最近、センターで治療を受ける女性患者さんが増えています。
女性の患者さんの多くは遠方からお越しで、隣接のホテルに滞在されている姿をよく見かけます。
当センターでは、2011年に治療を開始をしてから、ゲストサービスと名付けた女性担当者を置いてきました。
彼女には、ホテルのコンシェルジュよりも患者さんに近い存在、「隣のお姉さん」の雰囲気で患者さんに接するようお願いしています。
多くの患者さんが、医師や医療技術者に言えない気持ちを彼女が汲み取り、我々に適切に伝えてくれます。
本当にありがたい存在です。
最近、彼女と患者さんについて話をしているときに、女子会が開催されていることを聞きました。
彼女が間に入り、女性患者さんの楽しみ作りをしています。
カラオケ、茶話会、花壇作りなどです。
多くの患者さんは、一ヶ月前後の期間 滞在されます。
その間に患者さん同士が知り合いとなり、滞在生活を楽しんでいるということを聞き、嬉しく感じました。
私たちのセンターは、おしゃべりやカラオケを通して、自分の病気だけでなく他人の病気にも気遣いながら、日常の中で治療を受けることが出来る施設です。
がん治療は、 医療以外の部分…
例えば、「患者さんの治ろうとする気持ち」や「家族の治ってもらいたい気持ち」が非常に大切なのではないかと考え、講演や懇話会でもお話ししています。
女子会でできる友人を思う気持ちも、がん治療には良い効果を発揮するかもしれません。