ルーラルアート+ふるいちやすしの日記 -8ページ目

もろもろ

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元々夏の暑さにはめっぽう弱い上に
長引く鬱期の影響もあり
胸をついて出てくる言葉の暗いこと暗いこと。
そのためブログを書く事を自重していました。
ごめんなさい。
その間、お知らせしなくてはいけない事が
幾つも溜まってしまい
「もうとっくに知ってるよ」という方も
いらっしゃるとは思いますが
一応改めてお知らせしておきます。

4コマ映画の『第四映像』シリーズは
新しいのが二つできています。





最新作の『海の人、山の人』出演:池田優菜嘉悦恵都
の撮影では
もう一本、『山の人、海の人』というのも撮ってまして
こちらも近々に公開予定です。
お楽しみに!
この4コマ映画というのは
徹底的なダウンサイジングの中で撮っていってる物で
詳しくはPRO NEWS での連載「東京プチシネ協会」の方で
書いてますので
そちらもぜひご覧ください。
この日も僕と二人の女優さんだけで行い
途中で顔を出してくれた
二人の所属事務所(オフィスモノリス)のマネージャーさんに
撮影風景の写真をお願いする始末。
できればあと二人、
スタッフがいてくれたらなぁ、と、
絶賛募集中です。

あと、「ビデオSALON」誌で連載中の『大判流映像表現術』
好評を頂いてまして、



こちらは撮りおろしの『最初の罪人』出演:笠原千尋大城アコ牧野亜希子
というショートムービーを題材に
大判センサーのビデオカメラを使った
映像表現のあれこれを書いてます。



前連載の『一眼流~』からのリニューアル後
カラー4ページに昇格したのは嬉しいんですが
記事の内容もこれまで以上に熱を込めてまして
これを4ページ分というのに
いささか苦戦をしています。
編集部の方には迷惑をおかけして
申し訳なく思っているのですが、
この連載はこのまま熱く!続けていこうと思っていますので
皆さんもぜひご覧になって下さい。

こうして僕の作品を彩ってくれている
モクレン2011の役者たちですが
肝心のモクレン2011の活動も
この夏は福島県の仮設住宅2箇所と
早稲田で行われた都内に避難されている方々の交流イベントで
公演をしてきました。
その時の映像もありますので
近々アップしたいと思います。


大切に見つめるということ

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ただ、強く、熱く見つめればいいというものではない
目の前の人や物は
むしろ変わらずにそこにある
変わっているのは僕の目だ。
僕の心持ちでその像は
硬くも柔らかくもなり
優しくも辛くも映る
目を閉じて
或はその人がいなくなった後
僕がその場を立ち去った後
まぶたに残る残像は
もっと劇的に自分の心を映し出す。
僕にとっての真実は
そちらの方だと信じている

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こんなお水がなんであんなに美味しかったのだろう
いや、むしろそのカルキ臭さが
夏の光を彩っていた
夏の光は今もそんなに変わるものではないだろうけど
あの時僕はもっと深く強く息をしていた
そう思うと苦しささえも美しい
僕はいろんな色を見て来たのだな。
そしてその時を立ち去った今も
それは心に残っているのだな。
こんなに鮮明に
それは残るものなんだな。
だから大切な人、愛しい空気
会う度に色を変える僕の心の鏡


見つめていたいと
心から思う。
僕の目が閉ざされる時まで
一度でも多く
見つめていたい。

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夏が来た。

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夏が来たんだね。
NIKON 1J + KINOTAR 12.5mm
純日本製の写真です。
日本の色。
だけどアンジェニューにも似ている。
だからきっと
日本人としてアンジェニューレンズが好きなんだ。
音楽でも絵でも
時々不意に外国の作品が
胸の奥までしみ込んで来る事がある。
だからと言って
その国全体が好きになる事はないけど
ちなみに僕はパリが大嫌い。
でも、きっと人として同じ何かが共鳴し合うんだろうな。
遠い国の色や波長、
憧れや珍しさで惹き付けられる時もあるけど
それとは全く違う感覚。
共鳴。
日本人同士でも
たとえ家族であっても
違う物は違う。
それを認め合った時に
共鳴の喜びはとても大切に思える。
他は全然違っていても
確かにちょっと淋しく残念に思う事もあるけど
それでたった一点の共鳴の価値を見失う事のないように。
それはやっぱり特別な事だからね。

さあ、夏を迎えよう。
あまり好きな季節ではないけれど
どこにでもある紫陽花の花を見流しながら
同じ季節を迎えよう。

ビデオSALON新連載と2作品公開

ビデオSALON6月号が発売されました。
そこで始まった僕の新しい連載
『大判流映像表現術』
これまでの一眼流からタイトルがちょこっと変わっただけにも見えますが
そこには編集者の熱い思いがありまして
今までは技術面の解説がメインだったのですが
今回はもっと根本的というか内面的というか
たとえば「これを使ってここをこうすればこうなるよ」
だけではなく、
なぜ「そこをそうしようと思ったのか」って所から
書いて欲しいとの要望がありまして
本当に素敵な編集者です。
この連載は本気になります。
あ、いや、今までも本気でしたけどね。

