北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも -3ページ目

大卒の失業率

現在大卒の失業率は4%くらいだそうで、高卒の人に比べると半分の比率だそうです。新卒だけをとってみると、経験のなさのためか約8%くらいだと言います。

アメリカの場合には、一般的に学生たちが一斉に就職活動をしはじめ、求人の側も新卒採用の時期がいつまでと決まっているわけではないために、少数を除いては、五月雨的に就職が決まっていくこととなっています。したがって、この大不況以前では、大学卒業までに就職が決まっているのが25%くらいが普通の範囲なのではなかったかと思います。Pomonaの最近の卒業生をみると、不況の影響で、以前の比率の23%くらいから相当上がっていて、2012年度卒では卒業時に就職が決まっていた学生は40%近くとなっています。この『就職」のなかにはTFAなども含まれているので、必ずしも恒久的な仕事だというわけでもありません。歴史的な大学院進学率を考えると、とりあえずの居場所としての就職先がこの40%の半分以上のようですね。

就職率とは反対に、卒業後のFellowship,Scholarshipなどの受給者の数は以前にくらべると減っているようです。2009年度でも就職を選んで辞退をした学生が数名いたのですが、この傾向はもっと進んでいるようですね。ちょっと「貧すれば鈍する」という言葉を思い出してしまいました。2007年の経済的な打撃が、学生の将来への進路の選択にも暗い影を投げかけているようです。

最近息子と話をしたときに、某文理学院にAmeriCorps VISTAからボランティアが派遣されてきたそうで、彼女は、これから1年間、この大学で仕事を担当するそうです。良く聞いてみたら、彼女は息子と同じHigher Edの修士の資格をもっているそうです。息子は、自分たちはプロの仕事を要求されても、気持ちのもちかたはボランティアの延長線上のようなものなので、彼女はなぜ仕事を探して就職をしないのか、ちょっと不思議がっていました。

多分彼女には彼女の理由があるのだと思います。これについてはおいおいご報告するとして、、、

Santa Cruz Pier 7/26/2012

このような題のブログではかならず、釣った魚の写真などがあるのですが、私のは例外、百聞から一見を想像してください。

相棒と二人で、霧のなかサンタクルーズの山越えをして最初にサンタクルーズの桟橋(Pier)の様子を探ってみると、釣り人の姿がまばらなので、もう一度フリーウェーにもどり、すこし南下してAptosにあるSeaclif State Beachまで行ってみたのですが、こちらの桟橋は干潮にむかっているせいか下の水深がないようだったので、また、サンタクルーズに引き返しました。

霧の中で少し風があったのですが、釣り始めたのが、8時ころですが、今回はイカやえびの餌を持参したので小さく切ってご丁寧にも差引き仕掛けのそれぞれの針につけ投げ込んだとたんに、当たりがあり引き上げてみたら、Sanddab(小型のカレイ?)が付いてきたので、これははずして逃がしたのですが、そのあとも、サンダブの子供は来る、Bullhead(カジカ)は来る、イカも釣れるといった調子でサイズさえ気にしなければ盛りだくさんの釣りでした。釣ってははずし、逃がしてやっていると、私の竿に大きめの当たりがありました。マスのように走るので、あるいはジャックスメルトかと思ったのですが、吊り上げてみるとサバでした。これはちゃんと持帰り用にクーラーの入れました。もう一匹はサンダブの8インチくらいのものがかかっていたのですが、分からずにほっておいたので、半分は何者かに食われてしまっていました。

釣り人の仲間による高度な秘密情報によると、先週の水曜日の早朝この桟橋にサバの群れがやってきて、この釣り人は100匹以上を吊り上げたそうです。それを聞いた釣り仲間のRさんが、木曜日、土曜日、日曜日と桟橋で終日群れを待ったそうですが、ついに現れずだったそうです。彼はこの桟橋で働いている職員も手なずけていて、サバ、いわし、アジなどが来たときはその日のうちに電話で通報があるように仕組んでいます。私たちのところへはRさん自身が試してみた段階で彼から、通報があります。

