21世紀の農業は 自然栽培 の時代 | 減農薬のりんご栽培

減農薬のりんご栽培

(木村秋則氏の自然栽培に近づくために)

画像は袋掛けを終えたばかりの 秋映と紅玉です。


秋映 1000個 (5kg x 40箱 )
紅玉  300個 (5kg x 20箱)

は、袋掛けを終えていますので、順調に収穫できますれば、化学農薬を今後もほとんど被らない 超々低農薬りんご になります。

近隣の園との間に、黒星病問題がなければ ふじにも袋掛けを随時していく予定でしたが、
今週 IC412ボルドーを散布しますので 袋掛けはしません。

この袋は、白い薄手もので 蛾が卵を実に産み付けて食害するのを防ぐ目的です。
殺虫剤を実にかけて虫や卵を殺すことをしませんから、物理的に守る必要からです。

薄いものですので、薬液は直接かからず、日光は通しますので食味や色付きは袋をかけない栽培と変わりません。

この後は、収穫までJAS有機栽培で認められた自然界に存在する硫黄、硫酸銅、BT剤(微生物細菌)を5-6回散布します。

袋掛けした実に薬液が直接あたりません。
薬剤は葉と木を病気害虫から守るための、JAS有機基準のリストのものです。
農薬としてJASでカウントされる数は ゼロ です。

因みに昨年までは、6回散布にて、殺菌剤5剤、殺虫剤5剤、殺ダニ剤2剤で 合計12剤使用していました。
JAS有機栽培基準で11カウントでした。

それが今年は農薬カウントが一反歩についてはゼロになります。

木村式自然栽培は、JAS有機栽培の農薬カウントでやはり ゼロ。
なにしろ、使用するのは水と食酢(特定農薬に分類)だけです。

食酢が特定農薬に農水省で分類しているために、無農薬とは公称できませんが、そのかわりに自然栽培という呼称を掲げているのです。

21世紀は 自然栽培の時代です。