サルでもわかる世界一周

サルでもわかる世界一周

2012/6/3 世界一周スタート!

世界一周なんてサルでも出来る簡単なこと!
これから行ってみたい!って人の為に出来る限りわかりやすくブログをアップしていきます!




卍 あらすじ 卍

馬でのモンゴル縦断を試みるも馬が怪我をして断念し、そのまま南下。
インドネシアで銛突き漁の盛んな村を探すべく、西端から東へ向かう。
東端でやっと辿り着いたのはクジラ、イルカの銛突き漁をしている村だった!
所持金が尽き、オーストラリア3ヶ月で140万ほど稼いでついに南米突入!
最後は誰も達成したことのない馬でのモンゴル単独横断に挑戦!!


これはその世界一周大冒険の話です!!

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かなりご無沙汰しています!

なかなか更新できなくてすいません。。。
最近、またブログを始めました!


モンゴル横断用のブログを作りましたので続きはこちらになります!

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http://taito-s.sakura.ne.jp/
今日も快晴!

朝から宿のメンバーでピラミッドを見に行くことになった。


地下鉄の駅を出ると町中から既にピラミッドが見えている。

色々と噂は聞いていたけど「本当に町の中にあるんだなー」と実感!

移動手段が地下鉄ってところにも驚きだったけど(笑)






店の人達も気さくに声をかけて来てくれて、相変わらず愛想のいい人が多い町だなーって思いながらピラミッドのゲートを一歩くぐるともうそこは別世界。

昔のインドのコルカタ並にしつこく物売りがつきまとってくる。

しつこさでいうとコルカタ以上!



なんとか交わして遺跡の中に入ると、その中までは入って来れないらしく、しばらしの平穏が訪れた。

と、いきなり後ろから声を掛けられた。

「あれ??タイトくん!?」

振り返るとボリビアで一緒にウユニ塩湖を見に行ったゆりかさんがいた!!

「この格好ですぐわかったよーー!!」

そういや、ボリビアから全く同じ服装だもんなー!!

むしろ日本を出発してからずっとこの格好か。。。

それにしてもウユニ塩湖に一緒に行ったメンバーとエジプトのピラミッドの前で再会ってすごい偶然だな!!

「一回、日本に帰ったんじゃなかったんですか??」

「一回帰ったけど、また出発してきたんだよー!」

しばらく今までの旅の話をして、ゆりかさんの時間がないらしくて別れた!






スフィンクスやらピラミッドのベタな写真を撮って、エジプト人というピラニア達が群がっている外に出るとまた付き纏ってくる。

勝手に頭に帽子を乗せてきて、金を請求してきたりで本当やりたい放題!

俺がいらん!って一喝すると諦めてくれたけど、その間に後ろにいたメンバーが腕を掴まれて怒鳴られて、ほとんど恐喝状態だった。

帽子代の代わりにってそのメンバーがかけていたサングラスを無理矢理取ろうとしてサングラス破損。

俺も止めに行ったけど足早にそのエジプト人は逃げて行った。

その後も何人ものエジプト人に付き纏われて、それだけで十分エジプト人を
嫌いになれるほど面倒くさかった。

もちろん、中には良い人もいたんだけどさ!



一通り回ったけどピラミッドの中に入る気力はほとんど残ってなかった。

帰りにやたら人懐こい子供たちがいて、本当にかわいかった。







市場で大量にお土産を買って夜行バスに乗った。





ここでみんなとはお別れ。

ここからは俺一人になる。

世界一周も残すところ一都市。

ルクソールに向う夜行バスの中ではなんとも複雑な心境だった。

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朝、カイロに到着!
 
 
ダハブは海が多くて、あんまりエジプトに来た感覚はなかったけど、カイロの街は砂っぽいしターバンを巻いている人が多くてやっとエジプトに来たという実感がする。
 

女性用のオシャレな衣装もたくさんショーケースに並んでいた。




とりあえず有名な日本人宿・サファリにチェックインして荷物を置いた。

なかなか年季の入った建物だったけれど、これはこれで良い味をだしている。






お腹も空いてたしまずは朝食を食べて博物館へ行くことにした。
 


 
エジプトはインド・モロッコと並んで三大うざい国の1つと言われているからある程度構えていたけど町で会う人たちは親切でフレンドリーな人ばかり!
 
