10月下旬、鳥取地震の日。
その日、私は朝から横浜での会議を済ませ、終了後すぐに新幹線に飛び乗り、大阪で行われるセミナーに参加するため移動していました。
13時に梅田駅前ビルの会場に入り、セミナー主催者の講演中の注意案内を聞いていました。
「講演中の携帯電話は、電源を切るかマナーモードにして下さい。
災害時にはビル側が緊急館内放送を行いますので、それに従って避難して下さい。」
といった案内で、多くの人は携帯がマナーモードになっているかをチェックしていました。
最初の講演者の話が佳境に入ってきた14時過ぎ。
マナーモードにしているはずの携帯電話が一斉になり出しました。
セミナーに参加していた約100名の携帯が一斉に鳴り始め、すごい音でした。
続いて、「緊急速報、緊急速報、地震です」という音声ガイダンスが流れました。
まさかと思っていると、ビルが横にゆらゆらと揺れ始め、すぐに館内放送も入りました。
自分の携帯に目をやると、震源地は鳥取で、大阪は震度4と表示されていました。
緊急地震速報とその後の地震を体験したのは初めてで、良い経験になりました。
学びです。
(1) 大地震では、携帯はマナーモードにしていても緊急速報が入る。
(2) 震度4の揺れに対しては、結構、みんな落ち着いている。
(3) 大きなビルでは、防災担当から直ちに館内放送が入る。
我が国は年間1000回を超える有感地震がある、地震大国です。
そのため、地震に対するあらゆる予防対策が打たれていますが、地震はないのが一番です。