あの湖のつりは、夏はなまずが中心ですが、今頃はスモールマウスバスの子供が多数岸によってきています。そこで、これらを、小さなジグヘッド(1/16オンス)にプラスチックの擬似小魚などをつけて投げると飛びついてくるので、ウルトラライトの竿に2Lbs Testの糸をつけて遊ぶと結構面白い釣りができます。サイズが小さすぎるので、こちらは完全なスポーツフィッシングですから、ゼロリミットで持ち帰りはありません。バスのリミットは1日に5匹、サイズリミットは12インチ以上であれば持ち帰り可となっています。

ちょっとバスの話をすれば、サンノゼの近くの湖で釣れるバスには、体内に規定以上の水銀があるため食用にはならないので、結構大型のものが釣れるようですね。

サンタクルーズからの帰りにはMitsuwa Super Marketによって、九州フェアとかで出ていた、サバすしを買い込んで家にもどりました。夕食に食べましたが、おいしかったです。

「アメリカの大学は入学が易しく、卒業が難しい」の裏にあるもの

このブログの読者の方はもうご存知のように、このテーマのような大学とは対置して入学できれば、必ず卒業できる大学も少数ながらあるわけですが、学生が卒業できない原因はなにかを探ことはなかなか難しいように思います。たぶん、思いつきやすい回答としては、教育の質が悪い、教授と学生の数に比率の問題、教授の質(博士号取得の大学院のランク)などなどで、大学(教育)の側に主な問題があると思われるのが普通ではないでしょうか?

しかし、教育というのは、授ける側と受け取る側があり、上で述べた理由は、受け取る側に不足、問題がないとして、という仮定の上での答えだと、私は感じていました。受け取る側に大学レベルの授業を受ける学力的な準備ができていない、学費稼ぎのため勉強時間が足りない、家族の面倒を見なければならないといった、学生の側にある個人、個人の抱える課題はなかなか表面に現れないので、卒業率を数字化するなかで問題が焦点からこぼれてしまう傾向があると思います。とくに、このような学生の集まる州立大学では、能力があったとしても、お金がない、時間がない、その両方がない、などの物理的な制限から大学を修了することが出来ずに中途退学を余儀なくされる学生も多いと思います。

私の住んでるカリフォルニアでも、働きながら大学に通っている学生の比率は、UCよりもCSUのほうが数倍高いように思います。勤労通学学生のおおいCSUでは30代、40台の学生もめずらしくなく、6年間でも卒業できない学生がたくさん居ます。

たとえば、Harvard Collegeに入学した学生たちをFA付きで、そのまま、CSU Dominguez Hillsに転学させて、4年間在学させると、彼らに関する卒業率は95%くらいまで上がることは容易に予想が付くと思います。

こうして見ると、卒業率の低い大学というのは、逆説的にいえば立派な大学で、学生に要求する科目習熟度の規定を頑固に守っていて、それに達しなければ合格点を与えないということの証でしょうから、このような大学を卒業した人は胸をはって大卒ですと言えるようにも思います。

学校のレベルというのは、ほとんどの場合、そこの教育の質ではなくその質を決定する在学する生徒、学生の学力レベルだと思います。そして、その生徒、学生の学力レベルを決めるのは、家庭の資力、教育環境が決定的な要因のようですから、ほんとうに、高校でも、大学でも教育のレベルや卒業率を上げようとするなら、子供が幼いころから思い切り勉強ができる環境を整備するような政策が必要があるのではないでしょうか? これは、教育の問題をこえた政治の問題ですね。貧困こそが教育一般の最大の敵なのではないでしょうか。

日本からの留学生にとっては、一番の問題は英語力の不足で「大学レベルの授業を受ける準備ができていない」に該当すると思われますから、これが挽回できなければ、卒業が難しいということになると思います。私の知っている限りでも、4年生になっても英語の習熟度が大学の規定点ぎりぎりの留学生も結構いるようです。

