恋人が制作した曲が映画の挿入歌に採用され、ともにイギリスから
ニューヨークへやってきた女性シンガーソングライターでしたが、
自身の制作した曲をライブバーで歌っていたある日、偶然その場に
居合わせた落ち目の音楽プロデューサーの目に留まります。
音楽プロデューサーは一緒にアルバムを作ろうと彼女に持ち掛けました。
一度断ったものの、結局彼女は承諾して、アルバム作りに精を出す
ことになりました。
ところが、そのアルバムは録音スタジオを使用せず、ニューヨークの
街並みを活かして、街の喧騒や環境音をそのままバンドの演奏と録音する
というコンセプト・アルバムでした。
ちなみに、そのコンセプト・アルバムとはこのくらいの説明になるようです。
~ある一定のテーマまたは物語に沿った楽曲によって構成されたアルバムで、
アルバム全体でひとつの作品になっている作品をさす~
そして、音楽プロデューサーはバンド仲間を集め、友人が作った
移動式録音スタジオと共に、そのコンセプト・アルバム制作が始まる
のでした。
制作は順調に進み、無事アルバムも完成して・・・
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「はじまりのうた」 2013年 監督:ジョン・カーニー
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出演は、
2005年『プライドと偏見』(監督:ジョー・ライト/)
2014年『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才就学者の秘密』
(監督:モルテン・ティルドゥム/主演:ベネディクト・カンバーバッチ/)
前者でアカデミー主演女優賞、後者で同助演女優賞のノミネート経験を持つ
キーラ・ナイトレイ/
共演は、
2010年『キッズ・オールライト』(監督:リサ・チョロデンコ/)
2014年『フォックスキャッチャー』(監督:ベネット・ミラー/)
2015年『スポットライト 世紀のスクープ』(監督:トム・マッカーシー/)
で、延べ三度のアカデミー助演男優賞ノミネート経験を持つ
マーク・ラファロ/
さらには、
2001年『マルコヴィッチの穴』(監督:スパイク・ジョーンズ/)
2006年『カポーティ』(監督:ベネット・ミラー/)
で、これまた二度のアカデミー助演女優賞ノミネート経験を持つ
キャサリン・キーナー/
など、なんとも演技力抜群の俳優たちが顔を合わせました。
監督は、アイルランドの音楽映画である
2016年『シング・ストリート 未来へのうた』などのジョン・カーニー/
が担当しました。
また、劇中歌『Lost Stars』が第87回アカデミー賞の歌曲賞に
ノミネートされたとのことです。
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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