写真を撮ろうとするとポーズを決めてくるし、カメラを持っているだけで「写真撮ってー!」って話しかけてくる!
 
もちろん、その後にお金を請求されることもない。
 
 
学生たちがたくさん話しかけてきて、「一緒に踊ろうぜ!」って言って歌を歌い始めたり、本当にすごくフレンドリー!

 
インドと違ってそこでお金を貰おうとか、物を盗もうとかって魂胆もなく、純粋に親切な人達ばかりで、「なんでみんなそこまでうざいって言うんだろう」って疑問でしかなかった。
 
 
まぁ後日、嫌というほど知らされることになるんだけど。
 
 
焼けるような暑さの中、博物館に辿り着くと、冷房が効いていてすごく気持ちいい!

残念ながら入り口でカメラを預けなくてはいけない為、写真が一枚もないのだけど博物館の中には、これでもか!ってくらいに棺やら石像が並んでいて、エジプトの博物館というイメージを全く裏切らない展示数だ。
 
 
展示されている物は紀元前1300年前あたりの物がザラで文明の発達スピードに驚く。
 
日本ではまだ土器をやっと作れるようになったかどうかのあたりにエジプトでは銀細工やらピラミッドやらツタンカーメンの仮面やらを作っている。
 
エジプト文明の神秘を肌で感じて鳥肌が立った。


ミイラも展示されていて、本当に見応えのある博物館で宿に戻ってからもしばらく余韻が残っていた。



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5日間のライセンス講習も無事に終わり、ちあき、かずき、忠雄さん、俺の4人で一番行きたかった沈没船へ行くことになった!
 
 
元々、紅海の沈没船は色んなダイバーから絶対行ってみた方がいいという話を聞いていて、おそらくは世界の中でもベスト5に入るダイビングスポットっていうくらいに人気がある!


天気もいいし、すごく楽しみだ!

朝早くから車で港まで行って、そこから30人乗りくらいの大きさの船でポイントを目指す!
 



インストラクターは俺らのグループに1人くらいの割合でついていて、親切そうな人で安心した。
 
ポイントの上に着いて、海に入ってみると透明で青い世界の中に大きな沈没船が沈んでいる。
 
 
1本目は船の周りをぐるっと回って外側を探索。
 
船外には珊瑚なども生えていて、魚もたくさんいてすごく綺麗だ。
 
第二次世界大戦中、ドイツ軍に砲撃されたイギリスの船らしいけど、当時のまま時間が止まっているようにも見える。
 
 

↑大砲の弾

 


爆撃のあとか、所々に大きな損傷跡も残っている。


当時の乗組員達一人一人の人生にはどのようなドラマがあったのだろう。

今は珊瑚や魚がいて綺麗になっているけれど、この船には未だに色んな想いを乗せたまま沈んでるんだなと感じた。



 
2本目は船内に入ってみる。
 
 
船内は真っ暗で懐中電灯を使って中へ進んでいく。
 
船内には車やバイク、砲弾などがそのまま残っていた。
 

 
 


3本目は沈没船とは少し離れた流れの強い国立公園内のポイントでドリフトダイビング。
 
ここは見たことがない程、カラフルな魚や珊瑚がたくさんいる!
 
 
透明度も高くてディズニーの世界にいるみたい!
 
ダイビングした中では一番好きなポイントだ!
 
 
残念ながらカメラの電池が切れちゃって撮れなかったけど、おそらく一生忘れられない光景だと思う!
 
 
 
その晩は一緒にライセンスを取ったメンバーやら宿で仲良くなったメンバーとご飯を食べて怖い話とかをしてからヤニオール!



 
あと2日でこのメンバーともお別れだと思うとヤニをやめることが出来なかった。
 
朝はみんなでラーメンを食べて、宿に来ていた6歳くらいのタイチくんと遊んでたら完全に寝るタイミングを失った。。。。
 
そのまま近くでスノーケルをして、午後はモンゴルに備え屋上で筋トレ。
 
 
この日は宿のみんなでBBQをしてから、ヤニオール!
 
さすがに2連続は厳しかったけどみんなとのヤニも最後だし頑張って起きていた!
 
