな光をどう受け取れば現れるのか
今いちはっきり掴めていない。

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ただ甘くソフトなレンズかと思えば
ちょっと絞り込むと
クラシックではあるが
とたんに男性的な重厚感が出る。

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とても同じレンズで撮ったとは思えない写真。
もちろんどちらも
なんの加工も調整もしていない。
これだからガラス玉遊びはやめられない。


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さて、Facebook 等ですでに知って下さっている方もいるでしょうが
モナコ国際映画祭にて
「彩~aja~」が4つも賞を頂きました。
最優秀オリジナルストーリー賞
最優秀撮影監督賞
最優秀オリジナル音楽賞
そして主演の笠原千尋
最優秀新人俳優賞

正直に、
あまり期待はしていませんでした。
それだけに本当に嬉しくて
どう喜んでいいものやら
その反面、
これだけの賞を頂きながら
トータルの作品として受賞できないって
どんだけ監督がタコやねん!
って感じで少し凹んでもいます。
今年の初めに一度だけ
銀座アップルストアで試写会をやったきり
どこでも上映されていない作品ですが
これを機会に皆さんにも観ていただけたらなぁと
思います。
まずはご報告まで。
いつも応援ありがとうございます。

静かな夜

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静かな夜です。
そんなはずはないのに
ここのところ静かな日々が続きます。
人はそれを平穏とか癒しとか呼んで歓迎するのでしょうけど
僕みたいな人種は変にイライラします。

窓が閉じていて
それを開ける勇気がないのか
開けようとしていて力が足りないのか
分かりませんが
ガラス窓の向こうで吹いている風
それは見えているのですが
あんまり寒くないんです。
音が聴こえないんです。

とある有名な映画監督が
テレビで昔を振り返って語ってました
今はたくさんの予算をもらって
有名な役者さんをたくさん使って
映画を作ってる人が
ポルノ映画を作っていた頃の事を
苦しかったと語っていました。
「こうはなりたくないな」
そう思ったのは
語っている今の彼の姿です。
逆に胸が熱くなったのは
彼が破れた自分のポルノ映画のポスターの前で
うずくまってしまったという姿。
張り裂けるほど嫌な気持ちだったと思います。
僕だってたくさんの予算と有能な役者さんで映画は作りたい
だけど、もしそうなったとしても
「どうしよう、どうしよう、ちくしょう、どうしよう」と
言い続けていたいと思うんです。

山は遥かに
いつまでも高く。

だから、まずは窓を開けなくては。

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ビデオSALONなどなど

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ただ今発売中の「ビデオSALON11月号」(すいません、遅くなりました)
連載の「大判流映像表現術」もご好評をいただき
特に今やってるトーン作りの話は
後日発売される
大判カメラのムック本の方でも
掲載される事になりました。
今月号はもう一つ
SONYのフルサイズセンサーを持ったビデオカメラ
NEX VG900のテスト撮影もやってまして
こちらの方は「home on the road」という
小さな作品にしてYouTubeにもアップしてあります。



やっぱりフルサイズは魅力的です。
愛用のFSシリーズがフルサイズになってくれれば
申し分ないのですがね。
このタイトル、
僕の性格をよく知ってる人が見ると
ニヤッとしてしまうものなんですが
それはいいとして
普段はモデルを使ってのテスト撮影がほとんどの
ビデオSALON編集部でも好評で
実は次号のミラーレス一眼の特集で
僕はNIKON1を担当するんですが
それもこのパターンでやってくれとのリクエスト
編集長曰く、「大人な雰囲気」らしいです。(笑)
まぁ、大人過ぎるほど大人ですから、やってきましたが
けっこう題材を探すのが大変です。


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僕もこれまでは人を撮る事がほとんどでしたが
今年は風景を撮る事によって
もう一度、色、光、陰、そしてカメラと
じっくり向き合ってみようと目標をたててやってきました。
最初のうちは自分のせっかちな性格ばかりが浮き彫りになり
とても嫌な気持ちになりましたが
随分いろんな物が見えるようになり
ほっとしてます。

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ある人が言ってくれました。
「あなたは自分の第六感に従わないと活きない」
こうして自然の中にいて
また、なんの予定もたてずに撮影していると
確かに感覚だけでいられます。
そしてそんな時に自然は素晴らしい姿に出会わせてくれます。
被写体を作るのではなく
そこに在る物を感じ、受け入れる。
いや、そうしてきたつもりではあるんですけどね
どこか作る事に支配されそうになっていた自分に気付きます。
もちろんドラマを撮る時には作ります。
が、
どこからか、受け入れなければいけないと
その喜びを感じなきゃいけないと
「オッケー、それでいい。」ではなく
「ありがとう、いただきます。」と撮れるような人間でいなければいけないと
そんな事を考えるのです。

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『彩〜aja〜』モナコ国際映画祭入選!

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嬉しい知らせが届きました。
今年の初めに完成し、Apple Store 銀座での試写イベントで
たくさんの方々に観て頂いた僕の作品
『彩~aja~』(出演:笠原千尋、猪爪尚紀、藤原夏姫)が
ANGEL FILM AWARDS 2012 モナコ国際映画祭に入選
12/7~10日の期間中、モナコにて正式上映されます。
応援して下さった皆さんに心から感謝すると共に
久しぶりに本当に心から喜んでいます。
さほど大きな映画祭ではないと思うのですが、
早速向こうの代表者の方から直接お電話を頂き
作品をめっぽう褒めて頂き
挙げ句、映画祭のオープニング上映作品にするよう努力するなんて言ってくれて、
正直、ちょっと舞い上がっています。
これは出演者も含めてたった6人で作った映画で
本当にみんなの献身的な努力によって
完成した作品です。
「よし、みんなで押し掛けよう!」と、言いたい所なんですが
なんと交通費、宿泊代は自腹!
宿泊代に関しては入選者ディスカウントもあるんですが
何分モナコ!
それでも東京より高い!
僕一人でも行けるかどうか・・・・
世界一のお金持ち国家へ、貧乏旅行必至。
みんな、ごめんね。
とりあえず作品中の絵を描いてくれた天野くんから
みんなでおいしいお酒が飲みたいとのリクエストがありましたので
それには応えたいと思います。

『彩~aja~』(予告編)

季節

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僕は人によく言うんだ
一年は365日なんだよ
一日が365回なんだよ
つまり一日無駄にしてしまう事を許してしまうと
気がつけば一年無駄になってる
努力を重ねるとは
つまりそういうことなんだと

いや、自分に対しても
いつもそう言ってる。
だからこんな朝
答のかけらも見つけられずに
朝を迎えてしまうと
すごくがっかりしてしまうんだ

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季節が変わる
ただ夏が終わり
秋が始まるだけなんだけど
いつものことなんだけど
このなんでもない時を
もうあと何十回も過ごす事はできない
なのに暢気に
ああ、今年も夏が終わるなぁとか
ただ繰り返している。

変わろうとはしてるさ
一生懸命やってるさ
満足なんかこれっぽっちもないさ
むしろダメさ
でもなかなか変われない
変われないから
何も変わらない
よし、今日からだ!と
今日も思うんだけどな


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