2023/8/7人事院勧告から素直に思うこと~大丈夫なのか日本~私の変わらない想い | にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ~入道のブログ

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20年間の苦しくしんどかった体験が私に構築してくれた「私の『生きること・働くことそして経営すること』への『想い』」。それを書き連ねていきたいと思います。

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  2023/8/7 人事院勧告報道に素直に感じること・想うこと

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            国家公務員給与 月給0.96%増

                    ボーナス0.10カ月引き上げ

       選択的『週休3日』の拡充を勧告

    初任給 大卒高卒共に1万円超える上げ幅に

            ⇩

    日本をこんな国にしていく、していきたい、

そのために・・・と言った『目的』不在不明確での『手段』提示

         これでいいのだろうか!???

                                   ⇩

   日本は官庁そして大企業だけが支えているのではない

                      日本そして大企業は

       たくさんの中小企業に支えられて成り立っている

                       今回の人事院勧告は

    たくさんの中小企業に受け入れられるものなのだろうか

   日本経済を形成している中小企業の「ために」を

       考えているものなのか

            

        大丈夫なのか、日本。

    日本はどうなっていくのか、とても心配
   ~私の変わらない想い~    by  入道

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            東京秋葉原のアトリエを基地として
  世界への羽ばたきを重ねておられる私のちょっと年の離れた友達

           画家の田中拓馬さん
    今回もご厚意で素敵な挿絵を画いてくださいました。

          

                 拓馬さん、ありがとうございます。
    拓馬さんのサイトも訪ねていただければ、と思います。

       http://www.takumatanaka.info

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※私、普段は大企業そして中小企業の言葉はほとんど使わないのですが、今回ブログでの解りやすさと伝えやすさの観点で使わせていただきます。では・・・・ブログ339を。
  ☆中小企業には個人事業者が多い農林漁業酪農等そして個人商  
  店等も含むものとして使います。
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●近年の日本でとられている「施策」を見ているととても心配になる自分がいます。

 

●なぜ心配なのか?

 

●それはこのブログの「長い」表題にも記しています。

 

●今回はブログタイトルを見ていただけば「想いの『なぜ』」を解っていただけるのではと思います。

 

●そしてそのことはこのブログの結論的なことにもなってきます。

 

とろうとしているその「施策」「目的」、私の言い方ですがこの「目的」 日本をこれからどんな国にしていくのか」「日本をどんな人間の集まりにしていきたいのかの「なぜこの施策を打つのか、提示していくのか」を「今がまずいから」なんて「これまで」から単純に提示するのではなく、今これから」の「日本」を「どんな国にしていくために」なのかを明確に示していくこと が絶対に必要であると素直に感じ続けています。
 

●先に「想いのまとめ」を記してしまいました。
 

●その「想い」の「今回のきっかけ」となったのは「8月7日」に「人事院」が国会と内閣に対して「勧告」したこと、勧告した内容にあります。

 

   ◆<人事院8月7日 国会と政府に勧告した内容>

 

     ・給与について

     2023年度の国家公務員給与について

     ◆月給を平均で0.96%(3869円)増加する

     ◆ボーナスを0.10カ月引き上げて

      年4.50カ月とする

      →実施されれば年間給与は平均で10万5000円 

       ふえる見通し(時事通信社記事)

     ◆人材確保のため大卒・高卒初任給共に1万円を超え

      る上げ幅とする

 

    ・休日について

     ◆柔軟な働き方を後押しするため勤務日に長めに働い

      た分、土日以外に週1日休日を増やす

              →週休3日制の拡充

 

●この人事院勧告に対をなす?私の「変だよな」感覚にもなっている出来事があります。

 

●それは7月に発表された「2023年上半期(1-6月)の全国企業倒産件数」です。

 

      

 

東京商工リサーチさんの発表資料によれば

  ・2023年上期の倒産件数は4042件

    ~前年上期比 32.09%増

       2022年上期 3060件

    ★上期としては「2020年以来3年ぶりに

     4000件を超えた」

 

  ・資材高騰の続く 建設業 785件 前期比36%増

 

  ・輸入物価高騰が響く 製造業 459件 前期比37%増

 

  ・電気・燃料代高騰が響く小売業434件 前期比25%増

         ⇩  ⇩  ⇩

    ・倒産企業に共通するのは・・・・・

     働き手・人材不足  

    そして★原材料・エネルギー価格の高騰

 

●ここで改めて今回のブログタイトルに記していることに戻ります。

  

   日本は官庁そして大企業だけが支えているのではない

                       日本そして大企業は

        たくさんの中小企業に支えられて成り立っている

                       今回の人事院勧告は

    たくさんの中小企業に受け入れられるものなのだろうか

   日本経済を形成している中小企業の「ために」を

        考えているものなのか

 

                   
                  挿絵は田中拓馬画伯 画

 

 