朝7時、やっと沈没船ダイビング以来に寝れて、めっちゃ気持ち良かった。
 
昼には起きて、グダグダしてからみんなでご飯を食べて、ついにバスの時間に。
 
みんな見送りに来てくれて、俺、ちあき、かずきで夜行バスに乗り込んだ。
 
 
ダハブっていう場所が最高だったのもあると思うけど、それ以上に一緒にいたメンバーが最高だったからここまで楽しめたんだと思う!
 
本当に楽しいダハブ生活だった!
 
 
旅の仲間も出来るし、最高に楽しい思い出も出来るし、なんて言ったって海が綺麗だし、これから旅をする人はダハブでのダイビングライセンス取得を本当にオススメ!!




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ダイビング講習最終日。
 
この日はキャニオンとブルーホールという有名なポイントでダイビング!




キャニオンは珊瑚と魚がカラフルですごく綺麗なポイントでウミガメも見れたよ!


もう講習というよりもほとんどファンダイブに近いな!


 

 
2本目はブルーホール!
 
名前の通り筒状に大きな穴が空いていて何が原因なのかは不明!
 
その筒のところだけがすごい深さで下が見えない。
 
 
 
水中の動画だと全然わからないかもしれないけれど不思議な場所だった!
 
ちなみにブルーホールの中は何もなくてつまらないから、ブルーホールの外側の動画を載せておきます。









ダイビングの機材を積んで車を走らせていると後ろの荷台にどんどん人が飛び乗ってくきたw
 
ダハブのこういうフリーダムさも大好きw




運転手の子供も可愛かった!



 
最後にいつもマンゴーマンゴーを飲んでいる海辺のカフェでライセンスの試験をして終了!

こんな最終試験ができるのもダハブならでは!



ダイビングライセンスを取るなら絶対にダハブがオススメだな!




無事に試験も合格してまたヤニを始めたw
 
 
 
 
ダハブの綺麗な海でダイビングライセンスを取って本当に良かったと思う!
 
これでどこでも堂々とダイビングができるな!!


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朝、起きてみるとやはり日本人が多い!
 
さすがダハブの日本人宿として有名なディープブルーだ!
 

$405(宿泊費等全て込み)でアドバンスまで取得できるのはかなり有難い!


目の前が海という立地も最高だな!!





犬も海に入り、子犬もバテるほどの暑さだけどそれがまた良い!!



 
まずは学科をビデオで学習して答え合わせ!
 
既に20本近く潜っていたからおおよその知識はあったし、かなり楽だった。
 
 
夜は忠雄さんとちあきの知り合いのしもさんとビールを飲みながらヤニというトランプゲームをした。
 
すごく心理戦要素が高くて面白くみんなで完全にハマり、朝4時までやっていたw
 

ヤニのルールはコチラから
http://ameblo.jp/taitan-v3/entry-11790594251.html

 
翌日はイスラエルで一緒だったかずきも合流してダイビングで中性浮力の練習。
 
そして夜は、またビールを飲みながら朝までヤニ。
 
 
そうして昼はダイビングとスノーケル、夜はビールとヤニという毎日を送った。

海の中もすごく綺麗でライセンスの講習中ということを忘れてしまうほど!





 
波の音を聞きながら、蚊と戦いつつ、海パンでグータラ生活を送れるという楽園に最も近い場所だと思う。
 

ご飯はみんなでシェア飯をしたり、マンゴーマンゴー(マンゴージュースにマンゴーアイスがのったダハブ名物の飲み物)を飲みに行ったり、本当にまったり生活だった。

この旅の中では一番楽しい時間だったかもしれない!

俺の大好きな犬も野良だけど色んなところにいるし、海はものすごく透明だし、宿はみんないい人ばっかりでそんな日々はあっという間に過ぎて行った。



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ヤニのルール


3~7人程でプレイできるイスラエル発祥のゲーム。

心理戦と運の両方が必要で中毒性が高い!
ダハブでは毎日のように朝までこのゲームをしていた!


