浮気もレスも解決! アラフォー妻のための 夫婦仲がすごく良くなるカウンセリング -1102ページ目

仮面夫婦の割合は、どれくらいかな?

カウンセラーの八馬ゆみです。




仮面夫婦の定義を私なりに考えてみました。




離婚という切り口から考えると、「気持ち的には離婚したいのに、諸事情で離婚できないカップル」だと思います。




一方で、「離婚を考えない」仮面夫婦もたくさんいると思います。(私もそうでした)




ですので、仮面夫婦の条件としては、


●会話レス(業務連絡のみ)


●配偶者にお互い無関心(愛情がない・執着はあるかもしれません)


●セックスレス


●他者の前では、不仲を見せないようにする。





全部当てはまっていれば、確実に仮面夫婦ではないかと思います。




そこで、「会話」についての統計があったので、(明治安田生命「いい夫婦の日」アンケート
これを利用して数字を出してみようと思います。




日本で、同居する夫婦の数は、およそ3139万組。(総務省統計局)。





上にあげた「仮面夫婦」の必須条件である「会話レス」夫婦について、上記の明治安田生命の統計によると


「平日で、一日30分以下の会話しかない夫婦」は27.6%。そのうち、「愛情を感じない」と答えてたのが、


なんと66.7%。すなわち、この割合を全国で乱暴に当てはめると、3139万組のうち会話が30分以下のカップル数で、愛情を感じていないカップルの数は、3139万組×27.6%×66.7%=577・8万組





本当にざっくりの計算ですけれど、577.8組ってすごい数ですよね。




一方、実際の離婚件数は20年度で、年間約25・1万組。


離婚は増えたと言っても、愛情を感じてないカップルの数に比べると、可愛い数字だと思いませんか?






ほとんど、多くの夫婦が、会話がなく愛情を感じてなくても、夫婦生活を続けているってことですね。




ということは、逆に離婚はしない552.7万組の人が、夫婦仲が楽しくないと認識していても、なんとか人生を送っているということで、ここにどんな工夫や考え方や人生観があるのか、興味が湧きますね♪





仮面夫婦を解消して、ラブラブに戻りたい貴女へ


☆セミナ―開催します☆










お読みいただき、ありがとうございました。





ハッピーラブラブカウンセラー ゆっち

子供の数で相性がわかる!

ラブラブハッピーカウンセラーのゆっちです。


私は、「お子さんは何人いらっしゃいますか?」とお聞きして、お答えが3人以上の場合、「あー、エッチの相性がいいご夫婦なんだな」と勝手に独断と偏見で判断しております、はい。


「エッチの相性がいいんですね~」とはご本人に言いませんが(^_^;)


2人までは、夫婦仲がうまくいってなくても無理にでも作ろうとするのですが、3人目はもう、自然にセックスしてできるケースが多いので、仲のいい夫婦であることが多いのではないかと思います。


お子さんが多い有名人の一人、大阪府知事の橋下徹氏。なんと3男4女とか…。


で、彼が、ずいぶん前ですが、離婚カウンセラーの岡本あつこさんと共著でこんな本を出しています。


弁護士とカウンセラーが答える離婚相談室/橋下 徹
¥1,470
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35のさまざまな離婚に関する質問に弁護士とカウンセラーが答える形で構成されています。

これは解答者が、弁護士とカウンセラーという対比だけではなく


男と女

結婚生活円満者と離婚経験者で独身


という2つの違いもあって、面白いのです。


さて、この本の中にさしはさまれている橋下氏のコメントが私の心に響きましたので、ご紹介します。


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僕は夫婦と言う形を継続するうえで、愛情は必要ないとさえ感じますよ。長い付き合いになるんだから、結婚生活にプラスを求めちゃいけないんです。プラスを求めるのは恋人時代で終わり。結婚したら積極的なプラスを求めるのではなく、マイナスをなくしていくことが大切なんです。

人間以外の生物にとって、子孫繁栄、種の保存、そのための生活でしょう? 人間もその部分では変わらないと思います。だから、それに加えて少しでも「楽しいな」「幸せだな」とプラスに感じることがあればそれでもう万々歳ですよ。


旦那に「作った料理をおいしいと感じてほしい」となんてプラスの期待を持っちゃうと、相手がそれを感じてくれなかっただけで、亀裂が入るじゃないですか。僕は、妻の作ったものがまずくても、自分で作らなくて済むことに感謝して、マイナスがなくなったことを良しとする。妻も僕が不機嫌な顔をして食べていても、僕と結婚したおかげで専業主婦ができると思うから、文句も言わない。そういうさばさばした関係で、亀裂が入らないのがいいと思ってるんです。


