760『はじまりのうた』→町の喧騒の中でコンセプト・アルバム | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

恋人が制作した曲が映画の挿入歌に採用され、ともにイギリスから

ニューヨークへやってきた女性シンガーソングライターでしたが、

自身の制作した曲をライブバーで歌っていたある日、偶然その場に

居合わせた落ち目の音楽プロデューサーの目に留まります。

 

音楽プロデューサーは一緒にアルバムを作ろうと彼女に持ち掛けました。

一度断ったものの、結局彼女は承諾して、アルバム作りに精を出す

ことになりました。

 

ところが、そのアルバムは録音スタジオを使用せず、ニューヨークの

街並みを活かして、街の喧騒や環境音をそのままバンドの演奏と録音する

というコンセプト・アルバムでした。

ちなみに、そのコンセプト・アルバムとはこのくらいの説明になるようです。

~ある一定のテーマまたは物語に沿った楽曲によって構成されたアルバムで、

 アルバム全体でひとつの作品になっている作品をさす~

 

そして、音楽プロデューサーはバンド仲間を集め、友人が作った

移動式録音スタジオと共に、そのコンセプト・アルバム制作が始まる

のでした。

制作は順調に進み、無事アルバムも完成して・・・

 

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「はじまりのうた」 2013年 監督:ジョン・カーニー  

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出演は、

2005年『プライドと偏見』(監督:ジョー・ライト/)

2014年『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才就学者の秘密』

    (監督:モルテン・ティルドゥム/主演:ベネディクト・カンバーバッチ/)

前者でアカデミー主演女優賞、後者で同助演女優賞のノミネート経験を持つ

キーラ・ナイトレイ

 

共演は、

2010年『キッズ・オールライト』(監督:リサ・チョロデンコ/)

2014年『フォックスキャッチャー』(監督:ベネット・ミラー/)

2015年『スポットライト 世紀のスクープ』(監督:トム・マッカーシー/)

で、延べ三度のアカデミー助演男優賞ノミネート経験を持つ

マーク・ラファロ

 

さらには、

2001年『マルコヴィッチの穴』(監督:スパイク・ジョーンズ/)

2006年『カポーティ』(監督:ベネット・ミラー/)

で、これまた二度のアカデミー助演女優賞ノミネート経験を持つ

キャサリン・キーナー

など、なんとも演技力抜群の俳優たちが顔を合わせました。

 

監督は、アイルランドの音楽映画である

2016年『シング・ストリート 未来へのうた』などのジョン・カーニー

が担当しました。

 

また、劇中歌『Lost Stars』が第87回アカデミー賞の歌曲賞に

ノミネートされたとのことです。

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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