映画「SOMEWHERE」「海洋天堂」 | ここで、そこで、いろんなところで

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日々の生活の中で想う、エッセイ未満のことたち

どちらも親子がテーマ。


SOMEWHEREは娘との絆を通して自分を再確認する父親の物語。

成功しても、お金があっても何かむなしい。

ソフィア・コッポラの映像はふんわりとしていて核心はオブラートに包まれていてる。

幸せはどこかにあるものではなく、ここから一歩踏み出してみつけていくもの。


海洋天堂は自閉症の息子と余命3カ月の父親。

監督・脚本が「北京バイオリン」のシュエ・シャオルー。

今回もお父さんの愛情の深さ、息子のけなげさに泣かされる。

そして、まわりの人たちがとってもいい人たちなのもほっとする。


私の親戚の息子は知的障害を背負っている。

ネットで知り合った友人はお嬢さんが自閉症だった。

親の方が先立つのが世の常。

死が近いことを知り、息子と心中しようとする父親。

ジェット・リーが扮するお父さんの思いが親戚や友達とシンクロする。


二つの映画を観て、西洋と東洋の家族の愛情の微妙な違いを感じる。

それでも、子供を愛していない親なんていないよね。


親と子はきっと永遠のテーマだな。


SOMEWHERE

http://www.somewhere-movie.jp/index.html

海洋天堂

http://kaiyoutendo.com/index.html