ルーラルアート+ふるいちやすしの日記 -6ページ目

優しいにわか雨

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記


とある美容飲料のCMのロケハンに来てる
ロケハンなのに僕のカメラ
ほとんど全部が車に載ってる(笑)
めちゃめちゃ本気やん。
でもロケハンってけっこう忙しくて
次から次へと移動していく
しかも急に雨が降り出して
ロケハン的には残念な感じなんだけど

いい雨だな

大げさなビデオカメラも一眼レフも揃ってるのに
いつものアンジェニュー付きポケットカメラでポッとシャッターをきる感じ

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僕がよく撮る景色
いつもの森と変わらない?
うん、そうかもしれない
作品を作る為でなく
写真を撮る“時”を喜んでるんだよ

ロケハンを終えて
夕方
地元静岡のクライアントの事務所で報告、打ち合わせ
何枚か撮った海の写真を見せても
彼らにとっては日常的に見飽きた景色
神奈川の海とは全然違いますよと
いくら説明してもぴんと来ないらしい。
そう言えば京都出身の僕は
有名なお寺や神社を見せられても
なんともときめかない(笑)
ま、そんなもんなんだろうな
と、説明は諦めたが
最後には僕の感覚を信じますとの言葉を頂き
ほっとした。

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今は静岡に留まって
また雨が降り出しているけど
明日も、いや、今日も早朝から走り回る
目に残っているのは
雨が止んで日差しが戻ったとたん
湯気を出した大きな岩
今日も素敵な時が訪れますように。

僕の動き

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記


僕の撮りたい動き、個人行動多めの活動、そして面倒くさがりの性格を形にすると
こうなりました。
二つの雲台とスライドレール
組み合わせると、もう何がなんだか
よく分からん動きになります。
三脚やカウンターバランスも含めると
調整するためのネジの数は20を超え
今はまだよく考えてからでないと動かせません。
この道具と一体化する事を目指して
現在特訓中です。
GWの間に静岡へ撮影にいきますが
そこで使いまくってきます。

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今回の工作のキモはこのハンドルです。
どの方向にも微妙な力が加えられます。
ただ、まだまだ不満は残っていて
まずは上の雲台が
もっと小型軽量な自由雲台であってほしい。
ところが自由雲台で動画用というのは
まだ存在せず
スチル用だとスムーズな動きができません。
いずれそういう物が出てくれば
このハンドルは更に効果を発揮できるでしょう。
このハンドルでカメラを動かし
三脚のハンドルでレールの角度を変え
フォーカスは?
うーん、もう一本手が生えてきてほしい。

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最後に僕の面倒くさがりな性格対策
これはこのまま肩乗せになります。
やはりここでも雲台の大きさがネックです
それでなくても愛機FS100のモニターは
高い所に付いているので
ベストな視線になりません。
その時は雲台を外せばいいのですが
・・・・・ま、そうしましょ。
いずれにしても僕にとってオールインワンというのは
とても意味があって
カメラワークのイメージが湧いたらすぐに撮影にとりかかりたいのです。
その度にガチャガチャ道具を取り替えて、組み立てていたのでは
頭の中がガチャガチャしてくる。
できればしっかりしたメーカーに
始めからこういう物を作って頂けたらと思います。

雨音

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記


また春の嵐になりそうだな。
誰も辛い思いをしませんように。
桜は緑になります。
そんな役目の雨なのでしょう。
その前に少しだけ夜明けのお花見を楽しんできました。
良いもんなんだよ。
桜の木の下にいると香りがほのかに降ってくる。
お酒や焼きそばの臭いがないからね。
そして花は時が経つにつれて黒から青
ふと気付くとピンクになってる。
その境目にいつも気付かない
悔しいけどいつも。
あ、と思うととっくにピンク。
今年こそはと目を凝らしていても
いつも、あ、と思うと変わってる。
光は不思議
そしてたまらなく魅力的だ。
明日は霧がでるかも知れません。
緑が輝く季節がやってきます。


