ヤンキーって①
60年代のリアルアメリカンクロージングをシンクロして
着る人種をヤンキーって言いました。 Yankeeですね。
今のヤンキーはヤOザのヤ?ヤンチャのヤ?
知りません。
服に興味ない不良君たちは横須賀ファッションのスカマン
腰履き細ベルト、BVD白Tに立ち衿のナイロンJK、かかと潰し
てナッパ靴みたいなの履いたり網サン履いたり、
そして刈り上げリーゼント・・・
VANを着る人とも街の洋品屋さん御用達の人とも違う・・・
新宿のフーテン族ともGS好きとも、
雰囲気的には実際のアメリカの不良風。
ただ日本風の湿度がぐっと入ってる。
何故か一般の子達はこれをアイビーと言ったりして。 ふーん
VAN族はその昔「みゆき族」なんて言われてたし、パンツ短すぎ・・・
ヤンキーは結構悪い子多かったけどおしゃれでした。
全部アメリカ物、 お金もかかりますね。
今考えると中流の白人のスタイル、
お手本はTVドラマの「パパ大好き」だの、「ルート66」だの
「ハワイアンアイ」だの「可愛い魔女ジニ―」だの「奥様は魔女」だの・・・
後半「ニューヨークパパ」 「パートリッジファミリー」
この頃はもうアメリカ物全盛でした、日本も。
「 パパは何でも知っている」 は古すぎだけど「ビーバーちゃん」
はボーイズファッションがOKなど。
映画しかり・・・あの靴は何だろ?みたいな、
しかし情報が無かったなー 図書館の「北アメリカ上下巻」は隠れた
お手本でした。モノクロでしたけど。
今ほど外国人も多くなくて、やはりベース近くのGIとか大使館の
レジデンツの人が一番のお手本、でも服気にしてない人も
いっぱいでした。
この頃のファッション月刊誌ってポイント外しまくりで
アンダーグラウンドで起きてることがまるで分からず今見ると
面白いだろなー まだアメリカ文化、特に洋服は一般には
注目もされていない時代です。
高度成長経済時代です。 (続く)
本日台風で店はお休みです。
戦争が終わって・・・①
戦争が終わってアメリカ文化、主に豊かな物資の影響があります。
まずベース流れの物品に心を奪われます。
お金のあった人はアメリカ人と同じ物を身につけようと思ったかも・・・
芸能人などはデニム、靴などアメリカ物で身を包みアメリカ人化を計ったかも、
勝新、田宮次郎の映画「悪名」、戦後の日本で闇市などが舞台のこの映画、
勝新は着流しで古風な日本人ヤクザ、田宮次郎はスカジャンを着て
いんちき英語を話すチンピラ、毎回違うスカジャンで面白いです。
60年頃の映画ですので戦後から15年位のラグがあります。
スカジャンも60年代のドブ板物だと思いますが雰囲気は良いです。
この後VANのブームが起こりビートルズが現れGS、フーテンなどの風俗が
あります。VANはIVYを紹介しましたがオリジナルから日本風にツイストされて
好きにはなれませんでした。
ロングポイントのBDで脇がシェイプなんてまったく!って感じで…続く