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こんな文章を見ると、「この夫婦、ラブラブなの?」と思うけど、その結果としては、お子さんの数が物語っているわけです。


「相手に期待しない」というとさびしい表現ですが、言いかえれば、「存在していることだけに、感謝している」ということですね。


橋下知事も、幼いころは母子家庭で育ち、経済的にも苦労したようで、そういう経験もこの哲学的ともいえる「感謝」につながっているのかもしれません。


☆夫婦仲を劇的に改善するセミナーあります☆



最後までお読みいただきありがとうございました。


ラブラブハッピーカウンセラー ゆっち

「セックスレスは罪ですか?」

セックスレスは、つらいと思う人はつらい、
でも、つらくない人にとっては、全くつらくないもの。

夫にレスされて、セックスレスがつらかったころの私に

今の私が言えるアドバイスは


「とにかく自分を客観視してみよう」


客観視と言うのは、自問自答を繰り返すこと。

この手法は、プロフィール講座で習いました。


セックスレスがどうしてつらいの?

夫に女として認められていないようで寂しい

女として認められないとどうして寂しいの?

愛されていないような気がする。

セックスがないと愛されてないと思うのはどうして?

(以下続く)


途中で考えるのが嫌になるときは、答えを知りたくないとき、客観的に自分を見るのが怖い時です。怖いというのは、自分のずるさや弱さに気がついてしまうとことが怖いんですね。



そんなセックスレスで苦しんでいる女性(男性も!)のために客観視に役立つ本を二冊ご紹介します。


セックスレスは罪ですか?/エステル ペレル

¥1,890
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著者はカップルとファミリーを対象にした

カウンセラーで

エロス研究の権威(だそうです)。


「エロティシズムは相手との分離を要求する」


「肉体にはしばしば、

言葉が簡単に美化してしまう本心が隠されている」


「カップルの間で争いの原因となっている力の不均衡は、肉体を通して経験し、性的に興奮させられると、しばしば問題でなくなってしまう」(つまり、セックスさえ上手くいっている場合、二人の間にあるトラブルは、セックスがない場合より、ずっと簡単に乗り越えることができるということです


「アメリカ文化は、信頼のきずなを完全に断ち切り、家族全体に痛ましい影響を与える離婚に対して非常に寛容なのに、不貞に関しては全く不寛容である」(これを読んで、「そのとおりだよな」と思いました。不倫でしのぎつつも家庭を守ろうとする苦労って、あんまり認めてもらえなさそうでしょ? 一般的に浮気をする=悪い、浮気される=被害者って言う図式があるように思う)


「実際の驚異的な不倫発生率にもかかわらず、さらに一夫一婦制は誰もどうすることもできないほど急速に沈みつつある船であるにもかかわらず、私たちはまだ、その堅固な構造に絶対的な信頼を寄せ、難破船の残骸にしがみついている」


「抵抗の行為として起きる不倫もあれば、まったく無抵抗で起きる不倫もある。不倫は結婚生活への警告で、緊急に結婚生活に目を向けるよう促すシグナルにもなる。もしくは、結婚が最後の息を引き取った後にならされる弔鐘にもなりうる」


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もう一冊はこちら


セックスレス・カウンセリング/阿部 輝夫
¥1,575
Amazon.co.jp

こちらはお医者さまが書いた本です。

医学的見地より、セックスレスにアプローチしているので、これもまたクールで優しい視点で、セックスレスについて考えることができます。


悩んでいる真っ最中に、こういう本に出会いたかったです!