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モクレン2011~上を向いて咲く花プロジェクト~



モクレン2011
東北の被災者の為の小さな演劇公演
続けてます。
ほんとに細々とですが
今年もこれからも
だって、まだ東北は壊れたまんま
人々の苦しみは癒えるどころか
いや、もう立ち直ってパワフルに先へ進んでいる人もいる
だけどまだどうしても先が見えない人
頑張ろうにも故郷へ帰ることすら許されない人
その差が歴然となってきていて
先へ進めない人は
後ろ指さされる事すらある。
取り残されてる感覚に心を病んでしまってる人も
実は増え続けている。
僕が被災者の方々と出会って
やってる事も考え方も
本当に色々だなぁというのが正直な感想。
被災者。岩手、宮城、福島の人。福島でも津波に襲われた浜通りの人。そこを追われて別の場所で暮らしている人。そこで仕事を見つけられた人とそうでない人。その家族。
そんなもん、まとめて助けられる方法なんて
ある筈がない。
それ以前に一人一人のおかれている状況を
理解するなんて事
できよう筈も無い。
せめて健やかに、
せめて一歩外に出て
せめてくすくすっとでも笑って
心あっての人、人あっての町
町あっての僕らの国
そんな事だけの為に僕らは続けてます。



ここにあるのは東京に避難している福島の方の集まりに参加した時の映像です
でも本当は厳しい冬だからこそ
現地へ行かなきゃいけない。
そうでなくても閉じこもる時期ですから
でも僕らもなかなか厳しい状況
泣き言言うようだけど人もお金も足りない
皆さんにお願いします。

ほんの少しでも結構です
活動資金の寄付をお願いします。
一台車を借りられれば
僕らは被災地まで行って
お芝居を演ってきます。
どうか力を貸して下さい。
【寄付の振り込み先】
ゆうちょ銀行
店番 018 普通預金 0052573
名義 モクレン2011

役者さん!
興味をもってくれたら
ぜひ参加して下さい!
まずは稽古を見学してもらうだけでもいい。
メッセージを下さい。

最後に被災者の皆さんに向けた
僕らのささやかなメッセージを込めた
新しい作品「登山者たち」をご覧下さい。


謹賀新年

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

明けましておめでとうございます。
去年は・・・
どうこう言いません。
振り返りません。
ただ美しいものを作り続ける。
それだけです。

がむしゃらだけが取り柄の僕を
見守って下さる皆様。
感謝の言葉もございません。
もっともっと皆様に
深く強く届くように
またがむしゃらを続けます。
変わらずよろしくお願いいたします。

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自然と人間の生活との境界線?
そんなものありはしない。
冬が来る前に卵を残し死んでしまう虫、種を落として枯れてしまう草。
眠る事で冬を越し、春にまた目覚める生き物、芽を吹く木。
その延長線上に僕もいて
自然の中で許された命を生きている。
いくら複雑な考えの許で作品を作っていても
蟻が巣を作るのと変わらず
いくら多くの事を見聞きしたつもりでも
自然が送るメッセージの0.1%にも満たない。
森の中に最先端のカメラを持って入って
何かを収めて持ち帰ろうとする。
でももしバッテリーが切れてしまうと
空気中に漂う電気を使う訳にもいかず
そこかしこに溢れているエネルギーを
ただ眺めているしかない。
その時、嫌というほど知る。
なんとも大きく多くのエネルギーとメッセージがそこにあり
僕はそれを理解する言葉を知らない。
ただ眺めるだけ。
そして飲み込まれる。
思い上がってはいけない。
ちょっとの知識で自然を知る事はおろか
隙間をすり抜ける事もできるはずがない。
(お陰で去年のこの日、大きな罰を受けてしまったが)

僕はどこへ行って、何を作ればいいのだろう。
虫よりも長い時と木よりも自由な身体をもらっている以上
少しは美しく、豊かなものを作りたいと思う。
自然の中で
ヒトという素晴らしい生き物に囲まれて
心という複雑な流れを持つ風に吹かれて
僕は作品を作る。
答を出そうなどという自惚れはない。
ただ、一つの真実でありたいと思う。
さぁ、どこへ行こうか。



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