【ルール】

このゲーム内ではJOKERは0、絵札は10としてカウントする。


1. 1人7枚ずつ手札を配る

2. 山札から1枚カードをめくり、場に置く。

3. 最初はジャンケン、次の回からは最下位の人から時計回りに自分の手札を捨て、山札の一番上、もしくは前に捨てた人のカードを1枚引く。
 ※同じ数字のカード、同じマークで連続した3枚以上のカードは同時に捨てることができる。
   前の人が3枚以上出した場合、両端のカードのどちらかを選んで引ける。

4. 手札の合計が7以下になったら自分のターン(カードを引く前)に「ヤニ」と言うことができる。

5. 「ヤニ」と言った時点で、全員のカードをオープンし、ヤニをした人の合計点が一番低ければその人の勝ち。

他の人の点数がヤニをした人と同点、もしくは低かった場合「ヤニ返し」が発生。


【点数の付け方】

ヤニをした時点で点数が一番低い人は0

ヤニ返しをされた人の点数は【ヤニ返しをされた人数×3倍】になる。

それ以外の人は手札の合計額を加算

誰かの合計点が200を超えた時点で終了!

例 Aさんが手札の合計7でヤニをして、Bさんが6、Cさんが5、Dさんが12だった場合。

Aさん 7×(3×2)=42 (ダブルヤニ返し)
Bさん 6
Cさん 0
Dさん 12



めっちゃ面白いので試してみてくださいね!
もしルールでわからないところがあればコメントください!


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事件はヨルダンからエジプトへ向かっている途中に起きた。
 
フェリーでエジプトに到着した20時頃。
 
 
この日は朝5:30に起きてぺトラ遺跡を駆け回った後の長時間移動だったし、もうクタクタ。
 
早く宿でゆっくりしたいと思ってたのに、別オフィスで入国の手続きが必要らしく、港内を行ったり来たり。
 
やっとの思いで全ての手続きを終わらせて最後の荷物検査を行うと何故か単眼鏡が検査に引っかかった。
 

体格のいい検査官が、不機嫌そうな顔で「これはなんだ?」と聞いてくる。

 
笑いながら、「これはただの単眼鏡だよ」って話をしても、険しい顔をした検査官は「何の為だ!」と色々聞いてきた。

バードウォッチングをする為って説明しても全く聞き入れてくれず、疑いは増えるばかり。
 
もしかして迷彩ズボンのせいか。。。
 
 
結局、詳しい荷物検査でナイフも見つかり別室に連行。
 
一時間程待たされていたけど、「別に他の国では全て通ってこれた訳だし大丈夫だろう」と高を括っていた。
 
 
 
遅いなーって思いながら待っていると、ここの署長と思われる人と付き人が部屋に入ってきた。
 
重々しい雰囲気の中、険しい顔をした署長は口を開いた。


「何故ナイフを持っているんだ?」
 
「リンゴを剥いたり、ヒモを切ったりする為です」
 
「この単眼鏡は?」
 
「バードウォッチングをする為です。インドネシアで見つけて気に入り、買いました」
 
この雰囲気に流されまいと笑顔で愛想よく全ての質問に答えていく。
 
それでも署長の顔は険しいまま、また話し始めた。
 
 
「エジプトでは法律上、ハサミやナイフの持ち込みは禁止されている。本来であれば警察署に連行するかヨルダンに送り返すかどちらかの選択だが、今は夜も遅くてどちらも難しく少し検討するから待っててくれ」
 
「ちょっと待ってくれ。パスポートを見ればわかると思うけど今まで様々な国に入って、このナイフは一度も止められなかった。この大きさなら人も殺せない。」
 
「エジプトの法律ではそういう決まりだ。ちょっと待ってろ」
 
 
署長と付き人は部屋の外に出て行った。
 
まさかの展開にやや焦る。せっかくエジプトに到着したと思ったのに。。。
 
 
冷静に最善策を考えてみるけどただ平謝りする、賄賂を渡すくらいしか思いつかない。
 
手間やら交通費を考えて最高でも$150か。
 

賄賂で買収できなかった場合はどうすればいいのか。

最悪のパターンまで全て考えておかねば。

 
 
色々考えていると5分も経たずに署長が戻ってきた。
 
「夜も遅いからナイフを没収させて貰えれば、入国を許可しよう。」
 
「OK!ありがとう!」
 
 
1時間半ほど経って、やっと解放された。
 
お腹も空いたし、もうクタクタだ。
 
 
忠雄さんとちあきにはかなりの長い時間待たせてしまって本当に悪いことをしてしまった。
 
でもそのまま通れて本当に良かった!


