FAR EAST 本八幡の古着屋あらため国分寺の古着屋 -35ページ目

ハリウッドランチマーケット ①

HRMといっても古着と言うイメージではないと思っている方が多いでしょう。


1972年ころ古着屋として外苑のこのビルの3Fにオープンしたんです。


6坪くらいの小さな店でしたがワンダーランドでした。


開いてる時は窓から可愛いキッズのウェスタンシャツとか下がってて、


フィッティングルームは黒いタイルのWCだったし、


古着屋のイメージはこの頃のものから抜けられません。私・・・


よく通いました。 たまにTRMさんもいらっしゃって、床にはアフガンハウンド


が寝そべってて・・・


ハワイアン、ボウリング、デニム、ナイロンTee,ムスクオイルの匂い、


ムートンコート・・・雑多な感じのレイアウトでワクワクでした。お香の香りは


すでに当時からです。天井にインド綿のような布がかかっていてヒップな雰囲気。


この頃の古着らしい古着と言うとチェーンステッチの化繊Teeにデニム、


シンチSXXのワンウォッシュが束であって、一本¥6800だったんです。


私も価値がわからなかったけど、まだ501の平行輸入が少なく新品(66)¥4800くらいの時代です。


知識も情報も無く・・・


友達のモデルの女の子は買いましたけど。(数年後聞いたら誰かにあげちゃったとか・・・)


この時代R&R、グラムロックブームも平行していましたので流行に尖がった人種や


ミュージシャンも古着に興味があった時です。ananでも特集があってUFOのウェスタンシャツに


#702を履いてるモデルさんとか、まだバンダナも珍しい頃でした。(続く)
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ハッシュパピー

HUSHPAPYのトビーボーイ、デザートブーツです。


60年代アメリカ国内で大流行の靴です。


ウルバリンのカジュアル部門の靴だったかと。


(このメーカーにはアメリカ国内の大ヒット、


べーツフローターもあります。)


ピッグスエードと硬いスポンジソール、


洗濯できる画期的な革靴です。


現在デザートブーツと言いますとクラークスですが


アメリカ好きはやはりフリーマン、そしてハッシュ、$12くらいの靴でしたが


アメ横で¥6000くらい~当時クラークスのデザートブーツのアンティークレザー


が¥6800と言う時代です。


リーガルもその位していましたのでインポートが安かったですね。


(リーガルが高いのか・・・)BASSも¥6000くらいで買えましたし。


このトビ―ボーイ、この後モンクストラップが出たり


70年当時アメリカ国内で流行したスクエアトゥブームの影響を


受けたりして迷走した後消滅です。


ブラッチャ―、スリッポンが有名ですがブーツが人気でした。


大塚製靴のライセンス物も67年頃にはありましたが


本物好きな人には差別化されていました。
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US NAVY ワッチキャップ 40、s

1940年のネイビーワッチキャップです。


30sのヘッドギアの下に被る折り返しの無いタイプの後のモデルです。


個人的に一番好きな形と質感です。


オールウールですがアクリルのようなソフトさで、


でもしっかりしている不思議な素材です。


この後50年代頃表にネームタグの付く物も出てきます。


こちらもデッドストックです。


ただのニットキャップですが超えられないもの感じます。


今では被り物当たり前ですが70年代はほとんど被っている人は


見ませんでしたね。ましてハットなんてまずなし、 長髪ブームでしたし・・・


ロッキーでスタローンやコーチのお爺さんのワッチキャップ斜め被り、


参考になりました。
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