第289回  治療開始から7年目を迎えたセンター | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

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一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

2017年1月11日。

最初の患者さんを治療してから6年が経ちました。

6年間で携わった患者さんは、約2000名にのぼり、陽子線を使い、多くの患者さんの人生に関わってきました。

 

治療に対してのアンケートを見てみると、当センターを選んだ理由として、鹿児島を中心とした、南九州にお住いの方は『近くの施設』というものが最も多くあげられています。

 

一方、関東、関西、北海道など、遠方からいらっしゃる患者さんは、近隣にある同様の施設を選択せず、わざわざ遠方に来た理由として、以下のように回答されています。

 

(1)仕事中心の人生をリセットしたい

(2)定年や主婦で自由な時間がとれる

(3)センターの医療技術の高さと信頼感

 

また、海外からの患者さんは、上記に加え、リゾート滞在型医療を気に入って下さっているようです。

 

 

これからの数年で、日本各地に、多数の陽子線治療施設や重粒子線治療施設の設立が予定されています。

 

 

あらゆる場所で、手軽に陽子線治療が受けられるような時代となっても、私たちは、広大な土地で、引き続きリゾート滞在型医療を提供して参ります。

 

もちろん、医療として最も大切な、治療技術の質も継続して高め、新たな治療方法を研究、確立、提供していきたいと思っています。

 

治療開始から7年目を迎えた当センターは、これからも『幸せな医療の提供』を信念に掲げ、スタッフ一丸となって治療にあたって参ります。

 

今後とも宜しくお願い致します。