すまいのレシピ【すまレピ】 上海便り

すまいのレシピ【すまレピ】 上海便り

【中国】上海より最新のインテリア、インテリアアイテム、インテリアコーディネートから上海の日常まで、様々な情報を現地特派員がお届けします♪

上海から西の内陸方向に飛行機で2時間飛ぶと、西安に着きます。

西安から西がシルクロードで、まさに異文化の大交流地点。

かつては長安と呼ばれ、秦の始皇帝、前漢、後漢、隋、唐の楊貴妃と玄宗皇帝など

歴史上のスケールの大きな主役達を輩出、当時の世界最先端の技術と都市規模、

国際性を誇る政治・文化の中心地でした。

日本も遣隋唐使を西安に送り、以後、多大なる影響を受けてきました。

私にとっても大変興味のある場所です。

 

今回は社員旅行で訪れたのですが、仕事に支障がないようにと、

金曜日の夜発の寝台車で上海から出発、土曜日の早朝に西安に到着して活動開始、

日曜日の夜に飛行機で上海に戻るという、強行ツアー!

 

寝台車はなかなか快適ながら、時々結構揺れるので目を覚ましながらも、

定刻近くの朝に西安駅に到着。

 

 

駅を出るとすぐに古い城壁があり、西安に着いたことを実感します。

 

駅の前の城壁(北側)とは反対側の城壁(南側)の南門、

 

西安には周囲14kmの四角い城壁が市内中心地を囲んでいて、

上に上がって城壁の上をレンタサイクルで一周することもできます。

この城壁内がなんといっても特徴の一つで、碁盤の目でとても分かりやすく、

エリア毎に特徴があって散策するにはとても楽しいのです。

国際ゴスペルチームによる大合唱に友人が参加するというので、聴きに行きました。

この合唱団は、国際色豊かな構成で、団員さんは普段は仕事を持っていて、

休日や夜に集まって活動しているそうです。

そこに、バリトン、テノール、アルト(今回はめずらしい男性の高音)、ソプラノ(日本人女性!)のプロの歌手や指揮者が参加、講演場所は、クラシックやオペラなどを上演する上海東方芸術中心のコンサートホールという本格仕様です。

 

演目は、ヘンデルのメサイア。‘ハレルヤ‘で有名な合唱フレーズを持ち、キリストの一生涯を合唱とソロパートで描いた2時間程の大作です。

有名な‘ハレルヤ’のパートに至るまでが結構長く、

その中でバリトンの男性の低音パートが気持ちよすぎて、この部分はついウトウト・・・

大合唱が始まるとパッと起きるという、私はちょっと残念な人でしたが。。。

 

東方芸術中心は、建築外観は蓮の花をイメージした大小5つのホールで構成、

内装は、カラフルに焼き付けた特徴的な陶器を壁伝いに天井からワイヤーで吊り、

それを引き立てるように他の空間はグレーなどのニュートラル色で統一された

クールな空間になっています。

 

 

 

会場内は一転、アール曲線を用いて暖かみのある木材を使ったナチュラルで居心地のよい仕上げです。

開園をしらせる鐘の音は、‘ゴーン’という、お寺の鐘の音で、東洋感たっぷりです。

 

 

 

クリスマス前のメサイヤの大合唱、充分に堪能しました。

こんな環境で思い切り歌えた友人は、気持ちよかったに違いありません!

 

秋の夜長のアフターテニスに、メンバーの自宅にて上海蟹ホームパーティーを楽しみました。

自宅提供のメンバーがとても料理上手で、更に皆がいろいろ持ち寄り、

すばらしい食卓となりました!

 

上海蟹は今から年末までが旬で、この時期は、雄と雌の2つを1セットとして頂きます。

生きたまま紐で縛られた蟹を茹でて、(紐で縛らないと脱走しますので!)

酢と醤油に生姜を刻んで入れたタレにつけながら、主に蟹味噌頂きます。

このタレが大事で、臭みを消しつつ、濃厚な旨みを更にさっぱりと引き立てます。

 

 

雄と雌の1セットを市場で買うと50元(800円)位、自分で料理すると

レストランよりもずっとリーズナブルに頂けます!

 

以下が選りすぐりのパーティーメニューです!

 

上海蟹・ピラフ入りローストチキン・白魚のアサリ白ワイン蒸し・鳥の蒸し焼き

鴨の照り焼き・豚ミミガー・海鮮パッチョ・サラダなど

 

 

 

 

サングリア(ノンアルコール)・白ワイン・白酒・日本酒・焼酎・黒ビール

 

チーズケーキ(料理苦手な私はスイーツの購入担当)

 

最後に、メンバーの一人がお誕生日で、大きなスポンジケーキでお祝いしました!

 

テニスの国際試合としてアジア最高峰の上海ロレックスマスターズに行きました!

 

毎年欠かさずにこの準々決勝に来ていますが、トップの男子プロの技術とスピードと

正確性には、いつもいつも感動があります。

 

私もテニスをするのですが、とてもじゃないですが、同じ人間と思えません!

それでも、ロジャー・フェデラーのサーブを真似してみたりしていますが・・

 

 

マスターズの会場は、とてもきれいで見やすく、よく整備されています。

信じられないことに空席もあるのですが、年々観客は増加しているようです。

横に座ったグループも、明らかにテニスプレイヤーならではの同じ反応、

大いに感心したり、がっかりしたりを激しく繰り返していました!

 

 

私が見たのは、4試合中の後の2試合、デルポトロ×トロイキ戦、

アルゼンチンの英雄デルポトロの強烈なフォアが炸裂、逆転勝利しました。

 

そしてお待ちかねの、フェデラー×ガスケ戦、すばらしいラリーの応酬が続いて

会場は熱気に包まれましたが、いざという時にフェデラーの正確無二なバックハンドが

冴え渡り、危なげなく勝利しました。

 

 

中国でロジャー・フェデラーは大人気で、応援席はスイス国旗の赤い色の様々な

フェデラー応援グッズで溢れています。

私も、フェデラーの試合が見れて、最高な幸福感に浸りました!!

 

春の黄砂が北京をすごい勢いで吹き荒れた翌日、北京出張に行ってきました。

その黄砂は北京から南方に移動した直後のようで、

晴天紺碧のすっきり視界の昨今ではめずらしい北京に出会うことが出来ました。

 

北京は、重厚な歴史と風格のあるとても見ごたえのある首都。

なにより私は、天安門広場横の国家博物館の美術品の展示が見たくて、

毎回、なんとか時間をやりくりして、博物館内を駆け抜けているのです。

 

今回はその余裕もなかったので、せめて美味しい物をちょっと食べよう、と思い、

天安門広場の真南の正陽門(前門)の更に南に広がる美食街に立ち寄りました。

 

 

路面電車の走る大きな通りからすぐに路地に入ると、北京料理のファーストフード

(国営!)店があったので、入ってみることに。

 

 

 

先ずは、北京料理の王道の‘北京ダック’、炙ったアヒルのお肉と

きゅうりと葱に甘味噌ダレをつけて、薄い皮に巻いてがぶっと頂きます。

きゅうりと葱のシャリシャリ感と香ばしいお肉とタレのバランスは

史上最高の組み合わせではないかと。

誰がこの組み合わせを考えたのだろう?

 

 

続けて、アツアツのシュウマイと酸梅湯という甘い梅ジュースを頂き、

 

最後は町並みに見事に溶け込んだスターバックスにてアイスカフェオレで締め。

 

すっかり遅くなったランチとしては、かなり満足な感じ。

 

今度こそゆっくり来ることにしますね、北京!!