どちらもドツボにはまっている方に、お勧めです。


もちろん読んだからと言って、セックスレスが解消するわけではありません。でも、たぶん、少し、苦しみが楽になると思います。



ペタしてね      読者登録してね



「長続きするカップルには理由がある」

長続きするカップルには理由(わけ)がある/スーザン・M. キャンベル
¥1,575
Amazon.co.jp


この中に「長続きするカップルの重要なポイント」が

以下のようにまとめられていました。


□ カップルの関係は、常に変化している。


□ 二人はいつもお互いから何かを学んでいる。


□ コミュニケーションが大切である。


□ 相手に与えることは、自分が得ることにつながる。


□ 男と女の違いを生かすことが大切である。


□ けんかや対立を恐れてはならない。


□ 二人は、もちつもたれつの関係であることを忘れない。


□ 人間は、みな一人であるということを認識する。


□ 二人は支え合う関係であることを忘れない。


□ カップルの旅では、その途中にこそ意味があることを知る。




「なるほどな」と思うところもありますが、「うーん?」と思うところもあります。


けんかや対立については、

けんかや対立をせずに自分の意見を言うことができると思います。


また、「男と女の違い」もあるけど、

「個々の違い」と言い換えてもいいかなと思いました。


男と女の違いから発生する

男の役割、女の役割にはまってしまうと

息苦しいと思うので…。


とにかく、何よりも「長続きさせたい」という

二人の意志が大事だなと思います。



グロテスク

グロテスク/桐野 夏生
¥2,000
Amazon.co.jp


今、読んでいます。もうあと少し…。


これは1997年に起きた「東電OL殺人事件 」をモチーフにしています。


この事件が起きたとき、

私は夫とのセックスレスに深く苦しみながら、

かつ、社会的にも「専業主婦でしかない」自分に苦しみながら、

不倫に踏み出す勇気もなく、

子育てをしながら就職する勇気もなく

悶々と苦しんでいた時でした。


ですので、39歳という、すでに若くない年齢の女性が、

(私はそのとき31歳だった)

しかも慶応を出て東電で総合職をしている女性が、

夜の街で売春をしていたということに

一瞬、すごくショックを受けたのを覚えています。


でも、直感的に感じたのは

「男の人に、女として求められたかったんだろう」ということ。


だから、ただのような値段で、

ホテル代がもったいないという男に

野外の駐車場のような場所でもOKで

体を売っていたんだろう…と。


会社では絶対に勝てない「男たち」が

金を払ってまで自分を求めること、そのことが

快感だったのだろうと思いました。


その瞬間は男世界に勝つというか、

男をひれ伏させていると感じていたのではないかと思っていました。



著者はこの本で「あらゆる差別を描きたかった」そうです。

男と女なら当然、女の方がまだ差別されています。

だから女で描くことになったのでしょう。


この本は、たくさんの女たちが一人称で語りかけてきます。

どの女も幸せとは程遠い場所にいます。


現代における女の生きにくさをひしひしと感じさせる本です。



それにしても、この本は2003年初版です。

なぜ、今頃読んでいるのか、私?


子育て真っ最中で会社勤めしているときは、

長編小説を読む時間も気力もなかったのだなあ…。


「どん底でこそ笑え」


どーにもその生きざまが気になってしまう、

西原理恵子さん。


でも、どーしても彼女の絵が苦手な私…。


何度本屋で手にとっても、

彼女執筆の本は買うことができず、


結果、この本を買いました。

西原理恵子の「あなたがいたから」―運命の人鴨志田穣 (NHK「こころの遺伝子」ベストセレクション)/著者不明
¥980
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「著者不明」になってますが、

番組「こころの遺伝子」で

彼女を取材したNHKのディレクターが

書いているものです。


読みながら泣いてしまいました。


生きていることがつらくてつらくて、

生き続けることが、どうしてもできない人がいること。

生きることが死ぬより辛いと感じる人がいること。


私には鬱の親戚がおりますが

彼の苦しみを思い浮かべてしまいました。


バブル崩壊後、

日本は自殺者が増えて大問題だとばかり思っていましたし、


その私の親戚にはもちろん、

死んでほしくないと思っていましたが、



どうしても死にたいときは、

それがどんな理由であれ、

死ぬ自由があってもいいのではないかと

思いました。


その一方で、「どん底でこそ笑え」。


死にたければ死んでもいいよ。

その自由はあるよ。

生き続けねばならないと思ったら、

ますますつらいよね。


でもね、生きているだけで、もうすごいことだよ。

生まれてきただけですごいことなんだよ。


生まれてきただけで奇跡のようなことなんだから

それだけで幸せなんだから、

いつでも笑っていればいいんだよ。

たとえ、どん底のように思えるときでも…。


そんなメッセージを、この本から受け取りました。

ラブラブの幼児性


「どうしてラブラブを求めることが幼児性なの?」という質問をいただきました。


私の言う「ラブラブ」は、

お目目がハートで、いちゃいちゃするのが楽しくて

「いつも一緒にいたい」「いないと寂しい」「この人が絶対必要」という感じの、

恋愛初期のラブラブをさしてます。


このラブラブは

これは、心理学でいうところの「依存」で、すべての人間関係の始まりともいえるそうです。


赤ちゃんの時、お母さんに「ラブラブ」で、お母さんといつも一緒にいて、世話をしてもらって

可愛がってもらうことで、赤ちゃんは生きていけるんですね。


で、徐々に大人になって、お母さんから独立しても、

「お母さんに甘え足りなかった」という不満があると

(多くの人が親の愛が足りなかったと思っているみたいです)