タクシーでダハブに行って、近くのレストランでパスタを食べてからすぐに寝た。




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10分寝坊して朝5:50に宿を出た!
 
まだ太陽も昇ってなくて真っ暗だけど、まだうっすら星が見えてるから天気はいいのだろう。
 
 
道路には車も人も全く通っていなく、まだ空気が冷たくて気持ちいい。
 
 
ただそんな悠長に歩いている場合でもなく、10:00には宿に戻らなきゃタクシーに間に合わないし少しでも早く遺跡には着いておきたい。
 
小走りで遺跡まで向かっているとちょうどそこに車が通った。
 
 
ダメもとで親指を立ててドライバーのほうを見てみると、車は目の前で止まってくれた。
 
「どこまで?」
 
「ぺトラ遺跡です!」
 
「OK!乗っていきな!」
 
 
青年2人が運転する車に乗り込むと、親切にぺトラ遺跡のオススメスポットやらヨルダンの美味しい食べ物を教えてくれた。
 
たった10分で到着してしまったからあんまり長くは話せなかったけど、すごくいい人たちで良かった。
 
 
 
6:00には受付に到着していたけれど係りの人はいなかった。
 
近くに立っていた警備員に聞くと「あー多分寝坊だな。10分くらいで来るよ。」と。
 
 
警備員の話どおりに10分間待っていたら本当に係りの人が来た。
 
きっと寝坊常習犯なのだろう。



俺を先頭に後ろには2人しか並んでいなくてガラガラ。
 
 
この日のぺトラ遺跡には1番のりで入れた。
 
前には誰もいなくて、事前に手に入れていたMAPを見ながら小走りで進んでいく。
 
 




 
インディージョーズにも出てきた高い岩の壁に両脇が囲まれている渓谷には俺のブーツの音だけが響き渡る。
 
ちょうど朝日も出てきた。
 
広大な景色の中、自分一人しかいないっていうのは本当に気持ちいい。
 
 



途中で猫を発見!!

猫もまだ眠そうだ。




全然可愛くないあくびショット






 

一眼レフ以外は全て置いて身を軽くしてきた甲斐もあって、ずーっと走り続けているとあっという間に遺跡に到着。
 






これだけ大きな遺跡を独り占めできるなんて最高だ!!


 
遺跡をゆっくり見て回ってると黒くて大きな犬がやって来た。
 
一目見ていいヤツだって分かったから、撫でてやって少し遊んだらついて来るようになった。
 
 
 
上からの景色が見たくて岩を登り、見晴らしの良い所へ行ってみると犬も一緒についてきた。
 
登ってみると大地が朝日でオレンジ色に照らされていて、本当にすごい眺めだ。
 




上からの写真を撮って、帰ろうとすると白い犬もどこからかやってきた。





 
次の遺跡に向かう為、1人と2匹で小走りをしていると売店のおじさんに会った。
 
 
迷彩服ズボン+タンクトップで走っていたこともあって、「軍の訓練か?」って聞かれた。
 
「違うよ!(笑)観光で来てるんだけどモナストリー遺跡はどこ?」
 
 
おじさんの指差した方向を確認してお礼を言い、また走りはじめる。
 
しばらく平坦な荒野だったけれど、目の前に大きな岩山が現れた。
 
どうやらこの岩山の上に目的地があるらしい。
 





 
階段の道もあったけれど遠回りなっている部分も多かったから4本脚で崖を駆け登った。

気付いたら犬たちはどこかに行ってしまったようだ。


ジョギングペースで走っていると途中で売店のおばさんに声を掛けられた。
 
「ちょっと!!これ手伝って!!」
 
店を開けるのに商品のネックレスが乗っている板を持ってて欲しいらしい。
 
さっさと手伝いを済ませて、また走りはじめる。
 
 
後ろではおばさんが「ありがとうー!」と手を振っていた。
 
 
しばらく進むとまた売店があってそこの子犬が絡んできた。
 
生後3ヶ月くらいの子犬は自分で歩くのもままならない程、ヨチヨチ歩いてくる。



 
休憩がてら、売店の子どもと子犬と遊んだ。
 
手でお腹を撫でるとピョンピョン跳ねて、じゃれてくる。
 
子犬が可愛いすぎていつまでも遊んでたかったけど時間もないし、先を急いだ。


道的には安全なんだけど高所恐怖症の人は少し怖いかも?