この大不況のなかで、州立に限らず大学そのものの資力が落ちてきているので、そのしわ寄せを受ける学生にとっては、全く厳しい状況だと同情しています。景気と卒業率は、まったく比例関係ですね。

文理学院

高校をでて、高度な楽器の演奏をまなぶコンサーバトリーのことを「音楽学院」というのだそうです。そして最近、リベラルアーツカレッジのことを、中国語で「文理学院」と呼ぶことを学びました。こちらの名前のほうが、体を現す名訳だと思っています。大学より小さな学院、習う分野は主として文と理(音、芸などもあるけれども)というわけで、これからは、文理学院という名の普及に粉骨砕身する所存です。(笑)

さっそく息子は、某文理学院の職員です、と使ってみましょう。

「家族」の結婚式

息子がPomona Collegeを卒業してから3年となります。大学での彼の『家族』の一人だったLさんは、『将来は、最高の主婦になりたい。(将来の進路のDiversity?)」と明言していた料理の名人なのですが、その望みがかなったようで、この9月に結婚することになりました。息子が1年次を終えての夏休みに、彼女から小包がとどき、開けてみたら、お祝いのケーキだったりしたこともあり、寮に引越しのときに、手伝ってもらったりで、私たちにも気心の知れた息子の仲良しでした。

彼女はシアトルの出身でアラスカのある大学院の修士課程でEnglishを専攻し今年卒業したはずです。結婚式の期日がきまり、その予定を聞いた息子たち6人の『家族」は、時間と日を決めてGoogle plusをつかって2時間のオンライン会議をしたそうです。ただ、今いる場所が日本、ハワイ、西海岸、中西部、東海岸と散らばっているので、日本時間の午前11時に合わせた会合だったそうですが、全員が、結婚式に必ず出席すると言っているそうで、仲間の結束の堅さが伺えるようです。日本にいるのは中国から最近転勤になったMLBのJ君。彼と息子だけが就職者で、あとは2人がMed School2年生と3年生、PhD2年生とこの秋からのPhD新入生(Law School志望からの変針)が1名というのが内訳です。

大学では、それぞれの予定が違っていても、夕食はいつも一緒だった7人は、興味もちがい進路もさまざまだったのですが、『気が合う』という一点で結ばれていて、これからも事があるごとに再会を重ねて行くことでしょう。

寮の部屋割り

夏休みも、2ヶ月がすぎ、もう1月余りで新学期(セメスター)が始まります。某LACでも現在は、新入生を迎える準備を進めているそうですが、このなかで大事な事のひとつが寮の部屋割りです。この大学では、6月のオリエンテーションの際に、気に入ったルームメート候補者がみつかったら、それを大学の告げて、大学はそのことを考慮しながら部屋割りを決めていくそうです。

息子は、大多数の新入生の責任を持っているのですが、昨年度は、就職した時点では、すでに部屋割りが決まっていて、今年度、初めてこの作業に携わりました。この大学の場合には、ルームメイトとの相性を見極める要点は、以下のことだそうです。

1.いつ寝るのか?
2.きれい好きの度合い
3.騒音、音に対する耐性

習慣や気質も在学中に変わる可能性はあり、とりあえずはこれらを指標にした部屋割り、ということのようですね。入寮の申し込み用紙に書かれた情報のなかから、名前、希望、生活習慣を書いたカードを全員の分つくり、それを組み合わせながら、ペア、3人組をつくっていくそうです。最初に、ルームメイトの希望がある学生についての部屋割りがあり、こちらは2人部屋、残りの学生は、息子が上の生活習慣にしたがって部屋割りをしていくそうです。

息子と同時に就職した仕事仲間が、小規模LACでの仕事が肌に合わなかったようで、U Oregonに同職で転職し、これは補充されたのですが、もう一人の仲間が、現在Georgetown Uの面接の結果待ちとなっているので、彼が転出すれば、その分の補充も切羽詰った時期に必要となり、来年の陣容はどうなるのか、就職後1年の彼は気がかりなようです。ただ、息子にしても
来年度が終わる前から、また就職活動にはいることになるかもしれません。