始めは作品の全体的なトーンのお話しからです。
そんなこんなで
まだ公開していなかった作品を
二つ、公開しました。

一つ目は「カマクラ」という作品


これはCANON 5D MarkIIが発売される直前に
テストで撮った作品なんです。
始めはただのテストのつもりだったのですが
当日、なぜか台本のような物が僕の手に(笑)
手伝ってくれた前田達哉くんが面食らっていたのを思い出します。
一緒に借りたカールツアイスのレンズセットの重厚なトーンが
とても印象的で、すごく興奮しましたっけ。
これは多分日本で初めての5D Mark II作品ですよ。
ちなみに後ろでボソボソ歌っているのは
私です、すんません。

もう一つは「紫陽花」。


これはPanasonic GH-1 が発売された時に撮った作品です。
レンズはニコンの古いレンズを多用しました。
なんかね、ニコンの色って
珍しくもない、あったりまえないろなんですけどね、
やはり日本人の僕にはとてもしっくりくる
落ち着いた色なんですね。
古い民家と紫陽花が咲き乱れる舞台に
もう、ドンピシャでした。

主演はどちらも森未向(もりみさき)
メジャーな映画にも出ている女優さんなんですが
ちょくちょく私の前から姿を消す(笑)
そして、またひょっこり現れる。
その度に「何か作ろうか」って話になるんですが
現れる度に名前が変わってる(笑)
この二作品の時は西方杏という名前になってましたが
その名前ももうないはずです。
そして今また、行方不明です。
元気でいてくれればいいのですが
まあ、またいつか、現れるでしょう。

さて、この連載の為に撮ったといってもいい「最初の罪人」
訳あってまだ全部を公開する訳にはいかないんですが
全撮影データや比較画像までを撮ってあるので
これから連載の中で詳しく公開していくつもりです。
出演は笠原千尋大城アコ牧野亜希子
モクレン2011メンバー。
大体私の作品に出た人は
私の前から姿を消すのですが(泣)
笠原千尋は「彩~aja~」に続いて
連続して出てくれた初めての人です。
ありがたい事です。
彼女は6月、
久々に舞台に出演します。
『飛龍伝~革命という名の愛のために~』
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つかこうへいのあの作品です。
ダブルキャストのチーム9の方の
ヒロインを演じます。
チケット予約は下記から
http://ticket.corich.jp/apply/36257/chi/?ref=nf

『最初の罪人』完成、そして四コマ映画、始めました。

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四月には撮り終えてたんですが
昭和の暑い夏を舞台にした『最初の罪人』が完成しました。
ちょっと事情があって
皆さんにお見せできるのは少し後になるのですが
ビデオサロンで始まる新しい僕の連載では
暫くの間、この作品を題材にしていきますので
ぜひご覧下さい。

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この日のロケは牧野亜希子中心。
彼女はモクレン2011で一緒にやっているメンバーで
いつも僕を笑わせてくれる素敵な女性なんですが
なぜか役どころは病弱な人が多いと
本人も嘆いております。
この作品でもやっぱり病弱な
というか、普段はずっと寝ているような人をやってもらいました。
表情もしゃべり方も元気を抜くのに
苦労していたようですが
狙い通りの病弱ぶり、ありがとう。

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先日京都へ行った時
少し時間があって
僕の生まれ育った町を歩くチャンスがあったのですが
そこはまだ昭和のまんま(笑)
僕の方が大きくなったのですが
サイズは全てがミニチュアのようでした。
でもやっぱり居心地がいい。
自然に息ができる感じで
きっとこの作品にも
そんな感覚が活かされたんだと思います。
公開の時にはまたお知らせしますので
楽しみにしていてくださいね。

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これは僕のふるさとです。

さてさて、
もう一つ。
4コマムービーというのを
撮り始めました。
名前通り、全部で4カットのミニムービーを
これから撮っていこうと思います
これはカメラもNIKON 1 という
僕のポケットカメラで撮り
とにかく全てダウンサイジングして
その代わり一つ一つの画にこだわろうという
PRONEWSで書いてるコラムの企画です
僕にとっても初心に戻って修行する場になると思っています。
こちらもモクレン2011のメンバーで
松本みゆきあまち、新メンバーの寺澤俊彦が出演



こんな感じでどんどん作っていこうと思ってます。
あ、出演者、スタッフ、随時募集中です!
こういう風に、
みんなもっと気楽に
映像作品を作ってくれたらいいのにという思いがありまして
その方法やなんやかんやを
PRONEWSで紹介していくつもりです。