11月13日の昨日。
杉並区役所の区長室にて杉並区長の岸本聡子氏、ならびに杉並保健所所長と保健予防課長の3人にお目にかかりました。
山田宏氏、田中良氏と、過去の杉並区長にはお目にかかっていますが、昨年杉並区長になられた岸本聡子氏にお目にかかるのは初めてでした。
杉並区内で過去に子宮頸がんワクチンといわれてきたHPVワクチン。私の娘に起こったそのワクチン副作用と、それに対して杉並がどのようなひどい対応をしていたのか。
一からご説明させていただきました。
そして、私の娘の他にも杉並区内で接種した副作用のお嬢さんが新たに判明しており、そのお嬢さんも一緒でした。
このような場をセッティングしてくださったのは、杉並区議会議員の曽根文子氏。被害にあった人の救済が取り残されないように、そして新たな被害者を生み出さないようにと長きに渡り奮闘されている議員さんです。
自治体の保健所の方々は5、6年、早いと2、3年で人が替わります。ですので、今回の方々もまた新しい方でした。
杉並区がHPVワクチン副作用の子どもがいるのに「重篤な患者はいない」と議会で断言した過去の過ちは、決して繰り返してはなりません。どんなことであれ、被害を隠してはいけないのです。
そして、HPVワクチンの被害がどのような状況だったのか。娘の一事例ではありますが、詳細をお話ししました。
症状の詳細まではご存じないようでした。
また、今回ご一緒した被害に遭っておられる当事者のお嬢さんは、杉並区で接種後にすぐ引っ越してしまったため、娘のように被害が炙り出されていなかったのです。
杖をついてゆっくりと歩いておられました。
また、娘と同じように記憶障害や意識喪失、疼痛や頭痛など、やはり同じような症状を抱えています。
今回、被害を知ってもらうという意味で、とても有意義な面会になったと思います。
私たちの受けた苦痛も、少なからずご理解いただけたようです。
東京都ではこのHPVワクチンを男子にも接種させたいということで、その予算も組んでいる様子です。
既に厚労省の副反応報告に男子と思われる死亡者の情報も掲載されたということです。悲しくもその方は亡くなる必要があったのでしょうか?
詳細が不明のようなので、製薬会社から報告が上がった内容なのかもしれません。
国が再び推奨に舵を切ってしまったHPVワクチン。
何も知らずに接種して被害に遭い、「知らなかった」では済まないのです。
ですから、被害を知っていただくこと。それが一番です。
推奨再開によって新たに被害にあった方々。医師が「安全だ」「大丈夫だ」「あれはワクチンのせいじゃない」というような安心させる言葉を使って接種を促され、接種した方々です。
被害にあった途端、医師はちゃんと対応してくれなくなったという話。
過去から変わらず、何度となく繰り返されるのです。
新たに被害にあった子ども達は、あと何年苦しむのでしょう。何年、生き地獄のような生き方をしなければならないのでしょう。
先はとてつもなく長いのです。苦しむ時間が。
他人事で済ませて良いことではありません。
被害を知ってください。