『挨拶』と『やる気』の大切さ
みなさん こんにちは『 あきピアノ教室 』の あき先生です今日は年長のYちゃんのお話すごくハキハキしていてレッスン開始のご挨拶もこちらが気持ち良くなるほどさわやかに挨拶してくれ綺麗なお辞儀をしてくれる女の子ですそして何より「モチベーションが高い」この2つとても大切です!これは私が社会人経験から学んだ事。実は私の家はけして裕福ではありませんでした。音高受験時になんと父の会社が倒産それでも「娘の夢を諦めさせるわけにはいかない」「なんとしても叶えてあげたい」と父は次の就職が決まるまで深夜お弁当工場でアルバイトをし母は家での内職と掛け持ちで企業のトイレ掃除のアルバイトまでして必死に働き、音大付属高校と音大の学費を出してくれました。私も夢を諦めないかわりに両親と交わした約束。1,音楽高校に入学しても「お母さんたちには 学費以外を出す余裕はないから お弁当代、楽譜代、お小遣いは 全部アルバイトで稼ぐこと」2,「音大卒業後は学費を少しずつ返すこと」その両親との約束のおかげで苦労も多かったですが大好きな音楽を専門的に学ぶと同時に音楽業界以外の仕事も数多く経験する事になったわけです。時には、大手企業で社員研修のセミナー講師。時には大手医療機器メーカーで輸入事務。お腹の中の赤ちゃんを3Dで見られる『超音波診断装置』の国内1号機を輸入するチームに入りました。そんなちょっと変わった職歴のピアノ講師です。音楽業界にどっぷりと浸かっていられなかった淋しさはありますが広い社会に出て得られた事は本当に多かった接客業、指導者、事務、経理マーケティング、営業、、、etcどの職業にも共通して必要なこと。それは『与えられた仕事に対して言われた通りではなくプラスα頭を使う事』自分なりにやり易い方法は?精度を上げるには?効率的にやるには?相手が望む事は?すべてモチベーションを高く持っていなければ発想できません。そしてもう一つ大切なスキル。自分を表現し周りと円滑に物事をはこべる『コミュニケーション能力』でした。だから当教室の生徒さんには音楽以外にも大人になってこの子達が社会に出た時に1つでも役に立つ事を伝えていきたいと思っています。私がたくさんの尊敬する大人に叱られながら、教わりながら大きくなったように。まずはコミュニケーションの基本の基本『挨拶』これがちゃんと出来るか?出来ないか?でその人となりを判断されてしまうならしっかり出来た事に越した事はない!社会に出るとなんとなくの挨拶は出来ても恥ずかしさからか、経験がなかったからかきちんとした挨拶が出来ない新人さんが多いのです。もったいない!だから、当教室では恥ずかしがる年齢になる前3歳4歳5歳のうちからしっかり身につけて大人になった時に役立ててもらえるようレッスンの始めと終わりに和音にあわせて私とお辞儀をして挨拶を交わしています。やり方はまず「よろしくお願いします」と相手の目を見てはっきりと挨拶してからお辞儀。挨拶は決してお辞儀と一緒に言わないこと。「一緒にやると自分のつま先に挨拶しちゃう事になるよー」と伝えます。そして女性なら手は前で軽く合わせる。その時の手左手を利き手の右手にのせて相手への忠義を尽くす形のマナーを取り入れています。これ、子供たちに教える時「デパートのお姉さんとかスチュワーデスさんたちがするご挨拶と一緒だよー。やってみよう!」と誘うと喜んでやってくれます。みんな一瞬で憧れの綺麗なお姉さんなった気分。このYちゃんの挨拶は素晴らしい!私まで気分がシャキッとします。そしてYちゃんのもう一つ素晴らしいところ!それは「自分で考える力」があるところです。曲を練習する時「先生、こことここは同じだよね」「ここはここの反対だね」なんてただ弾くのではなく自分で曲を読み解いて弾くのです。このパターンで曲を読み解くことはたまた大きく言うと作業、仕事をパターン化してこなす事は脳の整理が出来、余計な負担をかけず効率アップが望めます。それを年長さんからピアノの練習を通してトレーニングする事はきっとYちゃんにとてもプラスとなる事でしょう