また、母子のような関係を、今度は異性で得ようとするみたいなんです。


「もう、あなた以外誰も目に入らない!」というような

「大恋愛」を、しちゃうんですね。(私のことですが…)


お母さんの代わりを異性に求めているのは、幼児性なんですね。


「お世話してほしい、かまってほしい、愛してほしい」というような、

「自分に何をしてもらえるか」ということだけにフォーカスしているから

「ずっとラブラブがいい!」と思っていたみたいなんです。


もちろん、恋愛当初や新婚時代は、そういう関係を楽しめばいいんだと思います。

いわゆる性欲の発露を楽しめばいいんです。

せっかく神様がそういう幸せな興奮状態を味わえるよう、プレゼントしてくれたわけですから。


でも「結婚してもずっとラブラブ」は、やはり、幼児性だと思います。


性欲はいずれ必ずなくなります。

赤ちゃんがいつまでも赤ちゃんではないように…。


性欲だけの恋の時代から、少しずつ知識や努力が必要な愛に、

変化させていかなければいけないと思ってます。


でも、愛って本当に努力が必要みたいなの。


性欲は「そういう努力を一生してもいい相手」をかぎわけるための、

神様からの能力なんだと思ってます。


だから、その覚悟をするために性欲がある。

最初は性欲がないと、愛の覚悟に着火できないと感じています。(私の場合ですが…)


じゃあ、愛って何だろうと言うことになるのだと思います。


私はまだ、愛の定義が言えません。


今のところ、

「どんな状態の時もどんな感情の時も、ただ相手の存在と自分の存在に感謝し、お互いの成長を喜びあうこと」

かなあと思ってます。


だから、自分といると相手が成長できないと感じたら、

相手の成長のために、(いったんは)別れると言うのが愛だと思ってます。


決して、相手を甘やかしたり、ちやほやしたり、励ましたり、

ましてや、支配しようとしたり自分の思い通りにしようとするのが愛じゃないと思ってます。


劣等感とプライド

時々、ヒーリングワークや講座に参加しているカウンセリングサービス

名物カウンセラー・根本カウンセラーのページを見ていたら

http://www.counselingservice.jp/lecture/lec23.html


こんな設問があったのです。(以下抜粋)


今、あなたは森の中を歩いていると思ってください。
ずんずんと森の奥へ足を進めていくと、目の前に突然「塀」が現れます。
さて、その塀の高さはどのくらいのものでしょうか?
そして、あなたはその塀を見てどんな印象を持たれるでしょうか?
あなたなりに表現してみて下さい・・・。



皆さんもぜひちょっとやってみてくださいな。




で、私ったら、何を想像したかと言うと

深くて光が差さない樹海のような暗い森と、

高くて上の方が全然見えないような、

コンクリートの壁をイメージしちゃった。


塀が「私のプライドの高さ」で、森は「私の無意識(潜在意識)」なんですって…。


おーまいがーガーン


でも、腑に落ちまする…。



私は夫と大学の同級生だったのですが、

夫は出世街道まっしぐらの大企業のエリート。

私は、ずっとしがない業界紙の記者でした。


そのことで、私はめちゃくちゃコンプレックスを増大させてしまいました。

その肥大化したコンプレックスを隠すために

せっせとプライドを育て、大きくしてしまったんです。

(セックスレスがそれに拍車をかけ、ますますプライドが大きくなりました)


誰かが私のコンプレックスに触れないように…。

私の傷口に触れないように…。


ずいぶん自分を認めてきたつもりだったけど、まだまだコンプレックスがあるんだ、

まだまだありのままの自分を認めてないんだなと、一瞬へこみました。


しかし、そのまま空想を続けると、

その塀の前で私は、「なんとかこれを超えよう」とあれこれ考えています。

(まだ、行動は起こしてないのですけど…笑)


「なんとかなるよ。乗り越えがいがあるじゃん! 