10ドル 献金

最近息子宛にPomona Collegeから寄付の誘いのカードが届きました。これによると、1口 10ドルということになっています。卒業してからまだ時間が経っていないので、大学院で研究をしていたり、就職していたとしてもひよこで経済的なゆとりがないだろうという想定のもと、誰でもできそうな10ドル献金というわけです。

しかし、よくこの勧誘を読んでみると、献金しないほうが「損」と思わせるような条件がありました。PBS(アメリカの公共放送)をご覧になっているかたは、Pledge Driveー募金運動のときに、マッチング ファンドとよばれる募金の姿があることをご存知だと思います。視聴者がある額の献金すれば、ほかのスポンサーがその金額と同額の献金を自動的にするという制度です。したがって、献金する個人は、自分が献金することでその倍の金額がPBSに支払われるために、対費用効果抜群だと満足感も倍になるということですね。

『損」と思わせる仕掛けは、もしも君が10ドルの献金をするなら、ほかの寄付者が献金額の5倍の50ドルの寄付をすると約束しています、というもので、いかにもPomonaらしい大判振る舞いです。早速息子も、この提案に釣られて、寄付をするそうです。

Mitsuwa.Com

『xxxx(息子の名前)の誕生プレゼントどうする?」とワイフの問い、「じゃあ、またHickory Farmにでもする?」これが、私の答え。というわけで、遠方の息子の誕生日のプレゼントを何にするか、ちょっと頭を使っていました。

そんななかで、ワイフが見つけたのが、Mitsuwa. Com。日系スーパーのあのMitsuwaのネットショップです。所在はNew Jerseyにあるとかで、東にいる息子にも近いために、中をのぞいてみたら、彼の好物のお茶漬けのり、せんべい、そば、そばつゆ、などなどが注文できます。ほかにも、シャブシャブのお肉などもあります。日本から注文が出来るかどうか分かりませんが、もし出来るとすれば、留学生をもつ親御さんにとっては便利だとも思います。たぶん、もう知っているという方も多いかもしれません。 サイトは

http://shop.mitsuwa.com/index.php

「これ試してみよう。」というわけで、早速注文をしてみました。送料が高いのが難ですが、ほかに選択の余地もなさそうなので、これは我慢ですね。そうしたら、次の日に、『ご注文になった、これらの2点は売り切れています。代替品としてこれらはいかがでしょう?」というメールがありました。これは、代替品不要という返事をだして、次日には、『UPSで発送しました。」という連絡がありました。英文のサイトから注文したせいかこれらのやり取りは英文でしたが、日本語のサイトからの注文のさいには、日本語の交信なのではないかと想像します。Tracking(発送品の追跡)Numberから調べてみると、翌日には息子のところに配達される予定となっていました。

その当日、息子から、電話があり「Mitsuwaから突然荷物が着いて、これは、多分Mom & Dadからだと思ったけど、そう?」という問い合わせがありました。Surprise Presentも注文した人が分からないと(カードやメッセージは一緒に送れない)と戸惑いのほうが大きいですよね。これは改良の余地ありでしょうね。

電話のついでに、「ちかいうちにボーナスがもらえるよ。」という報告がありました。彼のような仕事にボーナスがあるとは知りませんでしたが、ワイフなどは、その額をきいて「それでロンドンにでも遊びに行ったら?」とそそのかしています。

クラシック音楽FM放送局 再開

サンフランシスコの湾岸には、以前KDFC 102.1というFMの放送局がありました。しかしながら、クラシックの音楽の流している商業放送局は、利益率が低いせいか売りに出されてほかの音楽を流す放送局に姿を変えました。ジャズも同様で、私の好きだったFM 103.7という放送局もいまでは、ほかの音楽を流しています。

