絶対的に安全な場所がある幸せ | 【余計なお世話ですが】主婦力プロデューサーのブログ

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50歳を過ぎると、

だんだん人生の答え合わせができるようになってきたと感じる。

テーマの「琴さん」というのは母の名前。

早くに他界したので、子育て論を聞いたことはないけれど、

その作品が「私」というものだとすれば、

私を通して検証してみようかなと。

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思考というものには、その人のクセがあるらしい。

善悪とか正誤とかではなく、単なるクセ。

 

色んな人と付き合っていると、

「こんな風に考えた方がラクなのにな」

と思うことがよくある。

 

例えば、すぐに「失敗したら」と考えるクセの人。

私はあまり失敗することを想像しない。

まず頭に浮かぶのは「どうやったらできるか」

 

失敗することを考えてしまうと、

本当に失敗しそうな気がする。

「物事は思った通りになる」という言葉もあるし。

 

もちろん、年齢を重ねる中で

失敗した時のことも考えて慎重になることも覚えた。

ただ、それは危機管理としてわざわざ頭を切り替えてやることで、

日々の習慣としてはあまりない。

 

 

ある時、「その自信はどこから来るのか」と聞かれ

「えっ?それは自信なのか!?」と考えてみた。

 

それはもしかすると、

絶対的な安全地帯を持っているから、なのかと思う。

何が合っても味方がいるという安心感。 

 

これを考える時にいつも思い出す光景が二つある。

 

ひとつは、小学校3年生の時のこと。

内容はまったく覚えてないけれど、

夕方のHRの時間に、個人攻撃されたことがあった。

クラスの女番長のような子と、その子分のような男子から、

私が何か正義感を持ってやった行動についての攻撃。

 

その女の子のギラッとした目を

半世紀たった今でも覚えてるのだからよっぽどだな・苦笑

 

その日、帰宅した私の様子がおかしかったのだろう。

母親が話を聞いてきた。

とにかく「うんうん」と聞いてくれたことで

私のココロがスーッと収まったことを覚えている。

攻撃した子のことを何か言ったかどうかは覚えてないけど、

私のことを受け入れてもらった安心感はすごく覚えている。

 

 

もうひとつは、28歳で転職した時のこと。

入ったばかりの職場で、女性上司との関係に悩んでいたとき。

これまで好き勝手に就職・転職をしてきた私は

親に仕事の話をすることは一切なかったけど、

かなり弱っていたのか、初めて愚痴をもらした。

 

「仕事のことはよく分からないから

細かい部分は判断できないけれど、

とにかくあなたが言っているのだから信じるし、

あなたの考えは間違っていない」と言ってくれたとき

小学校の時と同じように、ココロがスーッとした。

 

どんな状況であろうと「あなたを信じる」と言われた

この言葉が、私のその後をずっと支えてくれている。

 

何か失敗しても、まあいいかと思える

その根本のような気がしている。

 

この「絶対的な安全地帯」を持っていることが

人間にとってはとても大切で、

犯罪に走ったりする人は、

この安全地帯を持っていないんだと可哀そうに思う。

 

安全地帯という両親を失った今も

実は別の安全地帯を見つけた。

ある日、母親と似たようなことをオットに言われた。

(本人はまったく覚えていないと思うけどねww)


安全地帯を持っていると、

他人から攻撃されても、ま、いいかと思える。

地球上にはいろんな人がいるんだから

100%の人に好かれる必要はない。

この目の前の人は別世界の人だと考えて

その場さえやり過ごせば何とかなる。

 

そうやって考えればラクに生きられるしね。

 


 

ちなみに、28歳の時の母親の言葉には続きがある。

 

仕事のスキルがどうであれ、

その上司はあなたよりずっと年上なのだから

人生の先輩として敬いなさい。

人間性を否定するようなことは絶対にしてはダメよ、と。

 

これもココロに刻んでいることのひとつ。

そしてこれが、母親から学んだ最後の言葉。。。

 

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上のカラフルな写真は、ある飲食店の壁面。

先日いただいた名刺入れと同じ世界的に有名なデザイナーの作品。

これまで気にも留めてなかったサインにくぎ付け!

 

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