上海から西の内陸方向に飛行機で2時間飛ぶと、西安に着きます。
西安から西がシルクロードで、まさに異文化の大交流地点。
かつては長安と呼ばれ、秦の始皇帝、前漢、後漢、隋、唐の楊貴妃と玄宗皇帝など
歴史上のスケールの大きな主役達を輩出、当時の世界最先端の技術と都市規模、
国際性を誇る政治・文化の中心地でした。
日本も遣隋唐使を西安に送り、以後、多大なる影響を受けてきました。
私にとっても大変興味のある場所です。
今回は社員旅行で訪れたのですが、仕事に支障がないようにと、
金曜日の夜発の寝台車で上海から出発、土曜日の早朝に西安に到着して活動開始、
日曜日の夜に飛行機で上海に戻るという、強行ツアー!
寝台車はなかなか快適ながら、時々結構揺れるので目を覚ましながらも、
定刻近くの朝に西安駅に到着。
駅を出るとすぐに古い城壁があり、西安に着いたことを実感します。
駅の前の城壁(北側)とは反対側の城壁(南側)の南門、
西安には周囲14kmの四角い城壁が市内中心地を囲んでいて、
上に上がって城壁の上をレンタサイクルで一周することもできます。
この城壁内がなんといっても特徴の一つで、碁盤の目でとても分かりやすく、
エリア毎に特徴があって散策するにはとても楽しいのです。