さて、このクラシック音楽の局は、FM放送からは撤退したものの、しぶとく今度はOnline Broadcasterとして、ネット上で放送を再開していました。ちなみにサイトはこちらで、現在でも利用できます。世界中に視聴者がいるそうです。

http://www.kdfc.com/

オンラインの放送をしつつ以前からのスタッフがこんどは、「コマーシャル」による経営での再開ではなく、視聴者やスポンサーからの募金でまかなうFM公共放送への衣替えをするために、大掛かりな集金キャンペーンを行いました。そうしてこの地域の弱小FM放送局をいくつか組み込んできていて、すこしずつFM電波が届く地域を広げていったのですが、最近、新たな放送アンテナを取得して最後に残っていたDead Zoneも解消できました。これで、この一帯を車で走っていても、場所によっては選局しなおしが必要ですが、とにかくクラシックの音楽が聴けることになったわけです。

この地域にお住まいの方には、FMの

90.3 ーーサンフランシスコ、サラトガ、ロスガトス
104.9ーーサウスベイ、ぺニンスラ
89.9ーーノース&イーストベイ
92.5ーーユカイヤ、レイクポート

のいずれかで、聞くことができます。

FM放送局を立ち上げるに付いて、寄付金集めがありましたが、このときに少しだけ献金した私も、一応はFounding Memberの片隅の一人です。ジャズ、クラシックは一般受けがしにくいのか、この国ではほかのところでも、生き残っているのは視聴者が支援をしている公共放送が圧倒的だそうです。

とくにこの不況の中、どうなるかと献金後思っていましたが、想像以上に自腹を切っても聞きたいと考えるクラシックFMファンは居るようですね。

オンライン、FMともによろしければ、お試しを、、 

Diversity とDialogue

近年はDiversityが重要な案件だと大学の入学審査の前面にでて、人種、宗教、民族、階層、性的な嗜好、政治的な傾向などに違いのある学生をあつめることに、大学の努力が払われてきました。この結果、大学のなかには、いろいろな学生が集まって、それぞれの背景から意見を述べる、ほかのグループと意見を戦わせるというように、キャンパスが活発化して、お互いに学ぶことも多くなり、それなりに成果が上がってきているわけですが、この反面、とくに自分以外のグループと接触する機会の少なかった学生のなかには、新規の体験をうまく乗り越えられないで、摩擦を起こすといった反応をしめす者もあり、その建設的な対応を大学が考えなくてはいけないという状況も生まれてきました。

そこで生まれたのが、前にもお話したInter-Group Dialogueと呼ばれるセミナーです。これは、違った背景を持つ学生たちが小さなグループで会合して話し合い、討論することを通じて相互理解をふかめ、それによって無意味な誤解、摩擦や軋轢を未然に防ぐためのものです。Dialogには司会がいて、進行係、仲裁約といった機能をもっています。州を代表する大きな大学では、どこでもこのセミナーはあるようで、息子が行ったUCLAにもあり、彼は院生インターンの仕事としてこの進行係をうけもっていました。その経験を生かして、現在の某LACでもDialogのクラスをはじめることになり、これからは2つのクラスの責任をもつことになります。

このDialogueの様式は、U Michiganで生まれ育ったらしいのですが、息子はこの大学の研究所が主催して大学近くの町で行われたDialogに関する会議に出席してきました。3日半の会議だったそうですが、中身の濃いもので、毎日終わるとご飯をたべては、バタン、キューの状態だったとか、、、、出席者は60名ほどで、中級職、あるいは上級職の出席者が多く、初年度職員のひよこは彼だけだったようした。ただ、なかにはU Pennに在職するUCLA院の出身者もいて、共通の知り合いを確認したりで、結構楽しんではきたようです。

このプログラムを創出したU Michiganでは、毎学期、40時間にわたるこのDialogueのプログラムが25名の進行係によって同時進行しているそうです。400-500名の学生が学期ごとにこのプログラムの経験をしていくというのは、ものすごいことだと思います。この州でもっともDiversityの面で先進的な教育をしているとみなされているUCLAにしても、学生数では学期ごとに100名ほどだと思います。

某LACでは、未熟者ですが、ただ一人のDiversity Officer(しかもパートで)が息子なので、こんな大仕事にも取り掛かっているわけですね。