mom & daughter | la petite chambre

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illustrator ree*rosee art works

Happy mother's day🌹

母の日にちなんで、ママと小さな女の子の微笑ましいひとコマ。

映画「幸福」の鮮やかな暖色の花柄ワンピースとヘアバンドの

スタイリングが可愛いママと、さくらんぼの耳飾りの女の子。

ママの耳にもさくらんぼを引っ掛けようとする姿が可愛くて

描いたドローイングで、春の個展用に描いてた作品ですが、

お披露目出来なかったので、母の日に相応しい作品と思って

アップしました。

女の子のドットの赤のワンピースとちょんまげヘアも可愛い🍒

ママは、以前こちらで描いた絵と同じ女性です。

 

 

母娘をテーマにした映画で最近見て印象的だった2作。

フランス映画「秘密の森の、その向こう」と日本映画「母性」。

 

セリーヌ・シアマ監督の「秘密の森の、その向こう」は、

祖母を亡くした少女が、森の中で自分にそっくりな少女と出会い、

その少女は祖母の死後に失踪した母で、少女になった母と娘が

友達のように過ごす数日間を描いたファンタジーで不思議な作品。

未見だけど「想い出のマーニー」を想起させるストーリーらしいです。

少女たちがクローンのようにそっくりで、演じてるのは双子で、

髪型、顔、背丈がほとんど一緒で見分けがつかない。

クールな表情で、10代後半〜20代前半ぐらいに見えるような

大人っぽい顔の美少女だけど、仕草は年相応に子供っぽくて、

セーターにオーバーオールのボーイッシュなファッション、

ガニ股気味な歩き方で、ギャップがあるのもまた可愛い。

シアマ作品は映像が美しく、ストーリーも好みな作品が多く、

今作も少女たちのビジュアルが可愛くて、絵的に描きたくなる

印象的なシーンが多く好みな作品です。

 

 

 

廣木隆一監督の「母性」は、実年齢差10歳ぐらいの戸田恵梨香と

永野芽郁が母娘を演じた悲哀の親子の物語。

母を溺愛していた母 (戸田) が、ある事件で母を亡くしてから、

娘 (永野) を憎んで冷たく接するようになるが、冷遇されても

母に愛されたいと健気に接する娘。

どちらも好きな女優で、湊かなえ原作の映像作品も好きな作品が

多いので鑑賞。

本作も湊かなえ特有の歪んだ愛、主人公を苦しめるクズ人間、

重く辛い内容が続いて苦しくなるけれど、絶望の先に少しだけ

救いのある結末は、何となく「家族の食卓」の結末と重なった。

 

 

 

母娘と言えば、先月京都に出掛けた時に京セラ美術館で鑑賞した

マリー・ローランサン展のこちらの作品を思い出しました。

一部写真撮影OKでこの絵も撮影出来たけど、正面から撮ると

額装のガラスが反射して、斜めからしか撮れなかったので、

ポストカードの絵も。

 

 

 

最後に母の日に贈った紫陽花の写真を。

母の日=カーネーションが定番フラワワーですが、

私が赤い花があまり好みでないので、カーネーション以外を

選ぶことが多く、今年は紫陽花を贈りました。

色・種類が豊富で迷い、小さめの花びらと丸いフォルムと色味が

気に入って、この紫の紫陽花にしました。