●前記の2023年度上期倒産原因のところに記していますように倒産原因の一つに「働き手不足・採用難と言う状況に更に更に大きな輪をかけていると私が感じているのは、今回の人事院勧告ではありませんが「大企業そして官での給与アップ」の動きと「そのことだけを捉えて、対応できないたくさんの中小企業の存在を報道していない新聞テレビ等、報道機関の「報道の仕方」に問題ありと私は思い続けています。それらの「報道」により「給料は上がるもの」との想いになり自分の今所属している会社が給与アップしないから「退職してより供与の高いところへの転職」と言う動き方に拍車をかけていると思うのです。

この状況がまたまた中小企業を「働き手がいない」「働き手が辞めていってしまう」と言った窮地に陥れます。
 

●ここで、申し訳ありません、ここで強い解りやすい言葉で私の想いをまとめさせていただきます。

 

・国そして官さらに報道機関の皆さまは「中小企業を窮地に陥れる、それを狙って」動いているのでしょうか。

 

・賃上げできない中小企業は倒産してもいい、大企業そして官の『ヒトで不足』は「賃上げできない中小企業からの働きての異動で補っていく」、それが「目的」なのでしょうか。

       
                    挿絵は田中拓馬画伯 画


★言い過ぎなのか、とは感じていますが私の想いを解りやすく理解していただくために書かせていただきました。

 

  日本は官庁そして大企業だけが支えているのではない

                      日本そして大企業は

       たくさんの中小企業に支えられて成り立っている

                       今回の人事院勧告は

    たくさんの中小企業に受け入れられるものなのだろうか

   日本経済を形成している中小企業の「ために」を

       考えているものなのか

        

 

たくさんのたくさんの頭そして身体と心にたくさんのたくさんの汗を流してくれている人たちがおられる中小企業が存在しているからこそ「大企業の存在が成り立ち」「官が成り立っていく」そうなのではないのでしょうか。

 

★今回の人事院勧告の「週休3日制」にも正直、ちょっとびっくりしています。

 

★働きすぎを是正していく、もっと休みを増やす・・・・・・

日本人は「働きすぎ」なのでしょうか。休みの日数が少ないのでしょうか。

 

★土日休みの週休2日制に結構な日数のある「祝日」・・・そんな現状に「更に週1日休みを増やせ」。

★私は
「休みを増やすのではなく」「しっかりと休むことのできる状況を創る」ことに注力するべき、とかねてから想い続けています。

 

●休みを増やすのではなく「日本の課題の一つでもある」有給休暇の取得を増加させていく」、「その実現のために各企業が働く人たちと共に、一緒になって考えそして動いていくこの動きの方が大切で優先させるものだと感じています。

 

★そして・・・・「残業」と言う概念を無くしていくという意味合いからは欧米のように「年俸制への移行」も真剣に考えていいのでは、と私は想い続けています。
 

 

★給与をあげろ、休日を増やせの施策で、日本を、大企業をそして官を支えている中小企業は「活き活きとして存在し続けていける」のでしょうか。そのための施策なのでしょうか。

 

★勘違いしていないでしょうか。

 

★大企業と官があれば日本は成り立つ、明日の日本は大丈夫・・・・まさかそう想ってはおられませんよね・・・・

 

      
             挿絵は田中拓馬画伯 画

 

賃金アップに休みの増加・・・・・政府の「目的の明示のない」施策提示そしてその報道の仕方によって来年4月入社の新卒の「就活」にも影響が大きく出てきてもいます。

 

「初任給と休日数をものさしの目盛り」として就活に取り組んでいる就活生が増えてきており、その結果として「中小企業」への志望者が減少してきている・・・・・新卒のみなさんの動きだけでなく、中途採用分野においても同様な動きになってきています。

 

★この状況を放っておいていい、のでしょうか。この状況で「これからの日本」を考えた時にどんな日本になっていくのか・・・・とても心配になってきます。

 

働き手の減少・人出不足と原材料高そして電気ガス等のエネルギー価格の高騰・・・・この状態で「日本を支えている中小の会社をどうしていくのか」「どうすれば非常に厳しい状況下の大切な中小企業(大企業を実態的に支えている存在)の経営にプラスになり、その結果、働いている人たちの給与もあげていくことができる・・・・ようにしていけるのか」の提示そして施策が本来、必要なのではないのでしょうか。

 

     今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして

            ありがとうございます。

   一つのことに対していろいろな見方、感じ方があるとは思います。

       今回はそのあたりまえのことを前提として

       敢えて私の想いを記させていただきました。

 

         いろいろな施策は単純表現すれば

      「日本を良くしていく施策であって欲しい」

 「ひとり一人の人間が活き活きと自分らしさを大切にしあって

 一緒に楽しく身体と頭そして何よりも心にたくさんの汗をかいている国

           日本であって欲しい」

そのための「手段」としての施策提示であっていただきたいと思うのです。
           ありがとうございます。 

     にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 夫 入道