これを乗り越えたら、これより低い壁の乗り越え方は全部わかる」 

とちょっと思ったりしています。


途方に暮れて立ちつくしているわけではないのです。


よかった、私は自分のつまらないプライドの高さを認めているんだ。

でも、それをちゃんと乗り越えようとしてるんだって

自分で実感することができました。


なかなか劇的にもしくは即効的に、自分を好きになったり、認めたり、許したりできないけれど

プロセスを楽しんでいこうと思います。



恋は性欲、愛は知性


やっとやっと、自分の幼児性や依存性に気がついた私(遅い!)

少し大人の客観性が身についてきたのかも(ムフ)。


そして、以前のタイトル「結婚してもずっとラブラブでいたい」が、

幼児性丸出しのタイトルであったことに気がつきました((((((ノ゚⊿゚)ノ


あああああああああ、恥ずかしいです。


「ラブラブ」というのが、恋愛状態とほぼ同意語に近く感じるので、

もっと、今の私にしっくりする言葉に変更させていただきます。


恋は性欲、愛は知性。


これ、どなたが言いだしたのか出典を探しましたが、わかりませんでした。


私はずっとわからなかったのです。

「愛は努力して育むものだ」ということは、心理学を学び始めてなんとなくわかっていました。


じゃあ、誰とでも愛を育める?

理屈では育めるはず。

でも、寛容な(?)私にも「こいつとは絶対セックスしたくない」と思える人はいる。(すみません)


じゃあ、なぜ人間はわざわざ恋をするのか??

恋をした人間と結婚しようとするのか?


そこが理屈ではわからなかったのです。


某宗教のように、誰かが決めた人と結婚する方が手っ取り早い、

あるいは、親が決めた人と結婚する「げげげ婚」のほうが手っ取り早い。

それなのに、そちらがちっとも主流にはならないのは、

「恋が結婚前に必要なもの」と、現代の多くの人がとらえているからと思ったのです。



で、精神科医で「森田療法 」を確立した森田正馬 先生が「恋愛の心理」

恋愛をこう定義していらっしゃいました。

(この場合の恋愛は私にとって「恋」です)


「恋愛とは、生殖衝動の発露として異性を求め、

これを獲得、保有しようとする要求に伴う感情である」


つまり、「恋は性欲」だとおっしゃってます。


性欲と言うのは、もう本能そのものです。


しかも「異性を保有」が「結婚」と考えると、

まさに、結婚は、本能が引き起こすものなんですね。


しかし、「性欲」は「保有」までに大きなエネルギーを使いますが、

保有してしまったら、あとは、もう性欲だけに任せるわけにはいかないのです。


そこで登場してくるのが「愛」

継続は「愛を育む努力」がやはり必要になるんですね。


恋の衝撃と心地よさが残っている新婚時代に、

少しずつ愛をはぐくむ努力を練習していると、スムースに移行できるかもしれません。


感情は移ろいやすいものだけど、意志は人間の理性でコントロールできるもの。

みんな、安定したくて、結婚したはず。

そうであれば、やはり、移ろいやすい感情ではなく、意志の力でコントロールしていくしかないのですね。


感情を抑え込むのではなく、上手に付き合いながら、相手に伝えていくことが大切。


感情と理性のバランスで、結婚生活を愛にあふれるものにしていけばいいのかなと思ってます。


人生の事実を受け入れるには?

カウンセリングの技法/國分 康孝
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↑カウンセリング心理学の第一人者である、國分先生のカウンセリング3部作のうちの1冊。


おもしろくて、蛍光ペンでいっぱい線を引いてしまった。


そして、「國分康孝」で検索したら、なんと動画まであり、


http://www.tsu.ac.jp/kokubu/backnumber.html


片っ端から見てしまったのでした。


とくに7回目の「人生の事実」はよかったです。


人生には、以下の3つの受け入れがたい事実があるとのこと。


●愛する人との別れ


●嫌いな人や苦手な人との共存


●自分の死


この人生の事実をなかなか受け入れられない人が多い…と。


で、誰もが持っている子供っぽいナーシシズム(自己中心性、うぬぼれ、万能感)。


大人になっても子供同様の分量で持っている人が、こういった人生の事実を受け入れにくい人とのこと。


つまり子供っぽい人は、自分の思い通りにならないことが起きると悩むのである。


そして、國分先生は「ナーシシズムを減らすためには、他人の目で自分を見る客観性を持て」と。


「人の目で自分を見ることで、世の中の事実が見えてくる」と國分先生。


悩みをなくしていくことは、イコール客観性を持つことなんですね。