<<ブログ 313>>
菅内閣
「省庁縦割り打破と規制改革」に想うこと
使う言葉は違うけれども
小泉内閣の「構造改革」そして
安倍内閣の「岩盤規制改革」と同じ流れ
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全て Restructuring リストラ 再構築
リストラは人減らし、ではない
~私の想い~ by入道
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今回も私と少し歳の離れた(若い)東武スカイツリーライン沿線友達
秋葉原と越谷市を活動基地として世界への羽ばたきをされておられる
画家の田中拓馬さんがご厚意で素敵な挿絵を画いてくださいました。
拓馬さん、お心に感謝です。ありがとうございます。
田中拓馬さんの公式オンラインショップも訪ねてみていただければ、と思います。
https://ttakuma.thebase.in
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●脱印鑑、脱はんこ。一挙に動きだしたの感がある菅内閣の「規制改革」の動き。
規制改革は「今これまで」を「今これから」のものさしで変えていくこと、私の勝手な定義付です。
●世の中・・・「はんこ」に気持ちが?集まっていますが、今までの内閣ではこのような動きはなかったのでしょうか。菅内閣での動きが規制改革の初めての動きなのでしょうか?
●そんなことはありません。昔から様々な動きが登場しています。
●ほぼ20年前の小泉内閣では「改革なくして成長なし」の「構造改革」であり、また先の安倍内閣でアベノミクス第3の矢「成長戦略」の一丁目一番地と表現されていたのが「岩盤規制を崩す」「岩盤規制改革」でした。
●使う言葉と対象は異なってはいるものの私の想いでは「同じ」動きと感じています。
●どう同じなのか。
●それは「今これまで」に固執する、「今これまで」を守るのではなく、心を「今これから」に置いて、 「今これから」のために「何をどう変えていくのか」の視点、想いである、と言うことです。
●その対象が小泉さん、安倍さんそして菅さんで異なっているだけで「今これまで」を「変えていく」と言う動きでは全く一緒なのです。そう思います。
☆3つともに同じ文字・言葉が入っています。それは「改革」と言う文字であり、ことばです。
★「改革」とは単純に「革新」であり、「改めること」です。
★「永い時間軸、歴史の中で築き上げられた『仕組み』を改めること」です。
★「改める」には何が必要なのでしょうか?私の想いを私の言葉で記していきたいと思います。
◆改革とは「勇気を持って過去から今日まで続いていることを捨て去る」ことから始まるもの。
◆「過去から今日まで続いていることを勇気を持って「一旦」全て捨去り、「本来あるべき」そして「今日これからの未来」を想い、「あるべき状態・ありたい状態」を明確にして、その状態「実現」のために「今、何をなすべきなのか」を考えそして行動していく、「あるべき明日」「ありたい明日」のデザインが先にありき、で動いていく、これが「改革」の動き方、進め方であると思います。
◆今回の菅内閣の「省庁縦割り打破と規制改革」も、「省庁の再編」が先に論じられるのではなく、今から先、「これから」の国際社会そして日本を考えた、「ありたい状態」をデザインした時に、官庁・省庁は「どうあるべき」なのか、この議論を徹底的に行うところからスタートして「ありたい状態」「ありたい姿」をデザインし、そのデザインが「共有」されたところで、その「デザインの実現」のための具体的な施策、論議として「省庁・お役所の再編とか統合とか垣根の撤廃さらに民間に委託」等々の施策、方 法を論じるようにしていかないと事はうまく進まない、そう思います。
◆そして、これもあたりまえのことなのですが「改革」は「現状肯定」からは産まれてはこないものである、こうも思います。
◆これは国であってもまた会社組織であっても全く同じこと、私は思っています。
●「改革」には「反対者=改革による被害者?=損をする人たち=既得権者」がたくさん存在するものでもあり、それが改革がなかなか進まない原因でもあります。
●なぜその人たちは反対するのか、それは本来必要な「未来デザインの共有」をすることなく、或いは先送りにして、いきなり「省庁再編とか民間委託」とかの「手段・手法」に入ってしまうからなのではと私は思います。
●では・・・反対する人たちもなぜ「あるべき状態」「ありたい状態」を議論する前に「反対」の声を大きくするのでしょうか。
★それは一言で言いきれば「利権が絡む」「既得権益が絡む」からなのだと思います。
★国もまた会社組織でもそうですが「現在の仕組み(=構造)」の上に「利益(=自分にとってのプラス)」を得ている人たちが多い、そのことが反対する人たちの多さに単純繋がるわけです。
●「現状」と言う「座布団」の上に「あぐらをかいている人がたくさんいる」と言うことです。
●「将来の日本」より「今の自分のプラス(=利益)」が大事!!
言い切ればこうなるのでは・・。
だから、「今を壊す動き、改革の動きには反対」する、そうなのでは。座布団が無くなっちゃうのですから。
●会社組織でも全く同じである、経験からそう思います。
●よく使われている「リストラ」と言うことば。
●リストラはRestructuringの略語。単純表現では「再構築」。
「革新」「改革」のためのひとつの手法を表す言葉なのです。
★日本であたりまえのように使っている「人員削減」ではない、のです。
★リストラとは「人減らし」ではなく「会社と言う組織の構造改革」です。私の経験から言いきれば「削減なのではなく、経営資源(人・お金・情報・時間・・・等々)の思いきった「集中」である、そう想い続けています。私の考え方です。やってきた動きです。
★「会社の未来のありたい状態・姿」を明確に構築し(=デザインし)、その実現のために会社の持っている「経営資源」を「どこに集中的に投下していくのか」、これを考え実践していくことこそが「リストラ」なのだと思いますし、私はそうしてきました。
●構造改革とは正にリストラなのです。
●でも、国も会社も「構造改革=リストラ」と表現するとすぐに「人減らし」になってしまう、ここがおかしい、間違っている、そう感じてなりません。
●そして・・・そんな動きをする人たちは一方で「今これまで」から「利益」を得ている人たち。
★自分に火の粉が飛んでこない改革には賛成するけれども、自分にちょっとでも火の粉が飛んできそうな改革には「全て反対のための反対」をする・・・。
★現状と言う自分にとっての心地よい座布団の上にあぐらをかいている人たちに改革は絶対にできません。
●会社でも全く同じ。
●今のままの方が自分は楽だ、仕事のやり方を変えたら自分は「楽」でなくなる・・・しんどくなっちゃう・・・だから「改革は慎重に」・・・・こんな人たちって意外と多いのです。そして、こんな人になってはいませんでしょうか。
●これから先の経済社会では、特に「上位役職者」の人たちに前記のような人たちが多く存在する会社は必ず崩壊していく!!こう断言したいと思います。
★「改革」は「徐々に」「少しずつ」にでは「実現」していくことはできません。
★「一挙に」そして「多数決」ではなく「強い意志と責任感を持ったリーダー」の下で成し遂げていくことがてきるもの、改めてそう思います。
今回も最終行にまでお眼をすすめていただきまして
ありがとうございます。
「今これから」をどうしていくのかを唯一のものさしとして
勇気を持って変化に挑戦していく動きをみんなで!!
「変化」とは「今これまで」を変えていくこと
ものすごく単純なのだけれど
むずかしい・・・・
なぜ難しいのか、を私の勝手な想いで記しました。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入村道夫