 
 
しばらく登ると岩山の上には目的のモナストリ―遺跡があった。




 
モナストリ―遺跡の正面には小さな山があって、その上から見える景色もすごく綺麗だ。
 




ワンピースでこんなシーンがあったような。。。。

時計を見ると、まだ7:30。
 
まだ時間にも余裕があるから、寝転がってゆっくり休んでから山を下りはじめた。
 
小走りで2mくらいの高さからの岩をピョンピョン降りていると現地の青年が着いてきた。
 
 
青年は「勝負だ!」と言わんばかりにスピードを上げていく。
 
俺も負けじとスピードを上げてダッシュ!!
 
 
本気で走り続けてるとすぐに体力の限界が来て、結局その青年には負けてしまった。
 
「あんた現地人でもないのに早いな!」って褒めてくれて、俺のことをブラザーと呼ぶようになり、一緒に歩き出す。
 
色々話しながら歩いていると、ロバを連れている人がいて「俺の友達だし安くするから乗ってくか?」って聞いてきた。
 




$4だし、日も高くなってきて暑いし、せっかくだから乗ってることにした!
 
実際、歩きはじめるとめちゃくちゃ遅い!!
 
自分で歩いたほうが早いんじゃないかってほど!


でも景色はゆっくり楽しめたから良しとしよう!




 
 
馬と同じ要領で軽く走らせて、なんとか入り口までは進んだけど大変だった。
 
やっぱり馬が一番だな。
 
 



入り口の警備員と写真を撮ったらネックレスが神懸ったw



 
10:00ちょうどに宿に到着して忠雄さんとちあきとTAXIでアカバって町に行き、そこからフェリーでエジプトのヌエバに向かった!




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朝8:40、イブラヒムじいさんにお別れを告げて宿をチェックアウトした。
 
毎食お腹いっぱいに食べさせてもらって本当に優しさに溢れた家だったから、離れるのが惜しいけどもうゆっくりしている時間も無くなってきた。
 


 



少し多めに寄付をしてから、町の中心地にある嘆きの壁を見に行ったけれど、はじめて超正統派ユダヤ人を見て驚いた。
 
ハットから靴まで全身黒で統一されてて、もみあげが異常に長い。
 




 
嘆きの壁というのはユダヤ教で最も神聖とされていたエルサレム神殿の壁らしく、今は現存している西の壁でユダヤ人たちが祈りを捧げているらしい。
 
少し異様な光景にも感じるけれど、その超正統派と呼ばれる人たちはユダヤ教の中でも1割未満とのこと。
 
 
もともと「ユダヤ人大富豪の教え」等の書物を呼んで、ユダヤ人の思考回路はどんなものなのか気にはなっていたけれど、直接に接する機会は今回もなかった。
 
もしどこかで話す機会があったら、色々語ってみたいと思う。
 
 
 
とりあえず時間もなくて10:00のバス($4)でヨルダンへ出発した。
 
11時間もかかった道のりも3時間で到着。
 
あの11時間はなんだったんだろうw
 
 
宿に預けていた危険物を回収して、すぐにぺトラ行きのバス($10)に乗った。
 
14:20に町のはずれから出発して17:10にぺトラ到着!
 
 
バレンタイン・インという宿に行ったら前にアンマンの宿で一緒だった、忠雄さんとちあきがいた!
 
2人は明日の昼には出発してしまうらしい。
 
 
この宿の夕食はビュッフェ形式の上にチキンとかもあってすごく美味しい!
 
夕食を食べながらぺトラ遺跡の話やらダハブに向かう手段を2人から聞いていた。
 
情報としては
 
・その日のフェリーに乗りたければバスだと間に合わない可能性があるからタクシーをチャーターしなきゃいけない。
 
・ぺトラ遺跡は朝6時から開いている。大体5時間くらいで見れる。
 
 
明日2人と行けばタクシー代も安くなるし、俺も朝早くぺトラ遺跡を見て一緒に向かうことにした。
 
その夜に雨が降り始めたから天気を心配しつつも、荷物をパッキングして少し早めに就寝。
 



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